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100の資格を持つ勇者  作者: 小鳥遊カンナ
ファーイストの英雄
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お買い物大作戦(中編)

side セーブ


今の私はサポーター、基本的に戦う力は持っていない。だから、剣や槍などの武器を買う必要は今のところはない。

「サポーターとして、役立つようなもの。それを探すのが良さそうね。」


まずはガラクタ市を見て回る。

特にこれがいいって物が見つかるわけでも無い。鑑定のスキルでもないと、判別ができないから仕方ない。


と思っていたが、ある商店の前で面白いものを見つけてしまった。

「あら、これは?」

私はその商品をいくつか手にとって眺めてみる。

店番をしていた親父さん、といっても眉間にシワを寄せた険しい顔の牛獣人に商品について聞いてみる。

「ああ、これはな。ある変人の家を片付けていたときに出てきた道具だモゥ。

なんでも、・・・と、・・・いうらしいが、まぁなかなか試してできるわけではないからモゥ。」


ああ、確かにそういうことならこれを欲しがる人は少ないかもしれない。でも、私は感覚的にその商品が使えそうな気がしていた。それにこの量を変えたら、きっとお買い得な気がする。


「ね、例えばなんだけど。このコレを全部買うから、代金、このくらいにならないかしら?」




side ジンバ

俺はさらっとガラクタ市を見て回った。

こういうときに役立つ資格でもあればなぁ、・・・いや、違うな。

こういう資格依存の考え方は辞めてかないといけないよな。

女神に言われたことを思い出し、俺は首を振る。


とりあえず、俺としてはもう少し防具を充実させたい。

武器は、この短剣があれば当座は役に立つだろう。


ガラクタ市の防具屋を見て回る。革でできている腰巻。多少古びているが、使い勝手は良さそうだ。値段もさして高くない。後は、靴と、急所を守れるカブトが欲しい。

カブトは・・・、この銅でできたヘルムが使いやすそうだろうか。薄汚れて黒く煤けているが、壊れてはいなさそうだ。

靴は流石に、中古は嫌だな。後で市場通りを見てみることにしよう。

と思ったとき、ふと目の端にある物が映った。

「・・・、これは?」

「いやぁ、お客さん目が高いですな、これはですねェ・・・」





side エポック

僕が長年使っていた短剣、銅でできているこの剣はそろそろ寿命になっていた。

持ち手にヒビが入っているし、刃には大きな欠けができてしまった。

二刀流になって、だいぶ酷使してきてしまった。そろそろ新しい剣を買わないといけない。

僕は市場通りの店に向かった。これからも酷使する以上はちゃんとしたものを買っておきたい。

店には武器もある、防具もある、ちょっとした道具も置いてある。品揃えは良さそうだ。

「んと、やっぱり使いやすそうなのは短剣だよね。

そうすると、この剣とか、切れ味もバッチリそうだけど。」

と、少し曲がった剣、シャムシールを手にとって見てみる。持ってみると少し重い。二刀流には厳しいかもしれない。でも威力は高そうだ。

「こっちのナイフは威力も高そうだし、さっきの剣よりも軽い。」

と、ククリナイフを手に取る。抜刀もしやすそうだし、これはいいかもしれない。ナタのような刃は切れ味は劣るが、威力は高そうだ。

「こっちの、ナイフは投げられそうだけど、うーん。」

と、ダガーナイフを手に取る。

これは投げたり突き刺したりするのに向いていそうだ。

どれもちゃんとした武器だけあって、価格も高い。


「手にとった感覚で、ここはククリナイフにしておこうかな。

すみませーん、このククリナイフと、それとあれをください!」

僕はそういうと、入店した時から買おうとしていた商品を指さした。

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