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明るくない未来

作者: 昼月キオリ


「明るくない未来」


1980年。


一人の女性が和菓子屋の列に並ぶ。


すると、近くにいた男性が声を掛けてくる。


「お姉ちゃん可愛いな、俺と遊ぼうよ」


すると、前に並んでいたメガネをかけた中年の男性が話しかけてきた。


「辞めときな、そのお嬢さんは未来から来たんだ。」


「え?」


女将「あなた、未来から来たの?」


「はい」


「で、お嬢さん、未来はどうだ?明るいか?」


「・・・明るくはないですね」


「そうか・・・」


「大きな幸せを掴もうとするよりも、

小さな幸せを見つけられる人にとっては明るい未来かもしれませんが。」


「そりゃ、説教か?」


「捻くれてそう解釈するうちは明るい未来は無理じゃないですか?」


「お嬢さんなかなか言いよる」


女将「何にしますか?」


和菓子。

一箱36000円、24000円。高・・・。


「オーストラリア並みに高い」


「はは、なんだそりゃ」


バラのものを注文する。

一つ一つ形も色も違うけど、色合いが柔らかい。

薄い紫、薄い緑、薄いピンク。


「ここからここまで一つずつ」


女将「全種類ね」

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