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炎の斧士  作者: 手羽先丸
第3章-ピラミッドは頂上から作られはしない。byロマン・ロラン
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第24話

第3章開幕です!


今、俺はファトスの南にあるテマオ山にを登っている。

俺を照らす太陽は嫌がらせのように肌を焼き(気分)あまり舗装されてない道は俺を拒むように体力を奪う(気分)

木も所々に生えているが道に木陰を作る木はほとんどない。


そして、今の俺には斧が一本しかなくその一本はドラゴンの目に刺さるという功績を持ち、プレイヤーで初めてドラゴンを傷つけたであろう斧〔ベルバルディオ〕である。

しかし、この小さな斧では主力の武器として使うには心許ない。なんで俺はこんな無茶なことをしてるのかって?男には前に進むしか道が無いからだ!


□◇□◇

ーーマテオ山に入る少し前のファトス


「ふう。どうやって山を越えるか」


俺、アルテマはファトスの街の大通りに歩いている。何を悩んでいるかというと、武器屋に行ったのに武器を売ってもらえなかったからだ。

流石に二本連続で3日以内に折ったらダメだったらしい。


「貴様には売ってやらん!もっと武器を大切に扱え!」


と武器屋の爺さんに言われた。

実際はどっちも壊れると思って使ったわけじゃないが、折ったのは確かだから否定できない。


「…………はぁ」


マジどうしよ。

山越えができねければ更に他のプレイヤーに置いていかれる。中堅プレイヤーから落ちなくない。


「どうするか」

「やっと見つけた!」


誰かに肩を掴まれたので振り向くと、ドラゴン討伐隊にいた女冒険者がいた。

俺に用があるのか?オッサンが読んでるんだったらもっと他の奴を呼ぶよな。しかし、俺はこの女とそれほど親しい仲でもないし借金もしてない。


「これ、あなたの斧でしょ?」

「べ……ベルバルディオ?」


ドラゴンの目さえ潰した斧がその手に握られている。

炎耐性が付いているフレイムアックスの兄弟武器である。


「あなた、今武器がないんでしょ?これあげる。その斧が左眼に刺さっていたおかげで命を救われた冒険者もいるからそいつらからのプレゼントだと思ったら?」

「そうか、ありがとな。ベルバルディオがあるだけでだいぶ楽になる」


斧術が使えるからな。手札が増えるのは有難い。


「じゃあ、私はもう宿に行くわね」

「俺はアルテマっていうんだが、あんたは?」

「……リレナよ」


そう言って俺に背を向けて歩いて行った。

ベルバルディオが俺の手元に戻って来た。ここで俺がやるべきなのは何であるか。


「よし、南に行こう」


□◇□◇


「うぉぉぉ!」


現実リアルのワニぐらいの大きさのヤモリを蹴り上げる。だが、武器がないと攻撃力が足りない。

俺は斧が持ちにくくなるから付けていないが、体術を主力とする奴は籠手とか脛当てとかを付けて攻撃力を補うらしい。


「奥義!フレイムライダーキィィィッック!」

「シュウウゥゥーー」


だが、我が奥義フレイムライダーキックは一味違う。

炎魔術と格闘術を二で割って足ししたような攻撃力を誇るこの奥義はヤモリのHPを削り取り地面にひれ伏させた。


なぜ最初からフレイムライダーキックを使わないかって?

俺も一度試した。だが、HPがレッドゾーンまでしか減らないのだ。少しだけ残る。きっと職業が格闘家だったら削り切れるし、フレイムアックス(2日間の相棒)メタルアックス(3日間の相棒)があるならフルスイング一撃で勝てるだろう。


かといってベルバルディオも使い勝手がそこまでよくないのだ。ベルバルディオは小さいから敵に近ずかなければならないし、攻撃力もそこまで高くない。

相手を怯ませたり隙を作ったりするのにはもってこいなんだがそうじゃないなら格闘術の方がいい。

……耐久値がどれぐらいかも分からないしな。


ヤモリに解体ナイフを刺してから登山を再開すると、この山に生えている他の木と比べ物にならないほど大きい巨木を見つけた。普通なら無視するが、ここはゲルボルク(ゲーム世界)。目立つように生えているあの木には何かあるような気がするのだ。


巨木の下まで歩いて行く。木陰に入ると気温が1℃か2℃下がったように感じるほど涼しい。


「デカイ木だな」


少し遠めの位置にいても大きく見えたのだから近ずいたらもっと大きく見えるのは当たり前だ。それでもこの大きさは予想外だった。1番下にある枝ですら地面から5メートルぐらいの高さはありそうだ。


だが木の下には何もない土と根だけだ。


「下にないなら上に行くしかないな!」


テンションが上がる。最後に木登りをしたのはいつだろう。

…………ドラゴンから逃げる時だな。そうだ、そうだった。テンション下がるな。


取り敢えず登るか。


このゲームを始めて使用率が2番目に高い高速立体機動を駆使して巨木をピョンピョンと登る。ついでに1番は身体強化だ。危険察知は最初の方まったく反応しなかったからノーカウントだ。


モンスターが出てきて叩き落されるかとビクビクしていたがそんなことは無く無事に巨木の最も高い位置にある枝に辿り着く。風が気持ちいい。

しかし、俺がそこで見た光景はその心地良さを吹き飛ばす威力があった。

さあ、アルテマさんは何を見た!?


実は最近、炎の斧士で連載がどれだけ大変か知ったのにまた小説を書き始めようとしてます。

アイデアは3つ。VRアサシンとVRサムライとSF系スナイパーです。そのうち掲載される……かも。

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