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100の資格を持つ勇者  作者: 小鳥遊カンナ
序章 ものがたりのはじまり
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スキル

俺の転職は結局、魔法剣士で落ち着いた。

下級ジョブの魔法剣士だが、市民の時より少しステータスが上がっただけであった。


名前:ジンバ

職業:魔法剣士、種族:ヒューマン、レベル:1

武器 ゴブリン角の簡易槍、木の皮の胸当て、布の服、布の靴、投擲用小石

※魔法剣士 剣にも魔法にも適性があるものがなるジョブ。魔法剣が使えるが器用貧乏になりやすい。

体力:30、精神力:30、力:10、守備:5、魔法:10、魔守:5、速さ:8、器用:9、運:5

魔法:ヒール

スキル:伊賀流忍術、魔法剣、植物斬り、刈払い



このスキルの中で魔法剣と植物斬りは「剣」でなければ、効果を発揮できないため、ゴブリン角の簡易槍から、この間の戦闘で手に入れた石のナイフを装備する。


それからの旅は市民の時と比べるととても楽になった。

魔法剣は精神力を消費するものの、強い。

石のナイフでゴブリンや、大ネズミを切ることができる。切れ味はほとんど無いはずなのに、バターを切るかの如く切れる。

エポックも、初級短剣術が活きているのか、動きがすごく良くなっている。二刀流を活かせないのが残念だが。


ステータスも大事だが、それ以上にスキルによる上昇効果は強い。今ならホブゴブリンも一人で戦える、気がする。


一方

「チュートリアルジョブだから仕方ないけど、ちょっと寂しい感じね。」

セーブはため息をつきながら、そう答える。セーブ自身はレベルは上がっているが、まだ出来ることは妖精の口笛で眠らせることしかできない。


「にゃ!でも僕らもでもそろそろ気をつけないと、精神力がマズいかもね。」

と大ネズミを斬り伏せたエポック。

確かに顔色はあまり良くなさそうだ。


精神力が減るというのは、あんまりいいことじゃない。

前みたいに倒れてしまっては困る。


「この近くに休めるところってあるのか?」

「もう少し先、山の麓に村があると思う。とは言っても宿はないだろうから、教会に魔物の素材や食べ物をお布施して、場所を借りて休ませてもらう感じかな。次の日に東の山を登って街に行く感じ。」



魔物を倒しても、俺たちはうまく剥ぎ取りができない。剥ぎ取りのスキルがないからだ

それでも多少、ゴブリンの角や大ネズミの皮をゲットできる。

セーブ曰く、「スキルっていうのはそれで仕事出来るくらいの技能って事で、スキルが無くても多少はできる。

料理のスキルがあれば料理人ができるけど、スキルが無くても自分で食うぐらいは出来る。みたいなものかしらね。」というものらしい。


ゴブリンの角は砕いて煎じれば簡易的な薬になるらしい。アギの村の村長が言っていた。初歩的な毒はこれで中和できるそうだ。



そこから俺たちはなるべく戦闘を避けるように、人気の多い通りを歩いた。

出発したのは早朝だったが、もうそろそろ夕暮れだ。暗くなってから動くのは流石に避けたいところだ。



「見えたわ、あれが麓の村ね。」

セーブが指差す。

まだだいぶ奥の方だが、小さな村が見える。煙突から煙が上がっている。

教会も見える。



俺たちは気持ち早足で、村に向けて歩くのだった。




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