表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

二ページ目


前書き


なんかありきたり・・・。


ただそれだけ。




「くたばれクソジジイーーー!!」


俺が中学に入学し二、三日が経ったある日、ジジイが珍しくメシを作ってくれた。


普段から家事を全くしねぇーで俺に押し付けやがるクセにジジイの料理の腕は半端じゃない。





かなり美味いジジイのメシ、しかもホントに時々しか作らないので俺は結構、嬉しくてガツガツとそのメシを口へと入れていった。



俺としては珍しく、素直にジジイに礼を言おうとしたんだが・・・。


その瞬間に強烈な眠気に襲われた。


食った瞬間に眠くなるなんざぁ、俺どごぞのラバーメンかよ?


と一瞬思ったが、ジジイのニヤリとした口元を見て核心した。


嵌められた・・・と。



次に俺が目覚めた時に目に入った光景は明らかに日本じゃなかった。


森・・・というよりジャングルと言った方がいいような場所。



日本ではまず見ないだろうトリや、虫・・・。



何処だココ? と思った俺のすぐ側に一枚の紙切れ、所謂、手紙ってヤツだった。



その手紙の内容を見た瞬間、俺は吠えたと思う。



思うと言ったのは、余りにドタマに血が上り過ぎて、その時のコトをハッキリとは思い出せなかったからだ。



手紙には・・・。




『いや〜随分前にジャングルに取り残された若者が何とか帰ってくるって映画を見ての?

フとソレを思い出したのでマサでどうなるか試してみたくなったのじゃ。

頑張って帰ってくるんじゃぞ?


爺ちゃんより』



そう書いてあった・・・最後の爺ちゃんよりが異様に腹が立った。



その手紙はどうしたかって?


破り捨てないワケがないだろ。




まぁ手紙を破り捨てたくれぇで俺の怒りは収まらなかったんだが、つうかコレで収まるヤツはいないと思う。



その後まずしたコトは現状の確認、つうか再認識。


場所、ジャングル。


装備、ガクラン。


武器、拳。


アイテム、破れた手紙。


クリアー条件、家に帰宅、及びジジイの撃破。



ふむ・・・最後の厳しい気がする。



って言ってる場合じゃねーつうの。


マジありえん・・・俺ぁどごぞの裸のヘビじゃねぇんだぞ?


そりゃかなり普通のヤツとは外れてるけど、つーか人外バンザイな程にぶっ飛んでると言わざるえねぇけど。


っと、ぶちぶちグチを言っても始まらねぇー、とにかく動くコトから始めるか。





そう決めて動き始めて直ぐに。


『シャーーー!!』



俺の胴回りくらいは、あると思われる巨大ヘビに遭遇した、所謂アナコンダだ。


さっき裸のヘビを考えてたコトが原因か? 若干アホなコトを考えてる間にも俺のコトをエサと認識したアナコンダがスルッと俺の足に体に巻き付いてくる。



ギシギシと締め付け始めるアナコンダ、普通のヤツなら足の骨が砕けているが、あいにくと俺は普通じゃねぇ。


まだまだギブするには余裕がある。



が、このままじゃれつかれてても欝陶しいし、腹も減ってきてたんで、俺のメシになってもらうとするか?


そう決めると同時にアナコンダ頭をガシリと掴み。


「まっ弱肉強食ってコトで悪いな?」


『グシャリ!!』


アイアンクローの要領でアナコンダの頭を握り潰した。



「中々美味かったな」


アナコンダはトリ肉っぽい味だった。


ちなみに生じゃなくてキッチリと焼いてから食ったからな?


火は原始のアレでサクッとおこせたし。



腹も満たされたんで再びジャングルをさまよう。





すると感じる人の気配、一瞬ツイてると思ったが、こんなジャングルになして人がいるとや? と思い直したが。


もしかしたらテレビの企画の。


『巨大アナコンダを追え!!』


とかで来た藤〇隊長かもしれんと思い直し・・・つか、思い直してばかりじゃね?


いや、まぁいいさね。


とりあえずポジティブシンキングで、そう思い直して近付いてみるコトに。



「$£@¥*@$¥!!」


「$¥$£*¢§!!」


藤○隊長じゃなかった・・・。


完全に日本語じゃない言葉で喚き立てるそいつらに銃を突き付けられてる。


武装ゲリラの類ですね、わかります。


いや、言ってる場合かっつうの。


「*£¥℃!!」


『ドッ!!』


銃口で肩を突かれた、イラっとした思わず。


「うるせぇ!!」


『ゴキャ!!』


手が出た、裏拳だった、それをまともに受けた武装ゲリラAズルズルと崩れ落ちる。





しばしの静寂・・・そして。


「¥§@§○§¥!!」


「「「£*¢!!」」」



予想通りに襲い掛かってくる武装ゲリラ達。



しょーがねぇ、やるしかねぇよな?


『ゴキゴキン!!』


クビを回しながら指を鳴らし。


「来いよオラァァァァ!!」



武装ゲリラ達を向かえうった。



「オラ、起きろ」


『ガッ』


転がってる武装ゲリラの一人のアゴに軽い蹴りを入れて起こす。


「¢£*¥¢*!?」


何やらかなりビビりが入ってるようだ、まぁそりゃそうだわな。


銃を撃っても避けられるわ、ナイフを振り回しても当たらないわ、あげく素手で全員、一撃で転がされてんだからよ。


しかも、ガキ一人に。


まっ、コイツの都合はどうでもいいわな。


「オマエ、このジャングルの出口に案内しろ、わかるか? 出口だぞ? 出口? ちなみに拒否権はねぇ」


『ブンブン』


俺が何を言いたいとか察したのか勢いよくクビを縦に振るゲリラB。


よしよし、素直じゃねぇか。


肩を掴んでの説得が良かったんだな。


若干最後の辺りで肩からミシミシつう音が出てたけど。





「で、オマエさん名前は? っと俺は鬼島 政成だ、マサナリだぞマサナリ」


名前を聞き出すと同時に自分を指差して名前を言う。


「マ・・・マサナリ?」


「おう、マサナリだマサナリ、でオマエは?」


「ラウ」


ラウと言うらしい。


よくみりゃこのラウと言うヤツ結構、若い10代後半から20代前半ってトコか?


「まっ少しの間だろうけどヨロシク頼むわラウ」


「コクコク」


素直に頷くラウ、随分と素直だな・・・つか、やっぱ、まだビビり入ってんのか?





「あ〜〜〜、別に突っ掛かってこなけりぁ何もしねぇーつうの」


「¥£*?」


「ああ、ホントだ、まぁ突っ掛かってくんなら別だけどよ?」


「ビクッ!!」


っといけねぇ、ついリアクションが面白くて、からかっちまった。


つうか、意外と通じるモンだな?


前にテレビで、兄弟芸人の兄が外国人相手に日本語で会話してるつうのを聞いた時はマユツバかと思ってたんだけどよ。



「冗談だ冗談」


いまだにビクついてるラウの肩をポンと叩いてそう言って置いた。




それからラウに道案内、いや、この場合はジャングル案内か?


って、どっちゃでもいいわな。


案内してもらいながら、色々と話をした、俺は日本語、ラウは・・・何語かはわからんけど、とにかく話をしたワケだ。


どうやらラウは17らしい、で妹さんと二人暮らしなんだと。


名前はルル、俺よか二つ下の10歳らしい。


俺がまだ12だと知った時のラウのマジでか!? 顔は若干イラッとしたが、確かにわからんでもないとも思った。


同い年のヤツらに比べりゃ、ガタイは悪くはない方だしな?


飛び抜けてって程じゃねぇけど。


ちなみに俺の身長は164な?


顔は・・・目つきの悪さには自信がある、ってなんだその自信は?


まぁいいさね。


とにかくラウにはルルつう妹が居るんだと、で妹は結構頭がいいらしく、良い学校に入れたいから、武装ゲリラ・・・殆ど盗賊状態らしい、に入って金を稼いでるらしい。



話をしてみて向いてないんじゃねぇか? と思ったが、そういう事情だったとはなぁ〜。


「手段はともかくとしていいアニキじゃねぇか」


「ヘヘッ・・・」


俺の言葉に照れ笑い、人の良さそうな笑い方。


なんつぅ〜か、やっぱ向いてねぇだろコイツ?



かと言って・・・。


「ンな危ねぇコトはとっとと抜けろ」


と言った所で。


「ブンブン」


クビを横に振られる、金は必要だからなぁ〜、わからんでもねぇが・・・。


「真っ当な職につけや、オマエ、マジで死んじまうぞ?」


「ウゥ〜〜〜〜£*¥#&!!」


本人もわかってるちゃ、わかってるらしいが、頭もよくなけゃ要領も悪い、真っ当な職にありつけても、学費には到底足りない。



学費を稼ぐまでは続ける・・・か。



チッ・・・コレばっかりは・・・ン?


ちぃと良いコト思いついた。


「ラウ、オマエ、今入ってる組織? でいいのか? 今入ってる組織に愛着あるか?」


「ブンブン」


クビを横に、ないらしい、まぁ金の為つってたしな。


やってるコトは近場の村とか襲って金品を巻き上げてるってクソったれなコトだし。




更には女子供を拉致っては売っぱらう、なんてコトまでしてやがるらしいからな。



ラウは参加してねぇらしいけど。


もし参加してたら・・・いやしねぇか? そんな気がするわ、カンだけどな。



「なぁラウ、予定変更だ、今は出口はいいわ、オマエらのアジトに案内してくんね?」


「????」



ニヤリ笑いをする俺にハテナを顔中に貼付けたラウはクビを傾げる。


さぁ〜てと。


軽〜けガイド代を稼ぐとすっかねぇ〜。





後ついでに俺の旅費、円は流石に通じねぇだろうしな。



「アレがアジトか?」


物影に身を潜めながら顔だけを出しラウに確認。




「コクコク」


ラウも同様に顔だけ出して、俺の質問にクビを縦に振る。


木で組み上げられた建物、大分、簡単というか、俺ならもっといいのを建てられるってぐらいに温い建物。


真ん中の建物だけは、他と違ってシッカリとした造り。


多分ボスはあの建物だろうな。


さて頭から取るか、周りから潰すか・・・。



思案してるとアジトの所に一台のトラックが止まった。


そのトラックからは、ロープで繋がれた女、子供・・・。


よし決定。


「ラウ、少しココで待ってろ」


「コクコク」


ラウにそう伝え俺は見張りの目を盗みササッとそのトラックの側へ。




女子供の後ろにいたゲリラ・・・じゃねぇな寧ろ盗賊にそーっと近づき。


『バッ!!』


「モガッ!?」


口を抑えながら、同時にクビを絞めて意識を奪う。


最後尾にいた女の子が俺に気付くが。


「シーー!!」


口に指を当ててシーのポーズ。


女の子は素直にコクコクと頷いてくれた。




それを確認した後、寝かしつけた盗賊の服・・・というよりマントみたいなコートと顔を隠す為に使ってた布を剥ぎ取って身に纏う。


寝かしつけた盗賊は、トラックに隠しといた。


さて・・・。


変装もしたんでラウを呼ぶ。


ラウはコソコソした動きで俺の側に・・・つうか。


「オマエはコソコソする必要ねぇーだろ?」


「アッ・・・」


俺に言われて気付くってどうよ? と思いながらも。


「ラウ、オマエ、あの前にいる、もう一人のヤツと交代してこい、引き継ぎとか、なんとか言って」


「コクコク」


俺の指示に従いラウは先頭にいる盗賊の一人に話かける、盗賊の一人はラウの言葉を信じたのか素直に場を離れていった。



上手くコトが運んだのが嬉しかったのかニコニコしながら俺に手を振るラウ・・・そんなラウにツカツカと近寄って。


『ガスッ!!』


頭に一撃、所謂ゲンコツ。


「ウゥ〜〜〜〜」


恨めしいそうに俺を見るが。


「オマエはアホかっ!? 気付かれたらどうすんだっつうの!!」



小声で怒鳴ると言うかなり特殊なコトをした。


途端にペコペコ謝るラウ。


それはそれで怪しいっつうの・・・ってヤベっ!?


めっさ見張りが見てるし!!


「#&¥*@£?」


何か問題でもおきたかと言ってくる見張りにラウと揃って。


「「ブンブン」」


クビを横に振る。


まだ若干怪しんでいたが、一応信じてくれたのか、見張りは俺達から目線を外してくれた。


「「ホッ・・・」」


それと同時に揃って息を吐く。





なんつーか、俺らの状態ってまんまコントじゃねぇか?


そんなどうでもいいコトを考えながらも拉致られた人達を閉じ込めておく小屋へと入った。


『バッ』


ココで顔に巻いてあった布を取り、拉致られた人達のロープも解いてやる。


「さてさて、今から、ちぃとばっかし外が騒がしくなっけど、大人しくしてろよ? ラウもココで待ってろ」


「「コクコク」」


頷くラウとさっき軽く俺に気付いた女の子。


他の人達は、若干状況が掴めてないようだが、その辺りはラウに任せよう。


「じゃ行ってくらぁ〜」


入って来たドアではなく、上にあった天窓みたいな穴から出て屋根を走りヤグラの上にいた見張りに接近。


なんか俺って忍者っぽい?


寧ろNINJA? あっコッチのがシックリくる。


アホなコトを考えてたのがマズかったのか見張りは俺に気付くと慌てた様子で機銃を向ける。



慌てず騒がずガクランの第一ボタンを引きちぎり指弾の要領で見張りの指に放つ。


『ミシッ』


ボタンが見張りの指を曲がらない方向へと曲げた。


同時に見張りがその痛みで叫び声を上げそうになっていたが、その前にヤグラに飛び込み口を抑えて鳩尾にヒザ、見事におねんね。



これくらいの高さなら死にはしない・・・はず、運が良ければ。


悪かったら・・・諦めろ。



そう思いながら見張りをヤグラの外へとぶん投げる。



ドサリと落ちた見張りに一斉に反応する盗賊一味。


視線がそっちに集中してる間に再び屋根を伝いNINJAごっこ。


ヤベッ・・・なんか楽しくなってきた?


っといけねっ、気付かれた!!


俺に気付いた盗賊が発砲。


腕が悪いのか銃が悪いのか、多分両方だろうけど、全然明後日の方向に銃弾は飛んでいった。


まぁ当たっても死にはしないけど。


でも痛いモンは痛い。


「@£*¥&!!」


「げっ!? マズっ!!」


いくら撃っても当たらないコトにイラついたのか、奴らロケットランチャーを持ち出しやがった!!



流石にロケットランチャーの直撃は俺でも死ぬ・・・かも?




頑張れば耐えられるやもしらんが、流石に試すワケにもイカン。


『ドンッ!!』


「って撃ちやがった!! っそが、人が考え事してるっつうのに!!」


迫るロケットランチャー・・・って意外に遅いな?


銃弾よか全然遅いわ・・・。


コレなら余裕で。


「ひょいっとな」


避けられる。


『ヒューン・・・チュドーン!!』



横を擦り抜けいったロケットは俺の後ろの建物に当たり建物は粉砕。


中に何人かいたかもしれんが、運が悪かったと諦めろ。





っとさっきロケランをぶっ放しくさりやがったヤツが次弾を装填しようとしてんな。


避けるのは意外に簡単だったがパカスカ撃たれんのはカンベン願いてえ。


『ダダダダ、ダンッ!!』


助走して勢いをつけ、ソイツに向かい。


「ッラよ!!」


『ゴキャ!!』


跳び蹴り、綺麗にクビ筋に入った、つか、かなり香ばしい音がしたな・・・折れたかもな?


まぁ知ったこっちゃねぇけど・・・。


「なッ!!」


『グシャッ!!』


ロケラン係の隣のヤツの顔面に拳を叩き込み、後ろから近付いて来たナイフ持ちには。


『ヒュッ、ガゴッ!!』



前宙の要領で縦回転しながらアゴに踵。




そこから先は乱戦に、寧ろ乱戦のが楽だった。


撃たれた弾を避けてるだけで勝手に自滅してってくれたしな。


たまにナイフとかそれよか、かなりデカイ刃物、ククリ刀つったっけ? を振り回すヤツがいたけど。


丁寧に拳と蹴り、及び頭(頭突き)で対応しておいた。


盗賊共の数が10を切った所で漸く、あっ、コレはムリと思ったのか逃げをうちはじめる。


追っかけてもよかったんだが、面倒だったんで見逃す。


だが・・・。


「テメェはダメだ」


「¥*£@§!?」


大事そうに金やら宝石やらが入ってる袋を抱えて逃げようとしてるブタ。


多分ボス、目を付けてたボス屋敷から出て来たし。




なんか必死に命乞いっぽいコトをしてるが・・・。


「悪い、何語喋ってんのか全然わかんねぇや?」


別に悪いとは思ってねぇし特に恨みもねぇけどベッコベコにして逆さに吊しといた。



さて・・・後は、ブタボスが持ってた袋、及びボス屋敷にあった金目のモンを全て回収しトラックに詰め込む。


この時、最初に隠してた盗賊は外にポイ捨て。



そしてラウ達が居る小屋へと行き。


「ハイ、帰りのバスの時間だぜ〜〜〜」



そう声を掛けて帰りのバスこと、トラックへと乗せた。


小屋から出て外の様子を見た時は流石に驚いてたみたいだけどな。



拉致った人達を送り届けると村の人達にエライ感謝された、照れ臭かった。


ラウもそうだったのか、早めに退散するコトに、ボスブタから回収した金品の幾らかを置いて、さっさと退散。



そしてラウが住んでる村へと到着。


「ほれ、ラウ、ガイド代、こんだけ、ありゃ学費に足りるだろ?」


「£@¥*£」


寧ろお釣りがくるらしい、多過ぎるから俺に持ってけとうるさかったが俺は帰るまでの旅費がありゃよかったんで、それだけ貰って後はラウに押し付けた。



「@#*¥∞*!!」


それでも結構しつこく言って来たが、女の子の声が聞こえてくるとラウはソチラに気を取られた。


どうやら、アレがラウの妹らしい。


「可愛いじゃんかよ」


「ニッ!!」


だろっ? と笑うラウ、そのラウの足にしがみつくラウの妹・・・確かルルだったか?


つか・・・完全に俺ビビられてるし・・・。



ちょっと悲しい・・・。



まぁいいけどな・・・ガラが悪いのは事実だし。




このままココに居てもビビられるだけだし、大きめの港の場所を教えてもらって出発するとするか。


「ラウ、俺ぁ、もう行くからよ、どっか港の場所を教えてくれ、出来ればデカめの」


「¥#@£¥!!」


一晩泊まっていけって・・・いや、そう言われても・・・。


チラッとルルに目をやる。


『ササッ』


隠れられた・・・。


「なっ? オマエん妹、多分、泣くぞ?」


「£@#£#¥§!!」


「#£@§?」


「¥£@§#!!」


何やら兄妹会議してるし?



ン? なんかルルがトコトコ近付いて来たな。


「ルル」


いや、知ってるけど・・・。


「ジーーー」


スゲェ見てるな・・・って、そっか、俺ン名前か。


「鬼島 政成、マサナリな?」


「???」



覚えきれなかったらしい、もしくは聞き取れなかったか・・・ふむ。


「あぁ〜〜〜〜マサだ、マサ」


「マサ?」


「おう、マサだ」


「マサ!!」


微妙にサの部分のイントネーションが上がり気味だけど伝わったようだ。


「マサ、マサ!!」


名前を連呼されながらルルに手を引かれる、さっきまでビビってたのにエライ変わりようだな?


とか思ったが、その様子になんか和んだ。


結局、ルルに手を引かれるままにラウの家に一泊世話になった。


その時にルルが俺の年を知った時のリアクションもラウと同じだった。


やはり兄妹だな・・・チクショウ。



翌日、ルルがまだ寝ているうちにラウに港の場所を教えてもらい出発するコトに。



昨日の間に大分懐かれちまったから、起きてる間に出発するのが、ちと・・・まぁなんつぅか・・・アレだったしな。



ラウも残念そうにしてくれてたけど。


「サンキューな色々と・・・じゃルルと仲良くな?」


あえて軽い感じでラウに別れを告げて出発した。



その後は・・・まぁなんとか日本まで辿りつき(非合法な手段の為に詳しくは割愛)

家へと帰りつく。


そして、さっそく、クソジジイを見つけると同時に。


「くたばれクソジジイーーー!!」


ジジイへと殴り掛かった・・・。


『メキッ!!』


カウンターで5番6番。


『ゴキャッ!!』


追撃で右腕。


『ゴッ!!』


更にはアゴを持ってかれ。


『ゴシャッ!!』


最後は後頭部を地面にたたき付けられた・・・。


死ぬかと思った・・・。



クソジジイ・・・いつか絶対ぶっ飛ばす!!


『パタリ』






後書き


アイツは今だに出ず!!


そしてジャングル編の詳細でした。


後付けっぽいとか、そう言うのはスルーでお願いします!!



あっ、後、感想などありましたらば是非!!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ