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炎の斧士  作者: 手羽先丸
第2章-男が修行する時は、必ず目指すものが必要である。
16/34

第15話-自由な世界では絶対という言葉は使われない筈である。

投稿、少し遅くなりました……。

100件目〜157件目のブックマークと2.3人目の評価ありがとうございます!

お陰様で日間VRゲームランキングで19日は18位、20日は16位を記録することができました!



ーーカランカラン


前に来た時と同じようにベルを鳴らして剣と槌が交差した看板の下にあるドアを潜る。

この前は10人程いた客も今はいない。

プレイヤーがこの街去ったからだろう。俺もその内いなくなるけど。


「らっしゃい」


客が少ないからか、違った。客がいないからかカウンターに座っている爺さんが声をかけてくれた。

……なんて返事をすれば良いのだろう?


1.こんにちは

2.ちっす

3.まだくたばってなかったのか

4.ポーズをとってサムズアップ

5.無視


消去法で5を選ぶ。

カウンターには歩いて行くけど。


「武器を作って欲しい」


防具も欲しいが、武器が最優先だ。

火力is大切。


「紹介状はあるかい?」

「この紙のことか?」


オッサンに貰った紙をカウンターに置く。

爺さんはそれを手に持って見つめた後、魔力を紙に通した。すると


「おお……」


紙が光ったのだ。詳しく言うと紙に書かれている謎の記号が光った。


「武器は何を使う。斧か?ハンマーか?」

「斧だ。大きいの1つと小さくて投げやすいのを1つ頼む」

「斧か……筋力はいくらだ?」

「60だ。ついでに〈斧術〉はLV.6だ」

「流石、二角鬼人だな。筋力だけならC級冒険者だ。」


器用は3だけどな。精神も8だし。

言わないけどな


「素材は何にする?自分で持って来るんだったら安くするが 」

「これでどうだ?」


ギルドで35696Gに変わったフォル二の森素材のもう半分を全部出した。

爺さんは目を見開くと


「これ、フォル二の森の魔獣の素材じゃねえか。お前さんが取ってきたのか?特にこのプロテクトザレゲニなんてC級が狩る魔獣だぞ?」


そのザリガニ、硬かったから鬼火で炙ったな、たしか。

やっぱり強かったのか。


「で、作れるか?できれば炎を纏える斧がいいんだが」

「炎?ああ、鬼火か。耐熱性が欲しいのか……」

「できるか?」

「ちょっとばかし高くなる。そうだな、2つ合わせて5万Gといったところか。この素材を使うなら35000Gだな」


5万は流石に持ってないぞ?3万5千なら、ギリギリ払えるが。

さて、どうしようか。

今強化するか、今度一気に強化するか。悩むな。

言い換えたら金か、(ロマン)か、だな。なら回答は決まっている。


「35000で作ってくれ」

「分かった。この毛皮類はどうするか?武器には使わんぞ?グリップは他に素材があるからな」

「防具、売ってるか?」

「ここは武器屋だぞ。売ってるわけねえだろうが」


ですね。でも武器屋に防具が売ってあったって良いじゃないか。いや、何が置いてあるか分からなくなるから駄目だな。

防具は防具屋か。


「じゃあ使わない素材は防具屋に持っていく事にする」

「それが良い。この街の防具屋に行くんだったらこれ持ってけ」


と言ってオッサンに貰ったのと同じような紙を渡してきた。

確か紹介状とか、 そんなこと言ってた気がする。


「ありがとな」

「3日後に取りに来い」


そんな言葉を聞きながら剣と槌が交差した看板の下のドアを開いた。




その30分後、俺はギルドの近くにあるニワトリ亭でゴリスとその他冒険者と共に酒を飲んでいた。

暇で暇で仕方がなかったのだ。道場は出たばかりだから戻りたくないし、依頼も装備を整えるまで受ける気はない。


では情報を集めよう。となったのだ。

それでギルドホールにある酒場にしようかと思ったのだが、そこで


「おまえ戻って来たのか!よし、酒飲もう!」


とゴリスに誘われ、勿論誘いにのったのだが、酒場で飲むかと思えばわざわざニワトリ亭に移動しやがった。

他の冒険者も呼んで。


なんでも頼りになる奴に紹介してくれるらしい。それは助かる。だが、


「おまえ、ニワトリ亭の看板娘にいいとこ見せたいだけだろ」

「な、なんで分かった?」

「勘だ」


やっぱりそうだったか。俺にはメリットしかないから良いのだが。


「俺は紹介して貰えるなら普通に有難いんだけどな。ちゃんと看板娘にアピールしろよ?」

「おお!モチロンだ!そして看板娘じゃなくてマミルちゃんと呼べ!可愛いんだぜ?」

「俺もニワトリ亭に行った時に見たぞ。可愛かったがタイプじゃないな」

「それは良かった!ライバルは増えずに済んだみたいだな!おっし!おまえら、そんなトコでチビチビ酒飲まないで、ニワトリ亭に行くぞ!」

「「「おう!」」」


この街の冒険者は、ノリがいいらしい。


「俺はゼクセス!大剣使いで職業は両手剣士、D級だ!」

「俺は……」

「俺は……」


正直に言おう。飽きた。

同じようなことを25人ぐらいが順番に話すのだ。夕方だからって多過ぎだろ。

だが、ゴリスに聞くと、冒険者は基本、夕方には帰ってくるらしい。モンスターに足止めされても不利な夜になる前に帰ってこれるようにだとか。


途中から流し聞きしていた俺だが1人、耳を疑うことを言った奴がいた


「俺はギフェルス!魔剣ベルモルスの使い手にして職業は魔法剣士、A級だ!」

「A級がなんでこの街に居る?」

「居ちゃ悪いか?なんか最近、森が騒がしいようでな。一応滞在して欲しいとギルドに言われたんだ」


イベントか?でも修行が終わった帰りもそんなにおかしくなかったぞ?


「森はそんなに変じゃなかったぞ?平原にはでっかい犬がいて死にかけたが」

「ボルドッグキングがカイデ平原にいた?やはり異常だ。なんで報告しなかったんだ」

「ゲルボルクには最近きたばかりだから異常だって分からなかったんだよ」

「異界人か?なら仕方がないか。貴重な情報をありがとう」


不吉な情報も手に入れてしまったが、この後もログアウトする時間まで俺は酒を飲み続けた。

このゲームって、ほろ酔いまでしかなれないのに二日酔いにはなるんだな、状態異常で。

光魔術師の冒険者に治してもらったが。

祝!総合20000PV突破!

祝!30000文字突破!

昨日だけで6000PVになって、自分は驚くばかりです。

感想、評価は作者のやる気に繋がりますので、いつでもお待ちしています!


次回、修行とは急激に強くなるための行動ではない。少しずつ、積み重ねていく行動が修行である。

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