準備②
3日後
今日は部活の新設が掲示板に張り出される。訓練をして学院に向かう。
「おはよう。マルク」
「おはようございます。ライル先輩」
「課外授業ではルドルフがごめんね。あいつは父上に怒られて、謹慎しているよ」
「そうですか。まあ、怪我もなかったので良かったです」
「そうか。そういえば部活を作ったんだって?」
「はい」
「うん、リオルから聞いた。俺も入ろうかと思うよ」
「本当ですか?」
「ああ、魔法スキル研究会はね。今の部長が評判が良くないから。だからそっちに入って中心にしようかなと思っているよ。武術と魔法どっちもありなんでしょう?」
「はい。実践の訓練中心にしようと思います」
「いつから活動するの?」
「再来週からです。今週から2週間は新入部員勧誘です。30人なので、早めに来てください」
「そうか。じゃあ、放課後に行くよ」
「はい」
そして、ライル様と別れ、教室に行く。
「おはよう、マルク」
「おはよう、アレス」
「今日から、部活の勧誘になるね」
「ああ、だから今日は放課後に部室にいるよ」
「そうだね。明日は変わるよ」
「ああ。よろしくね」
「うん」
「「おはよう」」
「おはようございます」
「おはよう、マルク、アレス」
「おはよう、マルク、アレス。今日はよろしく」
「ああ、マーク、ルーナ、レオナ。今日から大変だけど、よろしくね」
「そうね、マルク、今日は放課後の部室での待機は協力するわ」
「ありがとう、レオナ」
「はい、皆さん、席についてください。今日は二つの連絡事項があります。一つは学院祭が2ヶ月後にあります。準備で遅くなることもあると思いますが、気をつけてください」
「「「「「はい」」」」」
「ついで、新たな部活ができます。このクラスのマルク君が部長の実践戦闘研究会です。今、7人のメンバーで、さらに30人ほど募集するそうです。他の部との兼部もありだそうです。細かくは掲示板に紹介用紙が張り出されます。そちらを見て、マルク君らに聞いてください」
「「「「はい」」」」
この後出席をとって、ホームルームは終わった。俺らは授業を受けて、放課後になった。俺とレオナは部室に向かった。そうすると、すでに2年生が10人を超える人がいた。リオル先輩やライル様もいる。
「すみません。今部室を開けます。そこで、入部届を渡します。もう少しお待ちください」
「ああ」
ガチャ。部室のドアを開ける。真新しい部室はまだ、椅子と机と用具箱しか無い。
「はい。皆さん、入部の受付をします。並んで入ってください。全員入れますので、横入りなどせずに並んで入部届を受け取ってください。部活動は再来週の風の曜日から始まります」
ちなみに曜日は風、火、水、木、土、光、天という7日で、天が前世の日曜日になる。
「はい。あちらで入部届を書けます。書いたらあちらでお渡しください。次の方」
・・・・・
ふう。全員行き渡ったか。
「はい。受け取りました。こちらで先生にお渡しします」
「ああ」
「ふう、終わったわね」
「ああ、いきなり、14名は驚いた。リオル先輩らシグルソン教官の授業の先輩6人に、ライル先輩、それ以外にも7人もいるなんて」
「ええ。あの先輩らは平民ね。私、他の授業で見たわ」
「そうか。いいね。貴族ばかりだと、なんかね」
「そうね。いい雰囲気になるといいわね」
「すみません。入りたいです」
「ああ、はい。こちらで入部届を渡しますので、書いてください」
「今度は同じ一年生ね」
「ああ」
なんと8人また来た。今度は一年生だ。授業を終えてきたのだろう。
「はい。あちらで入部届を書けます。書いたらあちらでお渡しください。次の方」
・・・・・
「ふう、おわった」
「すごいわね。今日中に終わるんじゃない?」
「ああ、もう17人、後13人だね」
「あ、また来たわ」
「うん、・・・・3人だね」
「頑張りましょう」
「はい、あちらで入部届を書けます。書いたらあちらでお渡しください。次の方」
・・・・・
後3人か。もう少しで制限いっぱいだ。三年生が2人、2年生が15人、1年生が3人来てくれた。すごい人数になった。制限かけない方がいいのかな?でも人数が多すぎてもシグルソン教官の指導もできないし、訓練場も難しい。しょうがないか。
「終わったわね」
「後3人だね。多く来たらどうしよう?」
「1人、2人ならいいんじゃない?」
「そうだね」
「すみません。入部したいんですが」
「はい」
4人来た。これで終了しよう。
「はい。皆さんで終了です。あちらで入部届を書けます。書いたらあちらでお渡しください。次の方」
・・・
「よし、これで終了の張り紙を貼ろう」
「そうね。これ」
「ありがとう」
ぴたっとよし、貼れたし、終わり。集計は3年生が2人、2年生が15人、1年生が14人に俺ら7人と総勢38名と。
「入部届を職員室に出しに行きましょう」
「そうだね」
「あ、もうだめだよね?」
「ごめんなさい。訓練場の問題もあって、人数制限をしているんです。来年まで待ってください」
「そうか」
「ごめんなさい」
「大丈夫、一年だから、来年はいるよ」
「はい。ありがとうございます」
こうして、職員室に行き、入部届の束を出し、部員表を作って先生に出して今日は終了した。明日からは部室の改造とスケジュール作成して、活動の準備だ。
「じゃあ、今日はありがとう。レオナ」
「ふ。いいのよ。部員なんだから、手伝うのは当たり前よ」
「そうか。でも手伝ってくれて助かったよ。ありがとう」
「うん、じゃあね」
「ああ、じゃあね」
こうしてレオナと別れ、家路に着いた。それから夕食を食べ、瞑想の訓練をして、眠りについた。




