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100の資格を持つ勇者  作者: 小鳥遊カンナ
Cランク試験
107/119

お宝発見ウルトラ大作戦③

「ホイホイ、そしたら次はワシの番ってわけじゃな。」

ゼエツはそういうといくつかの『指定された』品物を遠目に眺める。


「ゼエツさんは剣に関しては、相当な目利きなんですよね?」

「目利きといえるかわからんが、剣なら、価値のないものは分かるぞ、ガハハ。」

ジンバの問いにゼエツが答える。

「さっき、錆だとか、メッキだとか言ってましたけど、そういうもので判断しているってことですよね?」

「いや、それだけではないぞ。金属の色や質感、刃の文様、柄が何でできているかも重要な参考材料じゃ。」

「金属の色でもわかるんですか?」

ジンバが驚いたようにゼエツに聞き返す。

「うむ、時代によって金属加工技術なんかも差があるからな。昔だと、ほれ、不純物が多く混ざっていたりすると黒っぽく見えたりする。そういうので見分けるのも、やり方じゃ。」

そこまで聞くと、ジンバはディーアンネに見せたのと同じようににんまりと笑って

「ということは、金属なら色や質感、メッキが施されているか、錆があるかわかるってことですよね?」

と質問する。しかしゼエツは少しがっかりしたような表情で

「そりゃわかるがな、金属の質がわかったところで、価値があるかわからん。

例えば、あそこに飾ってある矢の矢じりは古い金属だが、価値なんぞないぞ。古いただの矢だ。」

といって、壁に飾られている矢を指さして答える。見た目には豪華そうな矢だが、価値はないらしい。

「それにこれだけいろいろ、飾ってあると古い金属を見分けるだけで終わってしまうぞ。

古いだけじゃ価値はない。その中から価値のあるものを探すなんて方法は……。」

そのゼエツの言葉にかぶせるようにジンバが言う。

「例えば……の中から、……を探す。それも……のものを見つけるっているのはどうです?」



その言葉に驚きの表情を隠せないゼエツであった。

「いける!その方法なら、ワシにもわかるぞ!ガハハ、若いの!ジンバといったか。この短時間でよくそんな方法を思いついたな!」

「ゼエツさん、ディーアンネさんあっての方法ですよ。

ということで、ゼエツさん頼まれてくれますね?」

ジンバは真剣な表情でゼエツに言う。ゼエツはそのジンバの顔を見上げて

「ワシにやらせてくれ!後悔はさせないぞ!」

といって、豪快に笑ったのであった。


*********


「と、いうことで、ワシが選ぶのは……ということになるな。これはまず間違いない。

この金属は……と、いうことになるからな。それで後はお前さんたちがやってくれればいい。」

そういうゼエツの表情は自信に満ち溢れていた。


「頼んだぞ。」

そういうとゼエツはソファーに腰かけたのであった。


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