今日から君はガーディアン②
ー魔法 ナマハゲ召喚をマスターしましたー
※ナマハゲを召喚します。
この空間にいると、精神力の負担が多い。
それでも魔法を使うようになってからは、少しだが耐えられるようになってきていた。
「ナマハゲとは、聞いたことがない!ブラボーじゃないか!見た目にはオーガのように見えるが、さて、腕前の方を見せてもらおうか!」
そう言うと骸骨将軍は大きな斧をナマハゲに向かって振り下ろす。
ナマハゲは、その斧をなんと桶で受けると、右側に構えていたナタを勢いよく振り、骸骨の顎を斬り捨てた。
こいつの強さは十分そうだ。
ところが、ナマハゲはそのまま追撃するようなことはせず、俺を庇うような体制をとっている。
ー魔法 ナマハゲで一つお伝えし忘れていたことがありましたー
頭の中でアナウンスが声をかけてきている。
「伝え忘れていたことって?」
俺はそのアナウンスに向けて問い掛ける。
ーナマハゲは来訪神、つまり神様です。それも子供達の悪事を戒める存在です。悪事を働く妖怪とは違います。
ですから、基本的に守ることと戒めることを行いますー
「と、言うと。」
ー基本的、防御とカウンターがメインの戦い方になりますー
そうか、確かに暴力に頼る神様なんて見たくはないもんな。
ナマハゲのカウンターの威力は絶大だ。だけどカウンターだけだと厳しい。
甲賀流忍術の手裏剣も、あの鎧を貫通させるのは大変だ。
魔法、毒や酸で鎧を溶かすのは、アレだけの装備じゃ時間がかかる。
「・・・と、するとやはりこれしかないか。」
僕は腰からいつもの長剣を引き抜くと、上段に構える。
とは言っても見よう見真似だ。剣術が使えるわけじゃない。
剣に精神力を纏わせる魔法剣。
発動中は常に精神力を使わなきゃいかないこの技は、今はごく短時間、ピンポイントで発動させたい。
俺は精神を集中させ、そして骸骨将軍の頭に向けて駆け出していった。




