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2006.5.16 ほくろ
広大な肌色の大地の中
てんてんと点在する 俺
仲間がいないわけじゃない
けれどみな近寄れず
ただ独り 荒野に立つ
目立つのは得策じゃない
個が強すぎて立ったけど
邪険にされるは必須
だから縮こまる 丸まれば小さい
目立ってはいけないのだ
そうして 大地に混ざり合うのを夢想しながら
けれど黒いんだぞと誇りたく思い
でもやはり
今日も無理やり身体丸める
その人生
ほくろ
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薄橙色の広大な大地降り立ち
右や左を見渡して
誰かいやしないかと確認する
けれど見えるはただひたすらに生える
細長く光に透け消える
儚き草ばかり
彼方に目を凝らせば
うっすらと
その黒き頭頂部が
ほんのり窺えるだけ
けれどその黒々さに
どこか安堵を覚えた
数日経つとより黒く
また誇り高くそれは目に映った
僕も彼のように
黒々く誉叫びたい
たといこの身が
邪魔だと言われようとも
今日もこの大地で黒く叫ぶ
その人生
黒子
2022.11.12「ほくろ」




