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続のら犬  作者: 田村弥太郎
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被災地へ

④被災地へ

 中田は同僚を見つけ、手を挙げた。

 互いに「どうしてた」とも聞かず、笑うだけだ。二台に三人ずつ乗り、高速道路を走る。道は段差ができ、スピードをだせない。橋の継ぎ目は特に酷い。

 高速道路を下りて、東に向かう。海に近づくにつれ、道路脇に瓦礫の山が増えて来る。

 一人が、車を降りて写真を撮ろうとしたので中田たちが「やめろ」と言う。写真を撮るのも忍びない光景である。

 中田たちは基地局を廻る。殆んどが高台にあり、津波の直撃はなかったが、それらを繋ぐ光ケーブルは流されていた。

 基地局間を無線で繋ぐには40メートル程の鉄塔の上にパラボラアンテナを設置する。中田たちは鉄塔に上り、互いに鉄塔が見えるか確認する。

 夕方、帰りに携行タンクにガソリンを買う。まだ被災地では緊急車両にしか買えなかった。

 パーキングエリアに戻ると中田の車に、そのガソリンを入れた。

「じゃ、明日行く」と言って、中田は帰る。

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