[8話]凍る刀と復讐の槍
街で英雄とされていたイシュディアは、領主のシャルイースに領主邸に招かれて、そこで騎士団の推薦状送ってもらうことを約束してもらう、だがシャルイースの狙いはそこではなく、イシュディアの強力な力を、街に使うのかということだった。イシュディアは使わないと答えて、夜の間に街を出る決心をする。イシュディアとルヴァンシュは門を飛び越えて、次の街へ向かった。
「次の街についてやりたいことってあるの?」
ルヴァンシュはそう尋ねてきた。
「次の街は水の都って言われているカナルディアだから、まあ観光してみたくはあるね。」
私は戦いで疲れた体を癒すために訪れたいと思っていた。
「へー君も観光とかするだね。ちょっと意外かも。」
ルヴァンシュは私が普段観光しないと思っていたのか、驚いた声で反応した。
「カナルディアは前々から訪れたいと思っていた街だからね。とっても綺麗で、幻想的な街なんだよ。」
私はカナルディアの光景を目に浮かべながら答えた。
「僕は行ったことないや。けど楽しみにしておこうかな。」
ルヴァンシュも楽しみにしているのか嬉しそうな声で話していた。
「仕事も見つけないとなー」
出費額が最近増えていて、そろそろお金を稼がないといけなくなってきた。
1日何ごともなくルヴァンシュと話しながら歩くと大きな橋が見えてきた。
「すごい、とても大きくて、綺麗。」
私は大きな河川を跨ぐ綺麗で大きな橋を見ながらつぶやいた。
「これどうやって人が作ったんだろう?明らかに人が運べない重さの素材を使っているんだけど。」
ルヴァンシュは真剣に橋がどうやってどうやってできたのか考えいていた。
「あれ、先に来ていたお客さんかな?あそこに誰かいるよ。」
私は向こうを指差して言った。
「なんか嫌な予感がする。僕を手に持っていたほうがいいかもね。」
ルヴァンシュはそう言って私にルヴァンシュを持つように勧めてきた。
「なんだかこっちを見てる気がする…」
私は先客に近づいた。
「すみません。こんなところで立ち止まってどうしたのですか?」
私は先客に尋ねた。この周辺では立ち止まることはそんなないし、立ち止まるにしてもおかしい位置だと思ったからだ。
「仮面を被って槍を持っている少女、お前がイシュディアか。」
先客はそう言ってきた、もう私の情報が知れ渡っているのだろうか、けれどこんなに早く知れ渡るとは思ってなかった。
「私がイシュディアだけど、、あなたはなぜ私の名前を知っているの?」
私はどこからその情報を手に入れたのか知るために先客に質問をした。
「お前に答える義理はない、お前は1人で怨霊を倒したそうだな。じゃあ。」
そう言って先客はマントの下から刀を取り出した。私は嫌な予感がしたのですぐにルヴァンシュを手に取って構えた。
「お前に勝ったら、俺の方が強いっていうことを世間に知らせられるわけだ。だから黙って俺に倒されろ!」
そう言って相手は踏み込み私に切り掛かってきた。
私は相手の攻撃をルヴァンシュで弾いた。
「なんで攻撃してくるの。私はただこの橋を渡りたいだけ。」
私は交戦しながらそう言った。
「俺には戦う理由がある。お前を倒して俺はもっと強くなる!」
本当に何も私の話を聞いていないかのようにずっと切り込んでくる。
(なぜだろう?さっきまでここはそんなに寒くなかったはず……)
「オラァ、どうした?俺を倒さないとここは遠さねぇぞ!」
私は、相手の攻撃を簡単に避けて、攻撃をする隙を窺っていた。
相手は速いが、攻撃の精度が悪いし、普通に戦っていると勝てる相手だと思った。
けれどなぜか、相手の攻撃が当たったところは凍ってるし、攻撃をしても、なぜか氷で邪魔される。
「ルヴァンシュ、この世界って魔法ってないよね?」
私はあの現象が絵本の中に出てくる魔法のようだと思った。
「うん、継承した記憶の中にも魔法は出てきてないね。」
ルヴァンシュはそうきっぱりと断言した。
「じゃあ、相手も武器に名付けしているってことね。私のように武器に名前をつけて、特殊能力として使ってるってことみたい。」
相手の武器の名前はわからないが、特殊能力は、攻撃がヒットした時に相手の中から凍らせるとかで攻撃をくらいそうになったら、氷のシールドが出てくるっていうことかな。
「じゃあ、相手の武器を弾いて、奪ってみようかな。」
私はそう言って相手の懐に潜り込み、
「起きろ!」そう言って相手の武器を弾いた。ガキーンという音をしながら刀は宙を舞った。私は呪いと、憎しみの身体強化を使って、相手より先に剣を取った。
「お前!何を盗んだのか分かっているのか?」
相手は顔を真っ赤にしながら叫んだ。
「ふーん、これそんなに大事なものなんだ。ちなみに君はこの刀になんて名付けしたの?」
私は刀身を見ながら尋ねた。
「お前に教える訳がないだろ!それは命より大事なものなんだ。」
名前は教えてくれなかったが、名付けをしたことは確定した。私はルヴァンシュに名前をつけた後に分かったことがある。名付けされた武器はその名にちなんだ、能力を得ることができる。ルヴァンシュという復讐に因んだ名前をつけたことで私は憎しみと呪いを使うことで身体能力を上げることができる。
「ふーん名前を教えてくれたら、この武器を返すつもりだったのに。」
私は刀で遊びながら、そう条件を持ちかけた。
「お前が本当に返してくれるかわからない。もしそこに剣を刺して離れるなら名前を教えてもいい。」
「分かった、その条件でいいよ。じゃあここに刺したら私は君のところへ、君は私のところに来るといいよ。」
私はそう言って刀を刺した。けれど相手は名前を教える前に刀を取ろうとしていた。
「刀さえあれは俺はお前なんかに負けない!」
そう言って相手は刀を取って、私にまた切り掛かってきた。
「はぁ、せっかく戦ってきたこと許してあげようとしていたのに。」
私はこっちに向かってる相手を見ながらそう呟いた。
「ルヴァンシュ行ける?」私はルヴァンシュに使えるかどうか聞いた。
「行けるよ。けれど直撃したら普通に死ぬ可能性があるから外した方がいいと思うよ。騎士団に入る前は余計な殺しはしない方がいい。」ルヴァンシュはそう忠告してきた。
「分かったよ。」私はジャンプするために足に力を入れて叫んだ『起きろ!』
私はそう言って飛び上がって相手の攻撃を躱した。「なっ」相手が驚いている間に私は槍を下に向けて、もう1度叫んだ。『起きろ!』私はそう言って相手の顔のすぐ横を狙い相手がバランスを崩した瞬間に上に乗った。
「はい、私の勝ち。じゃあ君の名前と、武器の名前を教えて。」
「分かったよ。俺の名前はフェン、こいつの名前は氷織。」
負けを認めたら意外に名前と武器を教えてくれた。
「私の名前はイシュディア。こっちはルヴァンシュ。」
私はそう紹介した。
「そりゃ強い訳だ。俺はまだ名付けてるやつと戦ったことがなかったからな。」
フェンが諦めたように倒れた。
「通っていい?」私は倒れているフェンに尋ねた。
「いいぜ。元々そういう話だったしな。けどあんたこの先は気をつけた方がいいぜ。」
「なんで?」私はこの先に何もなかったと記憶していたから少し、不思議に思った。
「この周辺に盗賊が住み着いたんだよ。10人程度だったら倒せるけど、盗賊の数は50を超えてる、1人で倒せる数じゃない。」
「情報ありがとう、私からも情報を1つあげる私はこれから王都を目指す。そこで騎士団に入るつもりだけど、もし再戦したいなら君も騎士団を目指すといいと思うよ。」
私はそう言ってその場を後にした。
「よかったの?行き先をあの狂ったやつに教えて。」
ルヴァンシュが不思議そうに尋ねてきた。ルヴァンシュは私がイラついていると思っているようだ。
「うん。あいつ意外と強かったしね、あいつ2人いたら多分怨霊倒せるくらい強かったと思う。」
私は意外と危なかったことをルヴァンシュに話た。
「じゃあもっと強くならないとね。この国のクーデターを考えているなら今の10倍は強くないとできないと思った方がいい。
「もっと訓練しないとね。」私はそう言って水の都カナルディアに向かった。
NOCHESです。最近毎日投稿がしんどくなってきました。辞めるつもりはないですが、時間が少しズレるかもしれません、そこはご了承ください。次回は水の都カナルディアに到着する予定です。次回も楽しみにしていてください。




