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良い噂

翌日

今日はいつも通りだ。訓練して学院に行く。

「おはよう。マルク」

「おはよう、アレス。今日、放課後少し時間もらえるかな？」

「いいけど、何かあるの？部活のこと？」

「いや」

「ふーん」

そして、教室に来る。

「おはよう。レオナ、マーク、ルーナ」

「「「おはよう、マルク、アレス」」」

「みんな、今日は放課後に少し時間もらえるかな。ちょっと話したいんだ」

「え？まあいいわよ。何かしら」

「ああ、大丈夫だ」

「ええ。大丈夫です」

この後、ホームルームを終え、授業に行く。

「おはよう、ヨークス、ルーイ」

「「おはよう、マルク、アレス」」

「おはよう」

「ヨークス、ルーイ、今日、放課後に少し時間もらえる？」

「「大丈夫だ」」

「じゃあ、放課後に部室でね」

この後、授業を終え、お昼をいつものメンバーで食べて、午後の授業を受けた。

部室に向かう。

「マルク、何の話なの？」

「みんなが集まったら話すよ」

「そう」

全員が集まった。

「みんなに言わないといけないことがあるんだ。実は内緒にしていたことがあったんだ」

「何？」

「俺のスキルと魔法のことなんだ」

「魔法？スキル？」

「ああ。実は魔法が使えるんだ。スキルも実はね・・・・・」

それから、魔法理論のこと、スキルのことを話した。

「ごめんね。父上から危険だから話さないように言われていたんだ。友達なのに言わなくてごめん。明後日には魔法理論のことが発表されるんだ。スキルのことも話していいって言われて、やっと話した。ごめん」

「それはしょうがないよ。確かに、小さい時に言っていたら、聖国に殺されたか、連れ去られていたね」

「ああ、驚いたが、それはしょうがない」

「ええ、しょうがないわよ。マルク」

「そうだな。俺には言えないだろう。貴族派だったんだ」

「そうだな。ヨークス。俺にも厳しいだろう」

「ごめんなさい。皆さん、私は魔法のことについては知っていました。一緒に研究していました」

「いいのよ。そんな大事なこと、逆に話されたら、私は生きた心地しないわ」

「そうだね。それもそうだ。ルーナも大変だったね」

「ああ、。ルーナも大変だったな。マルク、あのスキルをしっかりと理解してここまで来るなんて凄いな」

「ああ」

「ただ、この部活がさらに人気になるね」

「ああ」

「そうかな？そんなになるかな？」

「マルクは変わらないな。凄いことしたのに」

「はは。そうね」

こうして、みんなに秘密を話した。この後は部活のことを話した後、みんな部活に行った。俺とルーナは部室に行き、ミリア先輩と研究について話した。

それから1週間後

朝から訓練して、学院に向かった。学院に行く途中、王都の国民がこっちを見て、噂している。まあ、時が時だ。まだ、あの研究が発表されて、5日経った風の曜日だ。それでは噂されるのもしょうがない。ただ、前のような嫌な目では見られていない。

学院に着く。学院内でもヒソヒソと噂される。まあこれもしょうがない。

「やあ、マルク」

「おはようございます。リオル先輩。今日から部活よろしくお願いします」

「ああ、シグルソン教官の教えを三回も受けれるんだ。楽しみだ。にしても、凄いな。あの研究を読んだぞ。本にもするんだろ？」

「はい。来月までには発売する予定です」

「そうか。姉貴のおかげで先に読めてよかった。俺でも魔法が使えるんだ。本当にマルクには感謝している。俺以外にもそういう奴は一杯いる。これからも頼むな」

「ええ。よろしくお願いします」

リオル先輩と別れ、教室に向かう。

「「「「おはよう、マルク」」」」

「おはよう。アレス、レオナ、マーク、ルーナ」

「噂されているね。まあ学院始まって以来の功績だもんね」

「ふ、国家でも前人未到の大きな功績よ」

「ああ、そうみたい」

「他人事見たいね」

「まあ、あんまり功績は関係ないかな。多くの人が魔法を使えればそれでいいよ」

「欲がないな。来月に功績を表彰して、叙勲だろう？」

「ああ、らしいよ」

「はあ、マルクは変わらないです」

「そうだね。よく変わらないよ。俺だったら、有頂天になるね」

「ふ、そんな暇はないかな。部活も始まるし、部長だし」

「そうね。もうここんところの入れてくれっていう話は凄かったわ」

「魔術詠唱研究会もすごかったです」

「そうね。さすが次の部長は大変ね」

「茶化さないでください。プレッシャーがすごいんです」

そう、あの発表ですごい人が実践戦闘研究会に来て、それには入れないとなると、魔術詠唱研究会に来た。俺が実践戦闘研究会の部長になるので、魔術詠唱研究会の次の部長はルーナに決まった。だから、俺同様にルーナも大変だった。

「ごめんね。ルーナ」

「大丈夫です。私もあの研究には関わったのです。ですから、私が対応するのが当たり前です」

「そうか。そう言ってくれると嬉しいよ」

「はい、席についてください。皆さんは話したいことがあると思いますが、今日も授業ですよ。あまり浮ついていると来年大変ですよ。集中してください。ホームルームを始めます。今日は特に連絡事項はありません。出席を取っていきます。ルーナリア・アルメニアさん」

「はい」

・・・・・

「はい、全員いますね。それではホームルームを終わります。皆さん授業頑張ってください」

「「「「「「はい」」」」」」」