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【完結済み】家族を奪われた少女は復讐に生きる〜もう悲しまないために〜  作者: NOCHES
水の都カナルディア〜水は、すべてを映し、すべてを隠す〜
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[11話]水で映した少女の心と水で隠れた地下監獄

水の都カナルディアについたイシュディアとルヴァンシュ、彼女らは街の美しさを感じながら、街の受付につき、そこで盗賊を渡した後その後何故かイシュディアが自分と同じ気配がするといいその場所に行ってみると、なんと憎しみが詰まった指輪があった。イシュディアはそれを購入し、宿屋へ向かうのであった。

カナルディア———"水の都"と呼ばれるその都市は太陽の光を受けて輝く無数の通路と、街の雰囲気に合った白亜の建築群が織りなす幻想的な光景で知られている。だが、その美しい街の下には、裏側の世界がある。


 街の水を供給しているある通路のさらに奥深くに、誰も知らない光も音もない場所に「水の監獄(プリズン)」と呼ばれる地下刑務所が存在する。そこは、罪人が閉じ込められる場所であると同時に、都の"汚れ"の片付け場所でもあった。


 陽の光が一切届かないその空間では、ただ湿った石壁と向き合い続けるため永遠の刻に感じさせる。地上の楽しそうな声は全て水のカーテンに防がれて消えてしまう。囚人たちは、ただ地下水の音を聞きながら、自らの罪と向き合い、懺悔をしなければならない。


 噂によれば、最近その地下牢で少し、奇妙な実験を行なっているらしい。またそこには「街に選ばれた囚人(非検体)」がいる部屋があるらしい。罪の重さ関係なく、"都の実験のための犠牲"として閉じ込められた者たち。

 誰もがその真偽を確かめようとしない。何故ならカナルディアの美しさは———その犠牲の上に成り立っているからだ。


———水はすべてを映し、時に街の深淵をすべて隠すベールとなる。


***


 私は宿屋に着き指にはめた指輪を見ながら呟いた。

「なんで、この指輪は呪いの装備になったんだろう?」


 この使用者が誰かに殺されたとか?けれどこの街に限ってそんなことはないと思うし、じゃあこれが結婚指輪で

嵌める前に相手が亡くなって憎しみがこの指輪に詰まったとか、、

 私は考えているうちに少し寒気を感じて考えるのをやめた。


「けれど本当にすごいねその装備、呪いの装備がしかつけられなくなるっていうデメリットだけで、体への負担な

しに身体能力を2倍にすることができるなんて。」


 確かに、この装備は頭ひとつ飛び抜けていると言ってもいい性能をしていた。そこらへんの装備はデメリットなしで1.1倍とか1.2倍ぐらいしかない。また身体能力を2倍にすることができるという能力だったら、体力を半分にするというデメリットがあってもおかしくない。


「けれど、当分はポケットの中にしまっておいた方がいいかもね。この指輪に頼りすぎて外した時に弱ってたら嫌だし。」


 私はそう言って指輪をポケットの中にしまった。


***


 今日は一つの雲もなく星空がとても綺麗に瞳に映った。

 この宿はベランダがあり、私はそこに出てゆっくりコーヒーを飲みながら夜空を眺めた。

「本当に星が綺麗……」

 とても綺麗な星空を見ていると、復讐のことも忘れて、夜空に吸い込まれるようだった。

「夜のカナルディアはどんな風になっているのかな。」

 私はそう言って下を覗き込むと無数にある水路に夜空の星が映っていた。そこにちょうど船が通りかかった。

 星の川の上を進む船はまるで星の川を進んでいるようだった。


「今日はもう遅いから寝た方がいいよ。体に影響でないとはいえ集中力には影響出るからね。」

 ルヴァンシュは部屋の中からそういった。私はルヴァンシュをベランダに持ち出した。


「今日ぐらいいいでしょ。見てよこの景色とっても綺麗だから。」

 最近バタバタしていたから、たまにはこういう物もいいだろう。私はそう思いながらルヴァンシュをベランダに立てかけて座った。


「本当にルヴァンシュってやりっぽくないよね。なんか過保護のお父さんかお母さんみたい。」

 私はルヴァンシュと出会ってからの行動を思い出しながら答えた。戦いで負けそうになったら戦い方を教えてくれたり、敵を弱らせてくれたり、ヒントをくれたり色々なことをしてもらっていることに気づいた。


「まあ、君が死んだら、僕の記憶もきっと君の記憶と一緒に継承される記憶の一部になると思うしね。名付けられた武器はもし意識を持っていたら使用者が死ぬと名前を失い意識もなくなるんだ。」

 だから本当に気をつけてよ。最近君は危ない橋ばっか渡ってるんだからそう言ってルヴァンシュは本当に心配そうに答えた。知らなかった、名付けにそんな効果が合ったなんて。


「もしルヴァンシュは私が死んだら怒る?この先本当に危ない橋ばっか渡っていくことになると思うけど。」

 私はルヴァンシュと命を共有している事実をしって、私の命がさらに重くなったことに気づいた。


「いいや、君を恨むこと、怒ることはないと誓うよ。君に道を差し出したのは僕だし、こうやって君のおかげで色々な場所を巡って綺麗な風景を見ることができるんだから。君には本当に感謝しているよ。」

 ルヴァンシュは僕は裏切らないと誓うよと言ってくれた。それを聞いて私はとてもホッとしたし、いなくなった家族が戻ってきたような気がして、涙が流れてきた。


「ルヴァンシュ、、本当にありがとうね。何をしたらいいかわからなかった、どこに行けばいいか分かってない私のことを拾ってくれて。」

 私はそう言いながら涙を流した。本当に心の声を話せる人が一人でも私の近くにいてくれて私は家族のことを思い出した。


「泣かないで、僕はいなくならないし、君の復讐を終えるまで君のそばを離れないことを約束するよ。」

 だから泣かないで。ルヴァンシュはそう言って呟きながら私に力を与えてくれてる気がした。


私は日にちを跨ぐまで泣き続けた


***


——翌朝

「昨日は大変ご迷惑をおかけしました。綺麗な景色を見て感極まってしまい、心の声がダダ漏れになってしまいました。」

 私はそう言いながらルヴァンシュに向かって土下座をした。誰にも話さず迷惑をかけないために秘密にしていたことを簡単に話してしまった。私は考えは一人でいいと思ってたのかもしれないけど、心の中ではきっと誰か家族のような人がいることを望んでいたのかもしれない。


「いいの、いいの僕たちはほとんど命を共有していると言っても過言ではないわけだし、あまり秘密ごとを体の中に溜めて、憎しみで暴走しないでね。これ以上憎しみを蓄積したら本当に自我が消える可能性もあるわけだし。」

 ルヴァンシュは昨日のことは水に流そうと言ってきてくれた。何故だか本当にルヴァンシュが人のように感じた。


「じゃあ、昨日行きたいと思ってた防具屋に行ってみてみたいんだけど、私におすすめの防具って何があるの?フルアーマーは動きにくくなるから合ってないし」

 私は先に何を買うのか決めるために少しルヴァンシュと相談してみようとした。


「うーん、、質のいい革装備とかでいいんじゃないかな?革装備でも斬撃の攻撃を耐えられる装備もあると思うし、動きに支障は出ないんじゃないかな。」

 ルヴァンシュはそう言ってすぐにでも防具を見たいようだった。


「じゃあ、革防具を求めて行きますか!」

 私はそう言ってドアを開けて一歩踏み出した。


***


——水の監獄(プリズン)


「ついに、試作品が完成したぞ!これを非検体に打ち込めば、人間の意思で、怨霊を生み出すことができる。これがあれば、怨霊をコントロールして、水の都の戦力を増やすことができれば、この街カナルディアが、今の王都に変わる第二の王都になるかもしれない……」

 水の都の近深くで、怨霊を人間の意思で生み出せるかどうかの実験が行われていた。


——これがどれほど愚かであることも知らずに水の都カナルディアは一歩ずつ混沌へと足を踏み入れていた。

NOCHESです。毎日投稿を継続して行なっています!毎日9時に投稿しますのでぜひ全話とはいかないですが、2〜3話だけ見てもらえたら書くモチベになります。次回も頑張って投稿するのでよろしければブックマーク登録、感想、評価お願いします。それでは、次の作品へ行ってらしゃい

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