[14話] 塔に響く憎悪の咆哮
カナルディアの水源に怨霊の大群が現れる——イシュディアはルヴァンシュと住民を避難させつつ戦うが、自我を持つ怨霊と盗賊のボスの挑発、そして無垢な子の犠牲に心を抉られる。復讐を胸に、彼女は呪われた防具『カース』と指輪『エクセラ』を纏い誓う。——もう何も失わない。
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「ねえイシュディア……本当に良かったの?装備品全てに名付けをして……」
ルヴァンシュは私の体調を気にしているように尋ねた。
「大丈夫…カースの方は呪物化させることで、防御力は落ちたけど、俊敏性を上げる能力がついたし、エクセラは全能力2倍が3倍に増えただけ。だから体調に問題はないよ。」
私は名付けた瞬間にルヴァンシュとは違い頭の中に、装備の変更点が流れてきた。これも怨霊化したメリットかもしれない。
「それなら良かった。けれど、無茶は禁物だよ。あいつらは放送で住民の恐怖を駆り立てた。言ってなかったけど、怨霊は自分に対する恐怖が増えれば増えるほど、力が増していくんだ。だからあいつは今の君と同等か君以上の力を持っていると思った方がいい。
ルヴァンシュはそう言って教えてくれた。私は恐怖の対象になるようなことはしていないから、力は上昇してないけど、相手はカナルディアの放送を使って、住民たちを怖がらせているってわけみたい。
「じゃあ、私はそれを止めに行けばいいんだよね。相手は私を名指ししてきたわけだし、本気を出して殲滅しないと、これ以上私の目の前で人が死なないように。」
私は、覚悟を決めて、指輪を右手につけた。つけた瞬間とても体が軽くなって力がブーストされたような気がした。
(まずいね、これ以上精神に負荷をかけすぎると、本当に力が…暴走してしまう可能性がある…そうならないように僕がイシュディアを悲しませないようにしないと…)
ルヴァンシュは何か考えているように少し黙ってしまった。
「あれ……?怨霊の気配が1体消えた…?僕たち以外に戦っている人がいるみたい。イシュディア!そこへ向かってみよう!1人で戦うより2人で戦う方がよっぽど生存率は上がる…けれど、気をつけて君が怨霊だっていうのがバレないようにね…」
ルヴァンシュは少し、心配してそうな声で私に言った。
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「誰か……誰か…いるの?誰かいるなら返事をして…!」
私は怨霊を倒した誰かを探しながら街を走り回った。けれど、あたりには誰もいない…誰かどこか行ってしまったのだろうか……
「……上だ!転がって避けて!」
そう言ってルヴァンシュは私に忠告して、転がった。太陽の影にして誰かが、私に刀を向けてきた。
けれど、すぐに私だと気付いたのか刀の軌道を変えて私の前に転がった。
「なんだ、イシュディアかよ。お前から、すごい憎しみの気配がして怨霊かと思った。」
そう言って彼……フェンは彼の武器氷織と一緒に私の前に来た。少し、彼は顔つきが違うように、なり、少し剣の軌道が鋭くなっている気がした。
「へぇ、君だったんだ。……フェン少しは強くなったの?あ…後私からすごい憎しみを感じるのは今つけてる装備が名付けしたらなんでか呪物化したから仕方なくつけてるの。」
私は怨霊のことはなるべくバレないように、私は憎しみに塗れていることを誤魔化した。けれど、少し、今憎しみの量がありえないくらい増えているから。
「別にいけど……イシュディアは… の放送を聞いたか?お前の名前を言ってたんだが……、相手に心当たりってあるのか?俺は氷織と塔を攻略して行こうと思ってるんだが…、お前はついてくるか?それとも別行動を取るのか?」
フェンは今すぐ相手を倒しに行きたいのか私に急かしたように聞いてきた。フェンと氷織のコンビなら、怨霊は倒せる思うけど、これ以上人を死なせるのはもう嫌だ。私はそう思ってフェンに「私もフェンについていく。これ以上怨霊を倒せる人が減るのはこの街が滅ぶ理由につながってしまうから。」
私はフェンにそう言ってフェンと一緒に東側にある東へ走り出した。
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「フェンの攻撃スタイルって何?、私は速攻で相手の体力を削って最後大技を決めるっていう戦い方をしてるけど、フェンの攻撃スタイルを聞いた方がいいと思って。」
私は移動している最中にフェンと作戦会議をしていた。
「俺の戦い方もあんたと同じだ。俺の技は居合斬りで相手の腕とか足を切り落としてから畳み掛けることを作戦にしてる。イシュディアは?」
フェンはそう言って私に技を聞いてきた。
「私の技は相手の頭上にジャンプして攻撃を避けて相手の脳天に攻撃をするって技。後フェン怨霊は憎しみを再生力に変えて回復してくる。だから腕と足を切り落としても相手は再生してくる。相手が消耗して来た時に大技を1発叩き込んで相手の体を粉々にしないと倒せない。」
私はそう言った。フェンには私のサポートをしてもらうことに決定した。フェンは最初反対していたが、私は怨霊を倒したことがあると言ったらフェンは少し考えて、私に従うと言ってくれた。
「フェン塔の上に飛び込んで相手に奇襲を仕掛けるよ!行くよ!」
私はそう言ってフェンと一緒に塔の上にいる怨霊と対面した。私は高速で相手を攻撃するためにルヴァンシュを持って相手の懐に入り築き上げた。フェンはそれに合わせて相手を切り刻んだ。けれど、相手の体の右腕と左足を落とすだけにとどまってしまった。
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「うへぇ…本当に再生してやがる。見てる側からしたら本当に、ホラーだな。」
フェンはそう言って怨霊の再生している左足を見ながらつぶやいた。
「再生する前に倒し切ればいいの!攻撃の隙を与えないで!」
私はそう言って相手の切れた左足の再生している部分にルヴァンシュを突き刺した。相手は少し痛そうに苦しみ…黒色のオーラを自分に纏い、自我を無くしたように瞳孔が黒くなった。
「まずい、相手が暴走した…!」
ルヴァンシュは相手の気配が急に大きくなったことに気がついてそう言った。
「フェン!少し時間を稼いで!私が大技を相手に叩き込んで勝負を決める!」
私はそう言って。呪いと憎しみの身体能力強化を始めた。
「全く、人使いが荒い……次は俺の顔を立ててもらうからな!」
フェンはそう言って私を信用して相手に立ち向かっていった。
「ルヴァンシュ、身体能力強化を私にかけて欲しい後、あなたの強化も忘れないでね。呪いは私が担当するよ。」
私はそう言って呪いで足を強化した。そのすぐ後に憎しみによる身体能力強化で力が湧き上がってきた。
「オッケー君のことを強化したよ!もういつでも行ける。じゃあ掛け声はいつものやつでね。」
ルヴァンシュはそう言って私の憎しみを食べながら答えた。
「フェン…こっちの準備ができた!後君がこっちに来てくれたらでかい一撃をお見舞いするから!」
私はそう言ってルヴァンシュを水平に倒して体を強化した。この一撃は水路前に強化した時より倍以上強くなってる外すことさえなければ相手を粉々にできると私は思った。
「オッケー…そっちに引き寄せるぞ!こっちにこい化け物!」
フェンはそう言って相手を手招きしてこっちにやってきた。私と怨霊が一直線城に入った瞬間。
「起きろ!」
私はそう言ってルヴァンシュと私自身を最大強化した状態で相手に突っ込んだ…。塔が揺れた。塔に少し亀裂が入ったが、煙が晴れたら怨霊の姿はもう見えなくなっていたからもう大丈夫だろう。
「フェン…休んでいる暇はないよ後西と、南と、北と、中央の4体すぐに倒しに行こう!」
私はフェンに向かってそういった。
「誰に向かって言ってるんだよ。この俺だぞ。さっさと行ってこの街を救って英雄になろうぜ。隣町の英雄様」
私はそう言われて安心した私は街を一個救った英雄なんだ誰にも負けやしないその想いを胸に私は次の塔へ向かった。
NOCHESです。本当にリアルが忙しく投稿できない日があるかもしれませんご了承ください。
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