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生徒会

3日後


今日も訓練を終え、学院に向かう。門を超えて学院に入る。校舎の前で。

「おはようございます、マルク先輩」

「ああ、おはよう、ケビン。どうだった課題授業は?」


「はい、パーティーで9匹を倒せました」

「そうか。頑張ったね。それなら十分合格だね」

「はい。マルク先輩はもっと倒したんですよね」


「いや、10匹だったかな」

「そうなんですか。じゃあ近いですね。何を倒したんですか?」

「ああ、小型狼と大ネズミだよ」


「え、小型狼を?」

「ああ、俺らの時は、三日で終わったんだ。何故か魔獣が例年より強いのが多くてね」

「え、三日で10匹ですか?」


「ああ、そうだよ」

「すごい。今年は13匹がトップでしたよ」


「去年は俺らとアレスのところとヨークスのところがトップだったよ。確か数はアレスのところがトップで23匹だったかな」

「先輩の代はすごいですね」


「はっは。少しいつもより数が多かったんだよ」

「そうですか」

と、ここでケビンと別れ、教室に向かう。


「おはよう」

「ああ、おはよう」

「おはよう」


「ダンジョンは疲れたね。俺はすぐに寝ちゃったよ」

「マルク、おはよう。私もそうよ」


「ああ、そうだな。慣れないパーティーじゃあ。疲れるさ」

「そうですね。いつも以上に疲れました」


「そうだね。あんなに疲れてたのは久しぶりだよ」

「そうだな。眠くてしょうがないなかったなあ」


「そうか、皆んな、一緒だね」

「「「「ああ」」」」


「はい、席についてください」

ホームルームが始まり、出席も取り、終わる。そして授業に向かう。


「よし、今日も授業を始めるぞ。皆、準備はいいか?」

「「「「「はい」」」」」


「では始める。今日もパーティー戦だ。今日のパーティー決めをする・・・・・」

パーティーが決まった。


また、何戦もして、集団戦闘を学んでいく。これを一年もやると、このトップクラスの授業の生徒はだいたいは騎士学院や魔法学院に行けるぐらいの力になるらしい。俺は行かないけど。


かなり、みんなと連携が取れるようになった。他のパーティーもだいたい連携が取れるので、かなりいい試合になる。難しい試合だらけだ。


そして、授業も終わる。今日はこの後、生徒会室で、武闘会の準備をライル様とする。最近は俺が生徒会長だろうと皆が噂している。首席の者か生徒会長や教師陣からの推薦でなる。生徒会長に自薦はない。選挙もない。


「やあ、よく来てくれたね。マルク」

「お疲れ様です。ライル先輩」


「ああ、疲れたよ。でも受験も終わったし、後は学院祭が終わったら、もう卒業だよ。次の生徒会長はマルクを推薦しといたよ。先生の許可が出て、マルクがやる気なら生徒会長だよ」


「ああ、そうですね。やってみます。先生が許可してくれたなら」

「そうか。じゃあやる気もあるって言っておくよ」

「はい」


「じゃあ、武闘会の話をしようか」

そして、武闘会を詰めていく。武闘会は初日が予選で二十八組でやる。その中で1人が本戦に出る。そして、本戦はトーナメントでベスト4までが二日目、そして最終日が準決勝からとなった。


参加資格は学院生と18歳までの方で、王国国民、騎士や魔術師として職についてないものだ。武器は必ず学院が用意したものを使う。予選は参加は20名までとなる。


予選はバトルロイヤルで予選参加者全員で、闘技スペースから出るか、参った、もしくは気を失ったら負け。相手を殺そうとしたり、反則をしたら負けで、最後に残ったものが本戦出場となった。また、去年のベスト4は本戦からとなった。


「よし、これでいいね」

「はい。まあ、後は怪我をしないように、宮廷魔術師と回復士の方を手配するのと、反則がないように騎士にも協力を願いたいですね。陛下にも来ていただければいいですが」


「いいね。。王太子殿下や陛下に我らの日頃の成果を見ていただくのは素晴らしい。先生に提案してみるよ」

「はい。無理かもしれませんが、できれば盛り上がりますし、多くの生徒の励みになるでしょう」

「ああ」

こうして、武闘会の話をして、生徒会室を出た。


その後は、部室に向かう。

「やあ、アレス、マーク、ヨークス、ルーイ。実は相談があるんだ」

「ああ、いいよ」


「俺にやっぱり生徒会長の話が来た。ライル様が俺を推薦してくれるらしい。受けてみようと思う。で、そうなると部長は変わらないといけない。で次はアレスかマークかルーイかヨークスも誰かになってもらいたいんだけど、できるかな?」


「俺がやるよ」

「本当に。アレスは実践武術はいいの?」


「ああ、最近、トーラス先生が忙しいし、あっちの部長に決まった奴がね。ソリが合わないんだ。どうも斥候をバカにするし、俺を目の敵にするところがある。だからこっちに専念しようと思って」


「そうか。みんなもそれでいいかな?」

「ああ、アレスが一番だ」

「そうだな」

「ああ」

「そうね」

「じゃあ、生徒会長にちゃんと決まったら、みんなには報告しよう」

「ああ」

そして魔術詠唱研究会の部室に行く。


「ルーナ、少し話をしたいんだ。いいかな?できれば二人で」

「はい。大丈夫です」


「実は、まだちゃんとは決まってないんだけど、生徒会長にライル様が俺を推薦したらしいんだ。俺は受けようと思う。だから、副部長は降りるよ。正式に決まったら、そうなるけど、いいかな?」


「はい。大丈夫です。そうなると思っていました。頑張ってください。こっちは私がなんとかします」

「ごめんね。いつも面倒をかけて」


「いいえ。頼ってくれて嬉しいんです。それにここは私にとっても大事な部です。ここに入れたから、こうやって楽しく学院生活が送れるんです。ここを守るのはミリア先輩から引き継いだ大事な仕事です」

「そうか。よろしくね」

「はい」

そうして、部活動の時間となり、今日も基礎訓練をして、部活動は終了した。


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