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世界に一つ  作者: レンにゃ~
5/9

4日目

佳奈「おはよ~マイ!」

舞「おはよ! カナ!すごいことになった!」

佳奈「ちょっ!どうしたのそんなに慌てて」

舞「ヒメが普通にしゃべった!」

佳奈「え?昨日もしゃべってたじゃん?」

舞「違うの!片言じゃないの!」

佳奈「寝ぼけてるんじゃないの~?」

舞「違うの!寝ぼけてなんかない!」

佳奈「はいはい したら学校終わったらね?」

舞「今日は早く帰るよ!」

佳奈「わかったわかった」

舞「準備はいい?」

佳奈「いつでもいいよ?」

舞「ただいま~」

ヒメ「おかえり舞ちゃん 佳奈ちゃんもいらっしゃい」

佳奈「!?」

舞「ね?普通にしゃべったでしょ?」

佳奈「・・・どうなってるの?」

舞「わかんない 起きたら普通に”おはよう”って言われた」

佳奈「う~ん ちょっとためしに」


佳奈「ヒメちゃん?元気?」

ヒメ「うん元気だよ!」

佳奈「・・・ちょっと待ってて」

舞「どうしたの?」

佳奈「こういうのわかりそうな人呼んで見る」

舞「いいけど?わかるのこれ?」

佳奈「どうだろ 見てもらわないことには」

舞「わかればいいね」

佳奈「そうだね」

ピンポーン


舞「は~い」

?「呼ばれてきたんだけど」

舞「粗居君!?」

粗居「あぁ用があるのは川宮のほうだったか?」

佳奈「粗居君早かったね」

粗居「見てほしいのってなんだ夏江?」

佳奈「しゃべる人形なんだけどわかるかな?」

粗居「しゃべる?あぁ名前知らんけどチップかなんか入ってるやつだろ?よくあるじゃね~か」

舞「それがよくあるやつじゃないんだよ!」

粗居「そんな怖い顔するなよ川宮・・・今見てやるから」

舞「こっちこっち」

ヒメ「初めまして 私ヒメです」

粗居「うお!普通に挨拶してしまいたくなるような声だな」

舞「ほかにも色々しゃべるんだよ」

ヒメ「舞ちゃんと佳奈ちゃんに教えてもらったからね」

粗居「・・・ちょっと見させてもらうぞ」

ヒメ「いじめないでね?」

粗居「お前ら変わったこと教えてるな」

舞「教えてないこともいつの間にか覚えてるんだよ~」

佳奈「あとはTV付けてたからそこから覚えたかもしれないてとこかな?」

粗居「まぁいいけど」

粗居「・・・ない 綿の感触しかない」

舞「どうなの?なんか変なの?」

粗居「変なんてもんじゃない どこを触ってみても何か入ってる感じがしないんだ」

佳奈「じゃあどうやって言葉覚えてるっていうのさ」

粗居「わからない お前らこれどこで買ったんだ?」

舞「それねガラガラで当たったんだよ」

粗居「ガラガラ?どっかやってたっけ?」

舞「商店街でやってたよ?そこでおじさんがタダでやらせてやるっていってくれたからやってみたら当たった」

佳奈「私は商品券だったけどね」

舞「言ってなかったけどヒメちゃん世界にひとつしかないって言ってたよ?」

粗居「う~ん とりあえずそのおっさんのところに行ってみよう なんかわかるだろ」

佳奈「賛成」

舞「いいよ~」

粗居「どこでやってたんだ?」

舞「ここの駐車場でやってたんだけど」

佳奈「もう終わっちゃったのかな?」

舞「どうしよっか?」

粗居「ここのスーパーの店員に聞けばわかるんじゃね~か?」

舞「そうだね 聞いてみよっか」




舞「すいません ここでガラガラやってたおじさん知りませんか?」

店員「ガラガラですか? う~ん・・・少々お待ちください」

舞「はい」

店長「お待たせしました お客様申し訳ございませんがここで福引は長いこと行なってはおりません 別の所と間違われていると思います」

舞「あれ?確かにここだと思ったんだけど・・・」

佳奈「おかしいね~ それじゃぁここら辺でやってた所知りませんか?」

店長「この近くでですか? そうですね~・・・そのような情報はなかったと思います」

佳奈「そうですか・・・忙しいところすいませんでした」

粗居「ど~ゆ~ことなんだ?」

舞「わかんない 場所はここであってると思ったんだけど」

佳奈「個人で勝手にやってた? 訳無いよね」

粗居「おいおい したらなんもわからんな・・・帰ってネットで調べてみるとするかな」

舞「ごめんね 私も帰って何かないか探してみるよ」

佳奈「そしたら私は粗居君にくっついて行こっかな」

粗居「ん?いいけど」

舞「それじゃお願いね カナちゃん粗居君また明日ね~」

佳奈「また明日ね~」

粗居「なんかあったら教えてくれ じゃあな」

舞「ただいま~ヒメ」

ヒメ「おかえりマイちゃん 今日はカナちゃんいないんだね」

舞「うん今日は用事あるんだってさ」

ヒメ「ふ~ん ところで何か探してるの?」

舞「ちょっとね 気にしないでいいよ」

ヒメ「は~い」

舞(あれ?ヒメの入ってた箱がない 捨てたっけ・・・まぁ無地の箱だったはずだしいいかな?)

舞「ヒメ~ちょっとごめんね~」

ヒメ「どうしたの?ジロジロ見ちゃって」

舞「汚れとかあったら可哀相だから点検だよ」

舞(タグも付いてないのか・・・なんにもわかんないな~)

ヒメ「大丈夫かな?」

舞「え!?う・・うん 大丈夫!綺麗なままだよ」

ヒメ「洗濯機に入れないでね?」

舞「そのときは綺麗に拭いてあげるよ ちょっと勉強するから静かにしててね?」

ヒメ「うん がんばってね」

舞(さて・・・粗居君のほうはなんかわかったかな~明日聞いてみよう)


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