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炎の斧士  作者: 手羽先丸
第3章-ピラミッドは頂上から作られはしない。byロマン・ロラン
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第32話

お久しぶりです。いつの間にか4月になっていました。時間て不思議ですね。



目の前には爺さんが一人、しかも一言目は「加護取得おめでとう」だってよ。この爺さん何者だよ。


覗けるような穴を仮にも宗教を信仰している奴らなら教会に作らないと思うんだが。それとも結構緩いのか?この宗教は。


「ありがとな。でもどうして分かったんだ?」

「ホッホッホ。神に長いことお仕えしていれば分かるものなのですよ」

「そういう物なのか……?」

「そういう物なのです」


そういう物らしい。

俺も神様み毎日祈っとけば出来るかな?仙人だし。


「そう言えば、仙人様に少しお願いが有るのですが」

「それは俺にしか出来ないことか?」

「もちろん、仙人様にしかお願い出来ないことで、仙人様の人柄を見込んでの話です」


この爺さんのお願いか...無茶は言ってこないだろが怖いな。


「報酬は?」


...レアアイテムだったら受けてやろう。


「仙人様も望むものなら何でも」

「それはいいな。で、内容は?」


試されてる感じがするな。けど何でもくれるなら普通にありがたい。

世界の半分とか望んでもゲームオーバーになったり宿屋に戻されたりしないよな?


「どうやらこの街の周りで異変が発生してるらしいのです。森が騒めいていると報告がありましてな」

「その原因をどうにかしろと?」

「いえ、調査をお願いしたいのです」


誰がざわめいてるって報告したんだよ。

またドラゴンに会ったら嫌だな。


「ドラゴンがいたりしないよな?」

「ドラゴンほどの大物が近ずけば私が感知できますの」


じゃあ、大丈夫か?


「分かった。じゃあこの街の周りにある森に行ってくる」


ーークエスト《アルマセルの異変》を開始しました!


「今からですかの?」

「ああ、早い方がいいだろ」

「同行人を連れてくるので少しお待ちくだされ」

「同行人なんていらないぞ?」

「その者は回復魔法が使えるのです。何が起こるか分かりませんので」

「...分かった」


監視か?回復役(ヒーラー)がいるのはありがたいが。

監視が居るってのはいい気分じゃないな。せめて美少女だったら嬉しいんだが。


ーー2分半後ーー


「お待たせしましたの」

「速かった…な…」


爺さんの後ろにいるのは爺さんの孫ぐらいにも見える美少女(・・・)が立っていた。もう一度言う、()少女だ。

誘拐したのか?いや、流石に爺さんには言わないが。


「私の孫娘のシェニルです。美人でしょう?」

「シェニルです。仙人様!」


孫かよ!

モデル体型でほんわかした雰囲気の美少女だな。しかし、凄いニコニコしてて恐い。



「自分の自慢の孫娘を俺みたいな得体の知らない男に付けて良いのか?」

「仙人様の人柄を見込んでのことです」


会って一時間もたってないのに人柄とか分かるのか?

俺は美人と行けて嬉しいから良いんだが。


「では、シェニルをお願いしますぞ」

「ああ」


爺さんは一礼して教会の奥へ歩いて行った。

爺さんを見送ると、残るは俺とシェニルのみ。


「では行きますか、仙人様?」

「ああ、そうだな」


ーーシェニルがパーティーみ参加しました!


何気に初めてのパーティーだな。山籠りがこんなにも響くとは...。

そう思って歩き始めたが、シェニルすぐに困り顔の呼び止められた。

シェニル曰く、


「あの...森があるのはそちら側の門ではありません...いえ、仙人様の行いに文句を言う訳ではありませんが...」

「そうか、ありがとな」


いや、俺もおかしいとは思ったんだ。俺がアルマセルに来た時は山を通っただけだし、その山も森と言える程の緑も無かった。

でも爺さんが何も言わないからこっちでいいかなぁ、て思うだろ。


「すまないが、森はどこの門から行けるんだ?」

「東門か北門、どちらからでも行けますよ」

「案内、頼んでいいか?」

「はい、もちろん!」


どうせ監視役なら多少世話になってもいいだろ。


「ですが、祖父にタダ働きは駄目だと言われたので道中に少し質問をしていいですか?」

「それぐらいならいいが...」

「ありがとうございます!」


まさか爺さん、この流れをシェニルと打ち合わせてたのか...!なんて恐ろしいやつだ。

でも、可愛い娘と話しながら脅威のいない可能性(・・・)のある森を歩くだけと考えれば、役得か。

絶対何かあるだろうが。


こうして俺と、臨時でパーティーを組んだ監視役のシェニルは異変があると言われた森に向かうのだった。

森で何があるかも知らずに...。




この作者投稿遅ぇな。とか思ってくれてた方には感謝と謝罪しかございませぬ。

注)この小説はハーレム要素0の大変暑苦しい小説です。男同士でもありませんが。

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