↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/19

隔離空間へと。

みなさん!


重大な発表があります!




ついに!




ついに!




「この時がやって参りましたぁぁぁぁ!!!

いぃいぇーーーーーーーーーぃっっ」

「ふふっ。

美羽さん、はしゃぎすぎですよー。」


「そういう花恋だって、十分はしゃいでんじゃーん!」


行動にこそ出てないけど、なんかもう雰囲気とかですぐわかるから!


しっぽとかあったら強烈に振りまくってるタイプ。


たまにそういう子いたけどみんな大好きだったわー。



「花恋のわかりやすいとことかって、なんか犬っぽいよね? いい意味で。」


「犬……ですか?」


「猫と同じくらいメイド服と相性抜群のわんちゃんだよ!!

で、猛烈にしっぽを振りながら『おかえりなさいませ、お嬢様♡』とか言ってーー」


「そ、そんなこと言いません…。」

「しかもしかもー!

耳としっぽが弱点で、触られたらすごいえっちな声が出ちゃう的な!?」

「人の話を聞いてください!!」

「えー褒めてるのにー。」


「え、そうなんですか!?

そ、それなら、別に続けてもいい…です…」



ふっ

ちょろい




ちょろい!



あえて2回言ってやった。


いやー、今まで私が言われる方だったからうれしくって!


これからは計算高い女を目指そうかしらん




あっはーん



「今からぁ、授業始めるよぉ!」



ーーーパチン


姫が指を鳴らす。



なにか出てくるのか!?

ライオンか!?


何が出てきても全部私がやっつけちゃうよ☆




ってマジックか!!




…よし。

割と適当なノリツッコミも健在だ。



「じゃあ、この扉を開けて順番に入ってってねぇ。」


いつのまにか完成していた扉を叩いた。


そういえば、能力の授業は隔離空間ってとこに行くんだっけ?




「あれ?

姫ちゃんはこの扉の戸締りするから、一番最後に入らないとだめなんだけどなぁ。

なんで誰も入らないのぉ?」


進んで自分から行ってくれるような人は出ない。


ハードメンタルな私でもこんな不審な扉に入るのはちょっと怖いし…。


だれか行ってくんないかなー





あ……。



姫と目が合ってしもた。

目が合うっていうか、ずっと見られてたっぽいんですけど。


悪い顔してるし、まずい展開来そうだしっっ


「仕方ないなぁ。

美羽ちゃん行ってみよぉ!!」



「花恋、呼ばれてるよ?」

「私に押し付けないでくださいよっ!」


うぐぐ……


助けてくれる心優しい人は誰もいないのか…。



「わかったよ!

やってやらー!!」


その途端、なんと拍手がおこった!



うむ。 悪うない。

我にかかればこのようなことは他愛も無いものよ。


よきにはからえ!


「じゃ、じゃあ、開けるからね。」


丸く型どられた金属の取っ手をにぎる。



ーーガチャ。





一ーーバキッガタガタガラガラドッシャーーン


私のなけなしの勇気が崩れた音がした。




……あの‥ガチでこれ行かなきゃダメっすかね?



扉の中、ってか奥は真っ暗だ。

なんて言うんだろ、洞窟?


外がまだ明るい分、気味悪さが際立ってる。


「歩いてたら見えてくる光が入り口だからそこを目指してねぇ。

ってことで。 行ってらっしゃーい♡」


「ギャァァァァァァァっっ

姫っ、押さないで押さないでぇぇぇ!」


辛うじてドアの両端掴めたけど、一瞬遅かったら危なかったよ!?


このビビリ具合を察してよ!



ちなみに背中の逆反りによってできる角度は予想すると90度。


つまり直角!


だけど折れた音はしてないから、骨は大丈夫なはず!!


「先生! 腰が痛すぎて爆発しそうなので保健室行ってもよろしいでしょうか!!」

「その両手を離せばすぐ楽になれるよぉ」


わー、なんか映画のワンシーンみたい。



私がモブキャラ枠だったら死亡フラグ。


私がメインキャラ枠だったら助かりフラグ。




さぁ、どっち!?





「ていっ」

「ぐえっ

ってあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


不意打ち首チョップの反動で両手が離れてしまった。



私が…モブキャラだと!?



だ、だめだ!


このままだと見知らぬ地面に転げてしまうではないか!!



負けてたまるかぁぁぁぁ!!!!!!




「フルーク!!!!!」



ーーバッサバッサ



「暗闇に消えたと見せかけての再来!

ワッハッハッ

ヒーローは私だぁぁぁ!!」

「あっこらっ!

この間受業で教えるまで能力使っちゃだめって約束したとこでしょ!?」




はて。




はてはて、そうであったか?


…………………………。





 わ す れ て た 





「オゥマイガァァァ!!!」


「初めてした約束を破るなんて頭おかしいんじゃないの!?

能力の制御も出来てないのに…。

覚悟は……いいわよね?」


うぅ

そんなに睨まないでください


私には闇黒の道を進むしか逃げ道がないようだ。



「あ、じゃあ私、先に行っときますね!!!」



「って、あんたまた能力使ってるじゃーー」



姫の声は翼を羽ばたかせる音によって掻き消しました。




。。。


「こ、これは……」


一人で疾走した後、無事に開けた場所に出た。




そこには大自然が広がって……………いなかった。




「いや、こういう所って普通は綺麗な川が流れてたり、一面草原だったりだと思うんだけど。

人工的すぎて期待裏切られたわー。」


あるものは一面に広がるコンクリート。


ん?


あるものじゃないね!

何もないね! はい。



あー、姫が来たら何されんのかな


がっつり約束やぶっちゃったしなー。


自分でも3センチくらいは反省してるけどさ。



やばっなんか緊張してきた!


こんなこと考えんのはやめだ!!




それにしてもここ、これでもかってくらい何もないなぁ。


ってことで広さは無限っぽいね!!



きっと探険して確かめろという天からのお告げだ!!!


よし、そうしようそうしよう。



べ、べつに何もせずに姫が来るのを待ってるのが怖いって訳じゃないんだよ?


ほんとだよ?




「エントリーナンバー1番!

波瀬美羽、いっきまーす!!」


途中から例のア◯◯さんが混じったような気が……。


まぁいいや、あんま知んないし。



おっし。


空間一周の旅にレッツゴー!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。