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【完結済み】家族を奪われた少女は復讐に生きる〜もう悲しまないために〜  作者: NOCHES
水の都カナルディア〜水は、すべてを映し、すべてを隠す〜
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[24話]カナルディア旅立ちの日—フェンとの勝負

怨霊との戦いを終えたイシュディアとフェンは街の人々に英雄として迎えられるが、地下で見た真実に心から喜べなかった。宿が満室で揉めた末、同室となった二人はイシュディアの過去を語り合う。イシュディアは復讐のために怨霊となった理由を明かし、フェンは彼女の旅についていくことを誓う。夜、フェンはルヴァンシュに怨霊の真実を教わり、誰も悲しませない強さを求めて学び続けた———

***


「なあ、イシュディア。いつこの街を出発するつもりなんだ?今この街の半分以上が半壊してもう使い物にならない土地が広がっているが、俺らがいる宿屋は無事だがそれ以外が機能してないだろ。」

 フェンは私にそう言ってきた。確かに今この街はほとんどの公共事業が機能していない状態で、何もこの町にいるメリットが少ないような気がする。後、なぜかフェンが昨日のことがあってから何か、少し顔つきが変わったような気がした。


「まあ、少し街を見てみて、武器とかの調整が出来なさそうならもうこの街を経とうか。ルヴァンシュも氷織も多分もうボロボロでしょ。次もし戦いになった時に壊れてしまうかもしれないよ。」

 私はそう言いながら、自分の愛槍ルヴァンシュの刃先を見た。ルヴァンシュはもうボロボロになっていて、武器の調子が武器の知性に繋がるようで、ルヴァンシュはとても疲れていて、さっきから呼んでも起きなくなってしまった。フェンの氷織も綺麗な刀身をしているが、所々欠けており、このまま使ったら武器のダメージが大きそうだ。


「じゃあ、もう出発しますかね。先に宿屋の前に行くからさっさと来いよ。午前中に周りきらないと今日中にこの街を出ることはできねえぞ。」

 フェンはそう言ってこの部屋から出て行ってしまった。フェンが出て行ったところで、私は昨日ことを思い出して、悶絶(もんぜつ)しそうになっていた。

「なんで、フェンに私のことを言っちゃったの…少し安心できるからって気を緩め過ぎたみたい。復讐が終わるまで、ちゃんと自分の感情を制御しないと復讐を終える前に私が暴走しちゃうからね。」

 私は自分の頬を叩いて、自分に喝を入れた。私はお世話になった部屋にお辞儀をして、部屋から出てチェックアウトを済ませた。


***


「おせえぞ…イシュディア…化粧も何もしてないんだからもっと速く出て来れるだろ。全く今日中に出るつもりあるのかよ…」

 フェンはそう言って私に背を向けながら、勢いよくジャンプした。フェンは私たちが戦った場所と同じぐらいジャンプして、辺りを見渡していた。少し周りの住人から奇妙な目で見られたが、見なかったことにしておいた。


「おーい。イシュディア…?なんでそんな顔してるんだ?まあとにかく武器屋と鍛冶屋は残ってたから、そこに行って氷織とルヴァンシュを直して貰おうぜ。」

 フェンはそう行って街の反対側ら辺を指差しながらそういった。ここから少し距離があるみたいだったので、少し歩いて行こうとしているとフェンが、


「イシュディア…どっちが先につけるかどうか勝負しねえか?勝った方が負けた方に、武器屋か鍛冶屋で気に入ったものを1つ奢るって言うことな。じゃあ行くぜ…よーい、スタート!」

 フェンは急に先に条件を決めて先に行ってしまった。"勝負"と言われたからには私も本気を出さないと失礼だなと思い。フェンが行ってくれた方向を向いた。私は少しやってみたいことがあった。


「ルヴァンシュが暴走状態の時に槍をどこからか生み出してたよね。あれをうまいこと使えないかな…」

 私はそう言ってさっきのフェンと同じように飛び上がった。そして私は憎しみの力を空気中に漂わせて、固めて足場を作った。足場は呪いの力で浮かせるようにしているし、バランスを取るのは難しいが、空中に浮くことに成功した。


「よしっ…成功…だよね?」

 私は少し怖くなり自分の足場を何回か叩いたけれど、動きはしないしいい感じだった。


「じゃあ、今この浮かす力で使っている力を上じゃなくて、横にする…!」

 私はそう言った瞬間呪いの力の向きを上向きから、横向きに変えた。そうすると、まるで大砲の筒から飛び出した弾のように、私の体は目的地まで飛んでいった。


「すっごい…速いし、綺麗に街が見える…まだ半分が無くなってもカナルディアは綺麗だね…」

 私はそう思いながら景色を楽しんでいると、地上が近づいてきた。私はそのまま着地すると周りの被害がすごいことになると思い。空中で憎しみんも力を自分の体の中に入れて、足場をなくして、周辺にあった空き地に着地した。


「武器屋は…あそこだね。鍛冶屋は…こっちかな。フェンはまだついていないみたい。結構離れてたし、まだ走ってるのかな…?」

 私がそう思っているとフェンが向こう側からダッシュで向かってきていた。


「なんで…イシュディアが…いるんだよ…俺の…方が…速く…出たじゃ…ねえか。」

 フェンは息を切らしながらそう言った。フェンより私の方が速いのはフェンは道路を走ってたけど、私は空路を飛んできたから、どちらが速いかと言ったら空路の方が速いに決まっているだろう。


「そりゃあ、私は空を飛んできたからね。」

 私はフェンにピースをしながらそう言った。


「空を飛んだって…羽でもを生えたのか?」

 フェンは呆れたように私に言ってきた。確かに羽を憎しみで作ることもできそうな気がした。けれど、ここでやるには人目が多いから絶対にバレる気がするけど。


「さっさと、武器屋に入ろうぜ…何か奢るから選んでくれ…」

 フェンはそう言ってがっくりしたように武器屋の中に入っていった。


「すみません〜武器の修理をお願いしたいんですが…できますかね?」

 そう言って私はルヴァンシュをフェンは氷織を出した。


「あー、だいぶ使ってるね…これを調節するってなると2時間くらいかかりますね…武器を預かってもよろしいですか?」

 店の人はルヴァンシュとフェンを見ながらそう言ってきた。


「わかりました。手入れお願いします。代金はどれくらいですかね…?」

 私が値段のことを尋ねると店主は


「1つの武器につき金貨5枚ですね。計金貨10枚です。お支払いできますかね?」

 少し高い値段だが、、背に腹は変えられない私はそう思って、金貨10枚を払って店を出た。


***


「いいのか?俺の分の調節費を出してもらっても…?」

 フェンは少し不安に思ったように言ってきた。私は鍛冶屋で少しものを買ってもらおうとしていたから、フェンの代わりに払っただけだった。


「フェンにいいもの買ってもらうから別に大丈夫。期待しているよ。」

 私はそう言って意地悪そうに笑った。無理させるつもりはないがいいものを買ってもらおうとしていた。


「はいはい、わかったよ…買えばいいんだろ…俺がふっかけた勝負だ…約束は守るよ。」

 フェンはそう言って頭を掻きながら、自分の財布の中を見ていた。様子を見ている限り、払えないと言うことはなさそうだった。

 そう言って私たちは鍛冶屋の中へ入って行った———

NOCHESです。これを見た人は誰か1人でいいので誰かに教えてください。もっといろんな人に読んで欲しいんです。次回も頑張って投稿するのでよろしければブックマーク登録、感想、評価お願いします。それでは、次の作品へ行ってらしゃい

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