お宝発見ウルトラ大作戦③
「ホイホイ、そしたら次はワシの番ってわけじゃな。」
ゼエツはそういうといくつかの『指定された』品物を遠目に眺める。
「ゼエツさんは剣に関しては、相当な目利きなんですよね?」
「目利きといえるかわからんが、剣なら、価値のないものは分かるぞ、ガハハ。」
ジンバの問いにゼエツが答える。
「さっき、錆だとか、メッキだとか言ってましたけど、そういうもので判断しているってことですよね?」
「いや、それだけではないぞ。金属の色や質感、刃の文様、柄が何でできているかも重要な参考材料じゃ。」
「金属の色でもわかるんですか?」
ジンバが驚いたようにゼエツに聞き返す。
「うむ、時代によって金属加工技術なんかも差があるからな。昔だと、ほれ、不純物が多く混ざっていたりすると黒っぽく見えたりする。そういうので見分けるのも、やり方じゃ。」
そこまで聞くと、ジンバはディーアンネに見せたのと同じようににんまりと笑って
「ということは、金属なら色や質感、メッキが施されているか、錆があるかわかるってことですよね?」
と質問する。しかしゼエツは少しがっかりしたような表情で
「そりゃわかるがな、金属の質がわかったところで、価値があるかわからん。
例えば、あそこに飾ってある矢の矢じりは古い金属だが、価値なんぞないぞ。古いただの矢だ。」
といって、壁に飾られている矢を指さして答える。見た目には豪華そうな矢だが、価値はないらしい。
「それにこれだけいろいろ、飾ってあると古い金属を見分けるだけで終わってしまうぞ。
古いだけじゃ価値はない。その中から価値のあるものを探すなんて方法は……。」
そのゼエツの言葉にかぶせるようにジンバが言う。
「例えば……の中から、……を探す。それも……のものを見つけるっているのはどうです?」
その言葉に驚きの表情を隠せないゼエツであった。
「いける!その方法なら、ワシにもわかるぞ!ガハハ、若いの!ジンバといったか。この短時間でよくそんな方法を思いついたな!」
「ゼエツさん、ディーアンネさんあっての方法ですよ。
ということで、ゼエツさん頼まれてくれますね?」
ジンバは真剣な表情でゼエツに言う。ゼエツはそのジンバの顔を見上げて
「ワシにやらせてくれ!後悔はさせないぞ!」
といって、豪快に笑ったのであった。
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「と、いうことで、ワシが選ぶのは……ということになるな。これはまず間違いない。
この金属は……と、いうことになるからな。それで後はお前さんたちがやってくれればいい。」
そういうゼエツの表情は自信に満ち溢れていた。
「頼んだぞ。」
そういうとゼエツはソファーに腰かけたのであった。




