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2007.12.30 降雪
街の音を消し去り
心の淀までもを吸いとるような
そんな雪がしんしんと
大粒の身を大気に投げ降っている
ふと
君が窓辺に寄り添う
かたわらの熱が
吸いよせられるように去り
なんだか心もとなくて
早く返してくれよ
など一人ごちる
身の回りの音が吸いとられてゆく
腕の中に囲い込もうかと
思いはしたが君が望んでいそうだから
もうしばらくは白いダンスを鑑賞しよう
君の心は私のとなり
そう 信じて
窓辺に寄る君の背中に
そっとカーディガンをあずけた
雪は
ゆらゆらと
白く
舞いながら
大空からの滑空を楽しんでいる




