表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100の資格を持つ勇者  作者: 小鳥遊カンナ
序章 ものがたりのはじまり
7/119

少女との出会い

名前:ジンバ

職業:市民、種族:ヒューマン、レベル:2

体力:27、精神力:20、力:6、守備:5、魔法:4、魔守:5、速さ:5、器用:6、運:5

魔法:ヒール

スキル:なし


「ふぅ、何とかなったね。てて・・・。」

木の棒が当たった胸を押さえながらセーブは俺のほうにゆったり飛んできた。


「ごめん、俺のせいで・・・、そうだ『ヒール』」

とセーブに向けて手のひらを向けて、唱える。

淡い光が、セーブの小さな身体を包む。


「ありがとね。とりあえず、東に5キロほど歩くと村があるはずだから、こんな感じで切り抜けていけたらいいなーって。このあたりに出てくる魔物はゴブリンばかりだけどいけそう?」

「な、なんとか。頑張ってみるけども。」


とりあえず、俺はそう答える。

しかし、俺の手に残るこの嫌な感情。ゴブリンを殴ったときのあの手ごたえ、殺した時のあの嫌な感触。断末魔。

すぐに慣れるのは難しいのかもしれない。

だがそれをセーブに悟られないように、カラ元気で答える。


「とりあえず、そのゴブリンの角、とっておいて。安いけど売ることもできるから。」


ゴブリンの死骸の頭の部分についている角、触ると簡単にとることができた。

セーブ曰く、ゴブリンは死ぬと自然に角がとれるらしい。


しまう場所がないので、とりあえず服、といっても工場で来ていた作業着のポケットに忍ばせる。



とりあえず、俺とセーブは東に向かって歩き始める。

最初は「ヒールもあるし、5キロくらい何とかなるだろう。」と思っていた。

しかし実際は、一戦一戦が満身創痍、木の棒では致命傷になる傷を与えることができず、ゴブリンの攻撃を何とかかわして、すきを見て叩く、滅多打ちのくり返し。

攻撃を受ければすぐヒール。だから体力はそこまで減っていない。


しかし5戦目を終えて、角を5つ手に入れたときには、もうだいぶ疲弊してしまっていた。


「ね、大丈夫?」

セーブが心配そうに俺

の顔を覗く。まだ、村までの道のりは半分も過ぎていない。

「いや・・・、まだ大丈夫・・・。もう少し進んどかないと・・・。」

「精神力が減っているね、このままだと倒れてしまうよ。少し休んだほうがいいんだけど・・・。」


と、セーブが言うのと同時に俺はヘロヘロと地面に座り込んでしまった。ここまでで思ったよりも精神力を使ってしまったようだ。


こんな魔物が出てくる中で休んでいてはいつ殺されてしまうか、わからない。でも何も考えることができない。ともかく疲れて休みたい。そう思って、俺が目をつぶったときに。


「大丈夫?」

少女の声が聞こえた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ