14話 屈服
「私はね、アイリ。アナタの事が気に入らなかったのよ。同じ世界樹を守護するエルフなのに、『仁愛のエルフ』『母性のエルフ』とか呼ばれ、人間共の信仰を多く集めるアナタがね。でも、そんなアナタが今はこのざま。ふふふ、落ちたものね」
草木を操りアイリさんを大の字にして空中へ浮かせ、しばらく様子をみていたユノだが、アイリさんに抵抗する力が無いと確信したのか、俺の横を通ってゆっくりとアイリさんへ近付いていく。
だが、俺にはその歩みを阻止する為の力は、まだ戻っていない。
それどころか、アイリさんと同じ様に草木が身体に巻き付き、身動き一つ出来ない。
「でもね、アイリ。堕ちるのはこれからよ。さっき教えた隷属の刻印には、相手に刻印を打つ為のもう一つの条件があるの」
アイリさんの目の前まで進んだユノがその歩みを止めると、レザースーツだけでなく下着まで脱いでいくが、一体なにをするつもり……!?
「ユノ、何を……ふぐっ!」
「舌を噛まれたり、何か術を使われたら面倒だから、それでも咥えてなさい。クスクスクス、あーいいわ! あのアイリがパンツを口に突っ込まれ、もがいているなんて……最高!」
「んんんんんっ!」
「なーに? 何言ってるか分からないわ。あー、そうね。そういえば刻印の条件を話している途中だったから、それを知りたいのね。刻印を打つもう一つの条件、それは相手が私に屈服していることよ」
「んん!」
「暴力なんかに屈しないって顔ね。でもね、屈服させる方法は、力だけじゃないのよ? 例えば、こんなふうにね……」
◆◆◆
ユノが服を全て脱いだ時、信じられない物を見た。
それはちょうど尾てい骨の辺りから伸びた、細くて長い尻尾だ。
それもその先端がハートマークの形になっている、まるで漫画に出てくる悪魔の尻尾……。
『でもね、屈服させる方法は、力だけじゃないのよ? 例えば、こんなふうにね……』
そしてその尻尾はユノがそう言った直後、先端からヌラヌラとした液体を垂れ流しながら伸び、まるで蛇のようにアイリさんの身体に巻き付き始めた。
「この尻尾はね、世界樹が消滅したせいか、エルフの象徴である長い耳が人と変わらない耳に変わった後、自然と生えたのだけど、とっても便利なのよ。こうやって快楽で屈服させるのにね」
「ん……、んん!」
「どう? 身体中を舐めるように這う尻尾の感触は? 気持ちいいでしょ?」
「んふ、ふ、ふ、ふぁ……」
「仁愛のエルフなんて呼ばれ称えられていたけど、しょせんはこんなものね。なーに、その水溜まりが出来る位に溢れてくる液は。でもいくら濡らしても、指も尻尾も挿れてあげないわよ。挿れて欲しかったら、私に跪きなさい。そうしたら挿れてあげるわ」
必死に耐えるアイリさんを見ながら、愉悦の笑みを浮かべるユノだが……。
調子に乗り過ぎたな。




