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100の資格を持つ勇者  作者: 小鳥遊カンナ
ファーイストの英雄
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ストレートパンチ

「解散してほしいんだ。」

ベルナルドのその言葉を聞いた時、俺は・・・。


俺は思わずベルナルドに飛びかかって、全力で殴った。

スキルも何もない、俺の拳はベルナルドの頬にクリーンヒットした。

ベルナルドは部屋の後方にある棚に倒れ込む。



「何が解散だ!

エポックが、セーブが、俺がどんな思いでここまでやってきたと思っているんだ。」

周りが騒然とする中、ジンバはそう怒鳴った。

短い間だが三人で過ごした日々は色濃く思い出に残っている。


「ぐっ、・・・だがね、考えてもみたまえよ。

このまま冒険を続けたとして、2人のことが知れ渡れば、山ほど襲ってくるやつが増える。もちろん、君を地獄送りにした玩具屋トイ・ショップもくるだろう。

一度死にかけた君に、守れるのか?」

口の中を切ったのか、口の端から流れる血をローブの袖で拭きながら、ベルナルドは問いかける。



「守る!」

俺はハッキリとそう答える。

自信なんてない。でも、そう答えなければ解散させられてしまう。それは嫌だ。


「ハッ、死にかけたジンバ君が言っても説得力もないな。」

鼻で笑ってベルナルドは一蹴する。


「それでも、守る!」

俺は負けじと繰り返す。

方法があるわけでもない、だけど言わなきゃ解散させられちまう。

それは嫌だ、絶対嫌だ。



睨み合ったまま、動かない2人。

周りも黙って見ているだけだ。





「では、こうしましょう。

守れるだけの力が本当にあるのか。

それをテストする、というのはどうでしょう?」

沈黙を破ったのは、彼女。

クレミアだった。

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