第16話
とりあえず、闇の軍団のことは頭の隅にいれておこう。
「この話は置いておいて、まずは俺に協力してくれる生産系の人を探してきます」
「それなら酒場に行くといいよ。あそこは色々な人も居るし、情報も手に入るかも」
「ありがと。いってきます!」
そう言い、酒場に向かおうとすると
「おい!」
「ん?なんですか??」
またこのおっさんは俺の邪魔をする気か・・
「勘定をまだしてないんだけど。まさか、女に払わせる気か?」
「・・・・・」
わ、忘れてた~。これは俺が悪いですね。お金は~・・あれ?俺いくら持ってるんだろう??
携帯を開き画面を確認してみる
残高確認画面は~~・・ここか。
(ポチッ!)とな
残金 0円
・・・・・で、ですよね~
「・・・・・」
「・・・・・」
くっ!おっさんのプレッシャーがキツイ。
「もう、お父さん。春樹さんを困らせないで。春樹さん、大丈夫ですよ。私が払いますから」
・・・俺、情けないです。色々教えてもらい、自分で喫茶店に誘っておきながらご馳走になるなんて。
「結衣さん、本当にごめん!この恩は必ず返しますから。おっさんも本当にごめん!」
「ちっ、しょうがないな。今回だけだからな。あと、これ持っていけ!」
そう言い、小さな袋をくれた。
「春樹さん、気にしないで。良い人見つかるといいね(ニコッ)」
俺はもう一度2人にお礼と謝罪をし、仲間を探すため、酒場に向かうことにした。
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