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文化祭①

昨夜は夜版の投稿をできなかったので、昼に二話投稿します。

2ヶ月後


今日は学院祭直前の日だ。今日は学院祭の準備とチェックだ。そして騎士学院と魔法学院らと選抜戦の調整だ。選抜戦は学院祭の後、6日後の天の日だ。この日にやることで決まった。国民の多くの人が休みのため、チケットが売れるし、家族も見やすいんじゃないって話だ。


朝から訓練をして、学院に向かう。学院では早くから来ている部活がブースなどの設営をしている。また一年生のクラスは出し物をするため、活動している。


そして、俺は生徒会室に向かう。生徒会室で、生徒会メンバーで明日以降の打ち合わせだ。


「はい。じゃあ、各部活の計画書と違いないかは、総務で取り締まってね。特に変な事をしている場合は特に。まぁあ見逃しても問題ない場合は総務の判断で見逃してもいいよ。ついで、武闘会は明日が予選で、明後日が本戦で、最終日が準決勝以降になるけど、特に最終日は陛下と殿下がいらっしゃるから警備なんか厳しくなる。計画書はもう一度目を通してね。最後に、文化祭後の後夜祭は、生徒が羽目を外し過ぎないように気をつけて」

「「「「はい」」」」


「じゃあ、俺とマークは騎士学院らの生徒会長と話し合って来るから」

「「「「はい」」」」


そして、騎士学院らの生徒会長と話し合い。

「やあ、マルク」

「おはようございます。マイル先輩」

「おはよう。今日はよろしくね」

「はい」


マイル先輩が騎士学院の生徒会長だ。リック先輩が騎士学院2年生の首席だが、キャラじゃないと断り、次席のマイル先輩がなったとのこと。


「おはよう、マルク」

「おはようございます。サリー先輩」


サリー先輩は魔法学院の生徒会長だ。サリー先輩は優秀なんだ。魔法学院2年生の首席で生徒会長になったようだ。


この三校で今回は競い合う。他の学院も入れたかったが、勝負内容の調整が難しく、今回はこの三校で初めてみようとなった。ちなみに各貴族も領地が大きく、学院を抱えているところは真似しようと視察に来ると言われている。


「では、マイル先輩、サリー先輩、最終打ち合わせを始めましょう」

「ああ」

「ええ」


「では、両学院はもう参加者が決まったのですね?」

「ああ、まだ言えないがないけどね」

「ええ、まだ言えないけど、決まったよ」


「そうですか、当学院だけ、明後日になり、申し訳ありません」

「うちはランク制があるから、決めやすいし、別に気にしなくていいよ」

「魔法学院も選抜戦はもともと、年一度上位戦として、魔法勝負をしているから気にしないで」


「ありがとうございます」

「ああ」

「ええ」


「それでは、当日は陛下と殿下がいらっしゃいます。警備は近衛騎士団および王宮騎士団と各学院から出します。大丈夫ですか?」

「ああ、計画書通りにするよ」

「ええ、計画書がいいから、大丈夫よ」


「わかりました。司会は当学院の生徒会総務のリーゼに頼みます。本当は各学院から出すのがいいのですが」

「しょうがないわ。生徒会長以外ではそれが適任よ」

「ああ」


「最後に、審判は王宮の騎士団や宮廷魔術師団から派遣してもらいます。対戦形式は5対5の対決で勝ち抜きはなし。総当たりで勝敗数を競う。三勝で勝ち、引き分けありです。どこが一番相手校から勝ちを得たかです。三勝を二つすれば優勝。全て一勝一敗だった場合はそれぞれの試合の勝ち数で勝負です」

「ああ、計画書通りに」

「ええ、計画通りに」


「わかりました。ではあとは当日よろしくお願い申し上げます。騎士学院生徒会長殿、魔法学院生徒会長殿。ではこれで失礼します」

「ああ、いい勝負をしよう」

「ええ、うちは厳しいけど、頑張るわ」


「はい、いい試合をしましょう。まあ当学院が勝ちますけどね」

「はは、いい冗談を言うようになったね。マルク。それは笑えるよ。騎士学院の誇りにかけて勝ちを拾うよ。勝つのは騎士学院さ」


「まあ、このルールじゃ、魔法学院は勝てないけど、力を見せるわ」

こうしてお互いに手の内は見せずに、火花を散らし、ルールなどを確認した。その後は生徒会の報告を聞いて、指導などをして、家路に着いた。


翌日


学院祭初日だ。今日は訓練は無しで学院に向かう。学院に着くと生徒たちが熱気にあふれている。例年よりも今年は面白い学院祭にしたい。


そして、開催時間となり、アナウンスをする。アナウンスはリーゼだ。

「これから、王立学院学院祭を開催します。生徒の皆さんは多くの方々がご来場されることが予想されます。焦らずに、今までの計画に則り、学院祭を楽しんでください。では開催します」


俺が鐘を鳴らす。ゴーンという音と共に、残りの生徒会が門を開けた。多くの方が学院内に入るため、門で入場券のチェックを受けている。例年、ここは3年生の担当で今年も多くの生徒に協力を仰いだ。


どんどんと人が入り、生徒の家族や来年入学を希望する子やその家族など、近隣の人々が入ってくる。それでも明日以降の方が多いと予想される。今日は土の日(前世の金曜)で明日は光の日、最終日は天の日だ。


そして、正午の賑わいを見せ始めたところで、


「今年の武闘会を開催します。出場する生徒のみなさんは闘技場にお越しください」

とリーゼがアナウンスをする。そしてさらに。


「お客様にお伝えします。今年の武闘会は翌週の天の日に行われる騎士学院と魔法学院と当学院の学院対抗戦の出場者を決める選抜戦を兼ねております。そのため、昨年度と異なり、学院の生徒のみの出場となります。今日は予選を行い、本戦出場者の32名を選び、明日はそのものらでベスト4を選びます。


明後日は準決勝以降の戦いになります。なお昨年度準優勝したアレス・スピキアーズさんが出場者として選ばれておりますので、最終日に残った方が学院対抗戦の出場者となります。チケットをお持ちの皆様は本日13:00より予選を開始しますので、ふるってご観覧ください」


そして、開始30分前になり、闘技場のリングに参加者が集まった。参加者は総勢290名でこれらのうち、昨年度ベスト8に残った俺とアレスを除くマークとヨークスとルーイが予選免除となり、それ以外が29組に分かれ予選を行う。このルールに誰も文句はつけない。


そして、予選は進んでいく。ケビンとテオ、リルニア、マリアらが順当に予選を超えていく。ダークホースはリンゼルだ。驚いた。


まさか予選を超えてくるとは思わなかった。それ以外では実践戦闘研究会の面々が超えていく。他に集団戦闘研究会の部長と副部長、ヨンダル、キュリロスらの実力者も本戦出場を決めた。


今回は正直言えば、あと1枠を予選出場者で決める戦いだと思っている。ケビン、マリア、ヨンダル、キュリロスの4人がどういう組み合わせになるかだ。


本日の予選はリンゼルの勝ち残り以外は特に驚きはなく終わった。そして、本戦の組み合わせだ。なんと、綺麗にマーク、ヨークス、ルーイが準決勝まで当たらないようだ。


そして、ケビン、ヨンダル、マリア、キュリロスがベスト4までに当たる。初戦にケビン対ヨンダルで、キュリロス対マリアだ。そして、勝ち上がるとあたり、多分その勝者がベスト4だ。


なお、テオはヨークスと一回戦で、リルニアは二回戦でルーイと当たる。リンゼルはうまくいけば準々決勝でマークと当たる。リンゼル以外は厳しいところを引いた。


そして、武闘会予選はかなり盛り上がって終わった。今日の観客は生徒の家族が多い。だから予選は盛り上がった。明日以降は一般の観客が増えるため、激しい試合になれば盛り上がるが、どうだろう。


そして今日は武闘会も終わり、学院祭に多くの人が参加して終了した。俺らは武闘会の片付けや本戦準備、各部活やクラスのチェックをして、問題ない事を確認して、家路に着いた。疲れていたが、訓練をしてから寝た。


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