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炎の斧士  作者: 手羽先丸
第3章-ピラミッドは頂上から作られはしない。byロマン・ロラン
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第33話



皆様お久しぶりです。



では、どうぞ!

関所を抜けて森への道を歩く。いや、もう森は見えているが、結構遠いんだ。


そして、その結構遠い道のりで、俺は質問責めされ続けていた。そのいくつかを紹介してやろう。


「仙人様の年齢はお幾つなのでしょうか?」

「...27だ」

「お若いのですね!神の加護を受けずに仙人になるには修行が必要だと聞いていたので、てっきり40歳程かと...」


絶対に顔見て歳を予想しただろ。


「仙人様はいつもどの様な食べ物が好きですか?」

「カレーという料理だ。この世界にあるかは分からないが」

「カレー?ですか。確かカリーと言う香辛料を大量に使った料理が南にあるとは聞いた事有りますが...もしかしたら似た料理かも知れませんね!」


といった質問から、


「世界から戦争を無くすにはどうしたら良いと思いますか?」


「貧しい人々を救うために私は何を出来るのでしょうか?」


といった答えづらい質問まで。

何て答えたかって?

答えの無い問題に答えを見つけ出して行くのが人生であり、その質問には答えが無い。とか言って逃げたよ。


俺にそんな小難しいこと分かるわけないだろ。


そんなこんなで森の入り口まで来たわけだが、ここまでの道のりでのモンスターの遭遇率は驚異の0だった。

イベントだからだろうか?


「これは...」


とか言ってる少女を横目にこれから起こる事を予測する。


1、魔物の群れ

2、レイドボスぐらい強力なモンスター

3、アイテム探索して終了

4、美少女と散歩して終了


可能性としては3か4が高いと思っている。

前回のクエストでは酷い目にあったし、今回ぐらいは楽なのだろう。


「仙人様。失礼します」


シェニルが何かするかと思った瞬間。


ーーー卵の孵化が近くなりましたーーー


10分以内にアイテムボックスから出して下さい。

10分後、アイテムボックスにこの卵が存在してた場合は強制的にアイテムボックスから放出されます。



卵なんて...有ったな。

食う前に孵化しそうになっちまった。なんかHPバー出てるし、HP削りきったらペナルティあるんだろうな。


だが、もしHPが全損したら卵が破れて解体ナイフを突き刺せばドロップアイテムに「黄身」が落ちると考えよう。

...夢が、広がるな。


いや、やらないけど。

本当に「黄身」が落ちるって確証が有れば...な?

あってもやらないぞ?きっと。


取り敢えず卵をアイテムボックスから出す。

卵の大きさはそこら辺のポリバケツにすっぽり入るぐらいで、全体は赤いんだが、黒い線が卵の模様を描いている。

明るい赤だから良いが、もう少し暗めの赤だったら悪魔系のが生まれてくるかと勘違いしそうだ。


シェニルが何も反応しないのが意外で隣を見ると、不思議な踊りをしているシェニルが横に。


「...!?」


よし、声は抑えた。


シェニルがやってる踊りを一言で表すと、


[盆踊り]


だ。簡単に言えば、テンポを早くした盆踊りにジャンプとスピンと変なポーズを合わせた謎の踊り謎の踊り(盆踊り)だ。


しかし、その動きは踊りの内容とは違って機敏で、見てても普通に楽しめるレベルだった。


キレッキレのその動きには感心するが、彼女の浮かべているものは笑顔でなく、踊りきろうとする真面目な表情だった。


真面目な顔とキレッキレの動きで盆踊りを踊る巨乳美少女と、その近くに突っ立ってる卵を持った男。

酷い状況だな。


しかも、今頃気がついたがシェニルの周囲が光ってきてる。

少しずつ明るくなってるから、ついさっきに光り始めたのかもしれないが。


そう考えてる間にも光は強くなっていく。

例えるなら、エンジンの暴走によるロボットの自爆を隣で見てる感じだ。視界が真っ白になった瞬間爆発とか、無いよな?


既に視界は白い光に覆い尽くされた。絶対目立ってるな。

最高潮に達した光が「ピカッ」と煇る。


「目がぁぁぁ!」


取り敢えず叫んだが、待ったくダメージ喰らってなかった。次の瞬間には普通に目が見えたし。


ついでにシェニルはなんか膝ついてお祈りのポーズをしている。

神々しい、そこに居るだけで周りを浄化してしまうような、そんな雰囲気を纏っている。纏っているのだが、盆踊りが頭から離れない。


いや、俺が盆踊りというものを知らなければきっと違和感は無かったのだろう。それくらいあの踊りの完成度は高かった。盆踊りだけど。


そんな事を考えていると祈りのポーズを取っていたシェニルが瞼を上げて唇を開いた。


「神の御心のままに」


...神様と更新してたらしい。凄え。



いくら遅れても、絶対に次話を投稿する。

そう思ってたら2ヶ月経ってました。

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