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だから私は孤独を歌う

作者: 冥月 霜華

気軽に連絡出来る友人なんて皆無です

メアド変更の連絡数秒後、エラーメッセージなんて当たり前


話せる家族なんてほぼ皆無です

気が赦せるのは、共に生きたいと思った人だけ


相談できる人なんて皆無です

誰も私がいるって知らないの


「私なんかさ……」「それぐらい……」

自分のほうが不幸だなんて声高に話さないで


「なんで言わなかったの」なんて怒鳴らないで

話そうとしたのに、いつも遮ってきたのはあなたなのに


孤独を歌う

気が楽だと歌う

壊れた人形よりも歪に


「わかるわかる」「そうだよね」

表面上の同意なんて要らないよ


私の言葉を遮って

自分の話で埋め尽くして


話を聞いてくれないくせに

話を聞けなんて強制しないで


もう歌おうか

孤独をさ

寂しくないと嘘をつくために


わからないならわからないでいいの

聞いてくれるだけでいいの

私がいると知ってくれるだけでいいの


だから歌う

泣きそうになりながら

気づいてくださいと


孤独を歌う

楽しめるように

寂しくないように

自分に嘘をつくために


そして

いつか止めるのでしょう

きっと息をすることさえも

苦しいと感じてしまうから


もがき続けることは

とてもつらいから


いつか

違う歌を歌えるように

今はただただ

歪な歪な孤独の歌を

独りで歌い続けましょう

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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは!ツイッターではお世話になっておりますm(__)m拝読させていただきました! とても共感しました。私も、ずっとこんなことを考えながら生きてきたんです。 友人はそこそこいるけど深い…
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