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炎の斧士  作者: 手羽先丸
第2章-男が修行する時は、必ず目指すものが必要である。
18/34

第17話-不可能は可能にできないから不可能である。

チョット遅れた( ;´Д`)

今日は日課VRゲームランキング13位です!皆様本当にありがとうございます!

ついにE級の依頼を達成した俺はひたすら兎を狩っていた。ホーンラビットが一番カイデ平原での出現率が高いからだ。

5回目からは1度に大量に狩って、出現しなくなってきたら依頼の達成と受注の為に街に戻るようにした。


その成果はちゃんと出て、翌日《ホーンラビットの肉収納》の記念すべき30回目の達成時に受付嬢から


「おめでとうございます。昇級ポイントが一定以上になったので、アルテマさんはこれからD級冒険者です」


やっとか。しかも初めて名前呼んでくれた。D級になったし、明日には街を出るかな。


「ところで、D級冒険者となったアルテマさんに受けて欲しい依頼があるのですが……」


イベントか?


「《フォレ二の森の調査》という依頼ギルドからのですです。最近、フォレニの森と森近いカイデ平原の魔獣の数が増えたり、様子がおかしかったとの報告が多数上がったりしているのです。」

「何でそんな危なそうなのをD級になったばかりの俺に押し付けるんだよ」

「ほら、異界人の方って死亡しても復活するんですよね?」


成る程。プレイヤーが復活するのをNPC(ゲルボルク人)も知っているのか。

危険な仕事を押し付けるには丁度いいってか?


「あのなぁ、俺ら(異界人)でも死んだら精神的にくるんだぞ?」


タブン。


「そう……ですよね……。ではC級冒険者の方に依頼を出そうかと思います」

「いや、俺が受ける」

「さっき異界人だから押し付けるなって感じのこと言ってませんでした?」

「言ったが個人的には受けたい。さっきは死んでも大丈夫って扱いが気に食わなかっただけだ」


俺、一回も死んで無いからもうそろそろ体験してみたかったんだよな。


「本当に受けるんですか?」

「ああ」

「本当の本当ですね?」

「ああ」

「本当の本当の本当ですね?」

「ああ」

「では、受注しました。頑張ってくださいね?」


やっと出発できる。


「じゃあ、行ってくるわ」


□◇□◇


フォレ二の森に到着。なんかあんまり変わっていないような?


「取り敢えず修行した滝に行ってみるか」


最初こそ違和感を感じなかったが、長時間居ると分かる。


「モンスター、多くね?」


もう森に入って30分、もう8回も交戦していた。

また来た。熊か。


「ガァァァァ!!」

「しゃあああ!!」


トマホークでベルバルディオを投げ、そのまま突っ込んで首刈り。

これが熊を倒す俺の戦術。だいたいこれで勝てる。


「があああああ……」


これだけモンスターが多かったら滝までに時間がかかるな。

よし、モンスターが出てきても逃げよう。高速立体起動の本領発揮だ。


「フッハッハッハ!楽しくなってきた!」


障害物を避ける、避ける、避ける。変にスピードが出てるからテンション上がるし。

戦わずに移動のみしていたから、走り始めて1時間半で滝に到着することができた。


「到着!」


俺の目にはには全く変わらずに水を落とす滝が壮大に映っている。現実であたったら死んでしまうだろう。


「滝に着いたし、ここら辺を探索するか」


ガサガサと歩く。

そういえば、滝に着いてからモンスターが出てこないな。


「もしかしたらここら辺に元凶がいた……り……?」


危険察知がガンガン反応している。正直逃げたいが動いてははいけない、と本能が言っている。

そしてソイツ(・・・)は俺の前に姿を表した。


「グルルルルル……」


ーードラゴン。


唐辛子色の、真っ赤なドラゴンが俺の前にいた。

俺、ヤバくないか?完全に目があったし。


背を向けて走り出した瞬間。


「ガアアアアアア!」


と咆哮して追いかけて来た。しかも速い。

助けも期待できそうにないが、今は走るしかない。

だが、ドラゴンは無慈悲に追い付いてくる。



逃げきれない。そう判断した俺は振り返ってドラゴンの顔にフレイムアックスを叩きつける。


「平斧打ちぃ!」

「ガアア!」


バキィ!と、嫌な音が。

恐る恐る手に握った相棒()を見ると、刃の部分がない。

手に入れて2日の、フレイムアックスの刃が。


「マジかぁぁぁ!」


その瞬間、俺は心の中で2日で折れた斧に謝りながら逃走を再開した。

いや、逃げるしかないじゃん。


「ファイアボール!」


目くらましにファイアボール。初めて使った。

が、効果は無し。そのままノンストップで追いかけて来る。

このままじゃ逃げきれない。なら、


「コレでもくらえ!」


もう一度振り返ってドラゴンの顔に跳び、ベルバルディオを左眼に突き刺す。


「ガアアアアアアア!?」


予想外の痛みにのたうち回っているドラゴンを尻目に再逃走。

逃げ切れる、と思った瞬間。視界が炎で真っ赤に染まった。たぶんブレスだろう。


「絶対討伐するからなこの唐辛子!」


A級冒険者が。

視界が暗転していくのを感じながら叫び、俺は人生初の死亡を体験したのだった。


ついにアルテマさん死亡!ドラゴン討伐はいかに!?


感想、評価いつでもお待ちしています!


次回、自分で駄目なら人に頼るのが最良の結果に繋がることもある。

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