プロローグ2:研究材料
そのスライムは混乱した、入ってきた方向がわからないからだ
すると、鼻歌が聞こえた
「~~~♪」
それは人間の鼻歌だった、しかしこの森は人間は入ろうとしない
「お、スライムいるじゃん、持って帰るか」
そういって大きな帽子をかぶった女性に抱えられ、森のどこかへ連れていかれた…
────────
その人間は、森の奥深くにある家に着いた
スライムは賢かったため、人間が攻撃しようとしていないことを感じ取ると、素直に抱えられた
「今日からここに住むんだぞ」
人間はそう言ったがスライムは人間の言葉を知らない、しかし知らないからこそ覚えたい
スライムはここに住んで言葉を覚えようと決めた
「にしても暴れないスライムはほんとに珍しいね、たまにいる知能の高い個体なのかな?」
少しづつ、人間の言葉を覚えていく
「それならスライムでも魔法を教えられるし、いろいろ実験もできる」
…この時スライムは何故かわからないが少し恐怖を感じた
──────────
例の女性に連れてこられてからひと月が経った
ずっと言葉を聞いているうちに言葉を覚えた、そして親といたときに覚えた蝙蝠の超音波を使って…
「アー」
ついに、言葉をしゃべることに成功した
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