#8 仮面を被る澪
「残りの連中には明日つたえるのか?」
「はい。居候、有り難うございます」
「俺も居候だけどよ」
特殊第一部隊の面々と家に帰る途中、
「変身!」
変身と聞き、某ライダーかな?と思った矢先、千の剣が襲い掛かって来た。すると、
「大佐、御下がり下さい!」
女性隊員のオルガナ=B=ハルカが飛び出し、自衛隊特殊部隊の装備の一つ、クロスロードNKと言う自動小銃を取りだし、変身者__変身能力者と澪の間にわってはいる。
「・・・・・死ね」
ビュッと言う刃物が肉を裂く音と共に、オルガナの肩から血が垂れ落ちる。
闇のせいで怪我が確認出来ないが、がはっと喘いでいる限りは息をはありそうだ。
オルガナと思われる影が銃を構える。
「私の異名は<皇帝>って言うんですけどね…仮面さん、理由教えてやりますよ!」
銃弾をブロック塀に撃ち、それが反射して、仮面に被弾する。
「痛いな…サナドゥアースト」
一瞬の閃光で見えた仮面は、鉄の檻の様な縦棒の中心に紅い眼光が光り、恐ろしい物だった。全身が鉄で覆われていて、所々プラスチックだが、なんとも言えない重厚感を醸し出していた。
「てめぇ、何者だ!」
銃を構えつつ、問い掛ける。すると仮面は、
「青狐だ」
と言い残して消えてしまう。
「さ大佐がご無事で…何よりです…」
とあオルガナが倒れる…
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