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100の資格を持つ勇者  作者: 小鳥遊カンナ
Cランク試験
110/119

試験結果

更新が遅くなりすみません。本日より更新再開します。

「18番さん、合格だ。」

「え?」

別室に通された俺に、中にいた白い髭を蓄えた老人がそう言った。点数とか、そういったものの説明も特にされないまま、その一言だけ告げられると、一枚の羊皮紙を渡されて出口に促された。


羊皮紙には『ベテラン冒険者の心構え』と書いてあり、どうやら冒険者としての過ごし方や色々な注意事項が書いてあるだけのようだ。俺はそいつを四角に折りたたむと外套のポケットにしまった。


*********

「アレがファーイストの秘蔵っ子か。なかなか愉快、愉快。」

ジンバが出て行ったあと、白い髭の老人はそう言って何枚かの紙を眺めた。

『一次試験100点、二次試験100点』

点数以外にもいろいろなことが書かれていた。その書類をまとめて一つの束にすると、机の端に重ねておいた。

「Cランク冒険者に必要なのは、運、努力、才能。この中の誰か一つ。

一次試験、運が良ければ自分の得意分野の試験になる。運が悪くても努力していれば、ある程度の問題が来てもそれなりになるでしょう。ところが二次試験はそうはいかない。鑑定ができない中での真贋鑑定はその人間の才能が大きく左右されます。」

試験官だった白い革の鎧を着ている女性そういって、前に立つ髭の老人を見据えた。

「まさかアレを見つける奴らがおるとは思わなんだ。

スノーフレーク、奴らはどうやって発見したんだ?」

「私が透明化インビジブルで見てました所、やはり18番が指揮をとってやっていたようです。」

スノーフレークと呼ばれた白い革の鎧の彼女はそう答えた。その答えを聞いた白髭の老人は深く頷き

「なるほど、コレはいい人材かも知れなんだな。ファーイストだけじゃなく、アルテミスも一枚噛んでおきたい。とすると、ここは一手打っておこうか。

スノーフレーク、ひとっ飛び行ってきて貰ってもいいかな?」

老人はそう言いながらいつの間に用意したのか封蝋をした封筒を手渡した。



*********

「さて、早いところエポックやセーブたちと合流しなきゃな。2人とも、合格できているといいんだが。」

そう言って俺は辺りをキョロキョロ見回した。

ギルド前、今時分は夕暮れで人で賑わっている。

日もだいぶ傾いているのを見ると、試験は意外と時間がかかったんだな。

そう思うと俺の腹も疼いてきたような気がする。


そんな時

「ジンバ!」

よく聞いたあの声だ。2人の声が元気よく重なっている。

この声色なら大丈夫、2人とも合格している。そう思った俺はにこやかに声の方に振り向いた。




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