お宝発見ウルトラ大作戦②
(さ!気張っていくよ!)
アタイは心の中でそう叫んだ。
「これまで、ディーアンネはいろいろな音から、価値のあるものを探そうとしていたんだろ?」
「ああ、貴重な金属とか、素材は、叩いた時に音が違ったりするし、古い紙で作られた本は、めくる音が違うからね。そういうのを見つけることができれば、価値のあるものは見つかるだろうからさ。」
「そしたら、当然。ほかの受験者の声だって聞こえるでしょ。」
「そうなんだよ、うるさくってかなわないんだよ!」
ディーアンネは少し苛立って答える。確かに聴力の良い彼女にとって、この喧騒はうるさいのだろう。
その様子を見たジンバはにんまり笑って。
「そこなんだよ。もう、金属音や本のページの音なんて聞かなくていい。
その代わり、ここにいる受験者たちの声を、よく聞いてほしいんだ。」
「はぁ?それをして何の意味があるのさ。ここにいる連中は鑑定ができないんだから、そんな奴らの情報に価値なんて……。」
「ないとはわからない。ゼエツのように決め手に欠けても、ヒントになる情報を集めている可能性もある。その情報を集めることができれば、たとえ一つでは価値がなくても、いくつか集まれば膨大な情報になるだろう?」
今度のジンバの表情は真剣だった。
「大変だと思うんだけど、ひそひそ声を聞き分けられるディーアンネさんにしかできないんだ。
やってくれるかい?」
その言葉にディーアンネはジンバに向きなおり
「やってやろうじゃん!このディーアンネに任せな!」
と拳を握り締めていた。
「……の金属は……紋章が……。」
「古代遺跡の……、文様の………。」
「この…………には、……という意味が込められていて……。」
「旧王宮……、で食べた……が……でな。」
「いや、あの……の、あの子が……いい尻を……。」
「この文字……で書かれているの?……の特徴?やだ、これ……じゃない。」
「……には、……の特徴的な?……これは、なんだ、……か。」
「……の輝きは、まさに……といえる。……の……にな。」
(情報量が多くて頭が割れそうだ、この情報は……、ガセ……この情報も……意味がなさそうだ。
意味のある情報……、ん?この情報は?)
「……価値の……そうだ……、と、すると……。」
小声で話されているその声にアタイは耳を傾ける。
「……昔は……、…飾りや…………に………羽根が使われてたそうだぞ……。」
「おい……まじかよ。その情報がホントなら……。」
「シー!だが……にはわからない……。」
「クソッ、それさえわかれば……。」
(この情報は!使える、それにさっき聞こえた奴らの話を総合すると、アレはもしかして!)
「まずは第一関門、このディアーンネが集めた情報、しっかり役立てるんだよ!!」




