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第四十九話 泉のほとりにて5

気付いたら50話過ぎてましたね⋯(焦)。話のテンポが良くなるように精進致します。

 ウンディーネちゃんが満面の笑みで答えた瞬間、私から赤い光が、ウンディーネちゃんから青い光が立ち上った。

 コロやソイルの時のように、二つの光は頭上で相生結びのような綺麗な円を描いて、私の首とウンディーネちゃんの首を囲むようにそれぞれ巻き付くと、あっという間に消えた。 

 今回も契約した後に感じる独特な疲労感はあるから、契約は無事に成功みたいだ。

 従魔契約の光景に見惚れていたウンディーネちゃんは、首元を嬉しそうに何度も触っていた。

「これで⋯ボクは姉様の従魔に⋯家族になれたんだね⋯!」

「あまり実感がないかもしれないけど、今私とウンディーネちゃんの魔力で出来た光の輪が、お互いの首とか身体に巻き付いたから契約は成功してるみたいだよ」

「そうなんだね⋯でも確かに姉様の魔力がボクの全身に巡っているのを感じているよ。

 っていうことはつまり、姉様にボクの魔力が巡っている⋯!?実質姉妹になれたってこと⋯!?名実ともに姉様と姉妹になれるなんて夢のようだよ!!フフッ、フフフフフフ⋯」

「ピ、ピギャァ⋯」

『無事に従魔契約が終わられて何よりですエニカ様!  

 そこの悦に入ったウンディーネはさておき、もしエニカ様がお疲れでいらっしゃらなければ、望魔鏡で魔力の確認を行われるのはいかがでしょうか?』

「うん、そうしてみるね⋯」

 自分の世界に入ってしまったウンディーネちゃんに、そばにいたソイルはちょっと引いていた。

 背後のカオスを華麗にスルーしたコロが望魔鏡での魔力確認を提案してくれた。

 コロの提案に乗っかる形で早速胸元から望魔鏡を取り出して自分を写してみた。

『結果は⋯水属性の魔力が40程に増えておりますよ!』

 望魔鏡のレンズにある模様が、青い宝石に向かって伸びていた。

 今回のウンディーネちゃんとの契約で、水属性の魔力も使えるようになったってことか。

 せっかく地属性と水属性が揃ったから、試したいことがあるんだよねぇ⋯魔力の使い方に慣れたり、時間が出来たら挑戦してみようっと。

 あれ?前に望魔鏡使った時、地属性の魔力ってもう少し少なかったような気がしたけど⋯気のせいかな?

『エニカ様?いかがなされました?』

「ん?ううん、何でもないよ。次はウンディーネちゃんを見てみよっか」

『はい!』

 今も自分の世界から戻ってきてないウンディーネちゃんを望魔鏡で写してみる。

『あのウンディーネは⋯予想通り、水属性と風属性を保有していますね。どちらもピッタリ同じ、約40程の魔力量と質の高さだから氷魔法として発動するのでしょう。

 今回、エニカ様との従魔契約で水属性の魔力の質が上がっているでしょうから、使用できる魔法の種類が増えるのではないかと思います』

 望魔鏡には縁の宝石が青と銀色に色づき、二つの宝石に向かってレンズ内の模様が伸びていた。

 二つの宝石のうち、銀色の宝石はコロとソイルと同じぐらいの輝きだったけど、青の方は自らキラキラと光り輝いている。

 従魔契約が終わった後に望魔鏡で見て、私の魔力が増えていたり、相手の魔力の質が上がっているのが分かると、ちゃんと契約が出来たんだと思って一安心するよ。

「姉様⋯あの⋯」

「どうしたの?ウンディーネちゃん」

「ね、姉様にお願いがあるんだ⋯」

 望魔鏡を見終わってすぐ、自分の世界から帰ってきたウンディーネちゃんから呼び止められた。

 美少女のモジモジした表情と仕草って、同性の私でもドキッとするような可愛さがあるよねぇ⋯

『従魔契約をしてすぐにエニカ様に頼み事とは、中々いい度胸がありますね』

「ほらコロ。従魔契約した中で一番の先輩なんだから後輩になる子に突っかからないよ」

『失礼致しましたエニカ様!用件を聞きましょうか、ウンディーネ』

「コロもだけどソイルもウンディーネちゃんだけでなく、これから後輩が出来たら優しくしてやってね」

「ピギャッ!」

 ソイルは良いお返事を聞けたし約束したことを守ってくれるから良いけれど、コロはたまにドライなことがあるから気を付けて見とこう。

「ボクは姉様にお願いごとしたのに、気付けばしゃしゃり出てくるよねスライム君ってさ⋯まぁいいや。

 もし姉様が良ければボ、ボクに名前をつけてくれないかな⋯?

 今までなり損ないとか、オンディーヌの出来損ないっていうのしか呼ばれたことがないから、姉様に名前をつけてもらいたくて⋯」

「全力で考えるからちょっと待ってて貰ってもいい?」

「勿論っ⋯!!いつまでも待ってるよっ⋯!!」

 ウンディーネちゃんの名付けは急務であった。

 いつまでもドブスたちの罵詈雑言を残したまんまは許さないよ!!

『その願いならば⋯仕方ありませんね』

「ピギャピギャ」

 コロとソイルもうんうんと頷いてくれていた。

 でもいざ名前をつけるとなると本当にどうしようかな〜〜〜!!!

 ネーミングセンスって今からでも神様から授かれないかな〜〜〜!!?

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