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帝国年代記:帝国対連合 Reich Chronik: Reich Gegen Union  作者: 鬼野宮マルキ
帝国からの脱出 Flucht aus dem Reich

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謁見 Die Audienz

アーモニア帝国、帝都・ベーラン

ベーラン王宮内・謁見の間

新皇帝歴1年4月22日

午前9時頃


昨日部下に裏切られ、再生に時間かかる傷を負わされた男爵(バロン)は王宮の謁見の間に着いた。

近衛兵に通され、ヘイドリンヒ・レイポルド・ヴァン・ヒエムラー伯爵、帝国秘密国家警察ライヒ・ゲハイメ・シュターツポリツァイ長官(ライター)とラインヘルスト・ヘイドリヘ大佐(オーバースト)が既に立っていて、入ってきた彼を見ず、空の玉座を見つめていた。

彼ら以外、帝国貴族院ライヒ・ヘーレンハウスの議長である、ジェルミン・ヴァン・ゴブレス辺境伯、ラドルフォ・ヘルナンド・ヴァン・ハイス伯爵と皇帝の個人秘書であるエインルバト・ヴァン・ブルマン子爵が立っていた。


再生の途中で見た目が痛々しかっただが、皇帝に呼びつけられ、昨日のうちに

帝都へと戻った。


帝国(ライヒ)の過去の栄光と輝かしい歴史を再現している壁画と天井画に囲まれ、豪華な玉座が置かれていた。


その玉座の前にモンフレッド・オルブレヒット・ヴァン・リシュトフェン男爵(バロン)が一人で立った。


何かに反応した皇帝の個人秘書は大急ぎで王座の横にある皇帝入室用の大きな扉へと向かい、両手で引っ張り、開けた。


「アーモニア帝国皇帝、エイドルフォ・ハットラー1世陛下、ご入室!!」


ブルマン子爵は大きな声で宣言した。


謁見の間にいた全員は一気に跪き、頭を下げた。


皇帝はゆっくりと玉座に向かい、堂々と座った。


「頭を上げよ」


全員は立ち上がった。


「リシュトフェン男爵(バロン)よ・・・君の噂をかねがね聞いていたが、まさか失敗したというのかね?非常に失望したよ・・・」


皇帝は柔らかい笑顔で言ったが、目がまったく笑っていなかった。


「申し訳ございません、皇帝陛下」


満身創痍の男爵(バロン)はそれしか言い出せなかった。


超人(ユーバーメンシュ)の中には裏切り者(フェラーター)がいたのはもっと驚いたけどね・・・言い訳があるのかね?」


「ございません、皇帝陛下」


「その裏切り者(フェラーター)転生者ライカーナティアーターだっだって・・・それは本当かね?」


「はい、皇帝陛下」


「そしてそいつも敵国の工作員と二人の亡命者とともに転送で逃げたというのかね?」


「はい、皇帝陛下」


一瞬、皇帝の表情に激しい怒りが現れたものの、すぐに消えた。

再び目が笑ってない笑顔になった。


「ヒエムラー伯爵よ・・・貴様は長官(ライター)だな?・・予測ができなかったのかね?」


突然、話が振られたヒエムラー伯爵は少し驚いた。


「申し上げます・・超人(ユーバーメンシュ)の裏切り以外、ある程度予測をしていました、皇帝陛下」


「なるほど・・・確かに・・・(ゼーレ)のない人造人間のはずだね・・・」


皇帝は大袈裟に考える素振りを見せた。


「仕方ない・・・言い過ぎた・・男爵(バロン)よ・・・再生完了次第、逃げた連中を捕まりに行ってもらいたいね」


「承知致しました、皇帝陛下」


皇帝は大袈裟なため息をした。


「今回は予想外であることは認めよ・・・だが・・・誰か(シュトラーフェ)を受けなければ・・・ここにいる全員の油断を誘うと思うね」


恐怖の感情がないはずの超人(ユーバーメンシュ)である男爵(バロン)を含め、謁見の間にいた全員には恐怖に似た感情が芽生えた。


皇帝は立ち、大袈裟に手を振った後、右手の指を鳴らした。

それと同時にヒエムラー伯爵の隣に立っていたラインヘルスト・ヘイドリヘ大佐(オーバースト)が激しい勢いで燃え出した。


「あああああッ!!!!」


大佐(オーバースト)の断末魔の叫びも空しく、すぐ無言となり、灰となった。


「今回の簡単な隠蔽工作を引き継いだのに、すぐに対策は取らなかった無能はいらん、それからあの日和もののワーゲナー署長(シェフ)も処分しろ・・・いいね?」


「承知致しました、皇帝陛下!!!」


全員は一斉に返答した。


勝利(ジーク)万歳(ハイル)!!」


皇帝は相変わらず目が笑ってない笑顔で帝国式の敬礼をした。


勝利(ジーク)万歳(ハイル)!!勝利(ジーク)万歳(ハイル)!!勝利(ジーク)万歳(ハイル)!!」


謁見の間に立っていた全員が大きな声で返礼した


これで一旦完了。

新たな章の始まり。


日本語未修正

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