表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩❲恋愛❳

熱と別

作者: 日浦海里

見知った後ろ姿を見つける

音がしないようにそっと駆け寄る

ぽんっと軽くっ肩に手を置く

おはようって声をかける


「びっくりした」って驚くのを見て

いたずらに成功した気持ちで嬉しくなる


おはようって返事がくるから

もう一度おはようって声をかける


並んで歩く学校までの道

昨日見たテレビのこと

昨日遊んだゲームのこと

宿題だったり

部活のことだったり

週末遊ぶ予定だったり

何気ない事を、何気なく話す


友達となら当たり前でも

貴方とだったら全部特別


平然とした顔つきで

平静さを保った振りをして

頬の熱さが誤魔化せてるか

そればっかり考えている


友達となら当たり前なのに

貴方の前では全部特別


触れた肩が燃えるように熱い

今日の日差しは特に暑い

当たり前に変わる日が来るのかな

その当たり前はどっちの当たり前になるのかな

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  日常の様子がとてもリアルで丁寧に描かれており、とても読みやすいです。  当たり前のことでも、特別な人とだとすべてが鮮やかなものになる。憧れます。そしてその一日一日が愛おしいものになるの…
[一言]  この先は長いか短いか  まだこのままでいたい  君と歩ける学校までを  告白までのこの日々を  応えの判らぬ秘め言を  君と歩ける今日の日を
[一言]  あたりまえじゃないほうの、あたりまえ。  そうなると、いいですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ