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100の資格を持つ勇者  作者: 小鳥遊カンナ
ファーイストの英雄
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スキル 植物斬り

ジリジリとワルビープランツとの間合いを詰めていく。


ワルビープランツの姿は人形をしている。ただ人間のように関節があって動くわけではなく、クネクネと茎や葉をこちらに向かってくる姿はゾンビのような、異質な感じだ。そして動物と比べると、感情が読めないので攻撃するタイミングが難しい・・・。

例えばオオネズミなら斬られれば怒る、攻撃してくる時も、鳴き声で威嚇する。そしてダメージを与え続ければ、弱る。それが見てわかる。

ところがこの魔物はそうじゃない。顔があるわけではない。鳴き声を出すわけじゃない。読めない。


俺が戸惑っていると、ワルビープランツは枝と葉でできた右腕をしならせるように、叩きつけてきた。

戸惑って攻撃を交わし損ねた俺の鎧に腕のトゲが刺さる。そして鎧をトゲに絡め取られ、うまく動かない俺にワルビープランツは左腕で攻撃をしようとする。


「ヤバッッ!避けないと!」俺がそう思ったときには遅かった。俺の頭の上に振り下ろされようとしている。今から避けることはかなわないだろう。





が、その左腕は援護に入ったエポックの短剣によって断ち切られた。

「ジンバ!」

エポックがそう叫ぶ。俺はなんとか持っていた長剣で胸の鎧に絡まっている枝を切り払う。


「助かった!次こそ!」

俺は再び長剣に精神力を込める。

緊張なのか掌に汗をかいているので、両手でしっかりと剣を握りしめる。

ワルビープランツは枝を伸ばして、斬られた腕を再構築しようとしている。

今のチャンスしかない!


俺は剣を思い切り振りかぶって、渾身の力でワルビープランツに振り下ろした。

「ッッ植物斬り!!!」


長剣にエネルギーが流れているのを感じた。剣の刀身が光り、そしてワルビープランツを熱したナイフでバターを切るかの如く、真っ二つに一刀両断した。


二つに分かれたワルビープランツは、しばらくモゾモゾ動いていたが、すぐに萎れて動かなくなった。

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