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第11話

(クルクルクル・・・・)


ドキドキドキ


(クルクルクル・・ピタッ!)


★★☆☆☆ レア度2

敏腕営業マン

説明文

営業のエリート。物品の売買を得意とする。

得意技

名刺交換 営業スマイル

ステータス

知力アップ


・・・・マジか?また戦闘系じゃないし。名刺交換ってなに?モンスターと名刺交換したらその瞬間殺されるよね?


「ド、ドンマイ」

「これで、さらに売り上げ伸びるな」


結衣さんはオロオロしてるよ。ボク泣きたい・・だってルーレットだからしょうがないよね?

おっさんはなぜか俺を利用しようとしてるし・・・えっ?どこに電話してるの??その怖い笑みやめてぇぇーー!

くそ、このままで終われない!

俺は最後の希望を託して再びルーレットを回す


(クルクルックル・・・)


神様!仏様!どうか、どうかお願いします!


(クルクルクル・・・ピタッ!)



★★★☆☆ レア度3

双剣使い

説明

二刀流を使いこなす数少ない職業。速さに特化しているため、防御力は低め。

得意技

神速切り・二刀流居合抜き

ステータス

素早さアップ


!!!!!

キターーー!戦闘系キターーー!

やったよ。これでクリア目指せるし、結衣さんの役にも立てそうだよ~♪


「おー!よかったね♪おめでとう(ニコッ)」


マジ天使の笑顔というご褒美・・・あざーっす!


「ふ~ん。まっ、お前は敏腕営業マン選ぶよな?俺の為に働くよな??もう電話して準備してるし」


・・・はい?なんですと??

このおっさんは、何を言ってるのでしょうか?なぜ俺がこのおっさんの為に働かなければならないんでしょうか?

うん、ここは無視しましょう。そうしましょう。


「結衣さん、やりましたよ。これで冒険の旅に出れますよ」

「おい!」

「春樹さん、よかったね~。本当におめでとう♪一緒に冒険出来るね♪♪」


一緒に?嬉しすぎます!


「天使みたいな結衣さんは俺が守ります」

「えっ?・・・あ、ありがと(赤面)」

「・・・ん?」


・・・し、しまったー!つい心の声が漏れてしまった。引かれなくてよかった~。


「おい!・・・もしも~し。聞いてるか~?」

おっさんのことは無視して、携帯を操作して・・(ポチッ!)っと。


「職業は双剣使いを選択しました。結衣さん、次は何をすればいいですか?」

「無視かよ!」


もちろん、おっさんは全力で無視してやりました。


「ん~と、次はね~、属性を決めよう!」


属性?


ここまでお読み頂きありがとうございます。

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