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41 タイムリミットは隕石で

さあ参った、あの頃を思い出す...森の中の少し開けたこの場所へ!


松下:「すみません、一応確認なんですけど、殺すまでするのは無しですよね?」


水造:「まぁ、いき過ぎることはあるかも、しれんな。」


待ってくれ待ってくれ、そこまで行くのは無しだろ。まぁ、せめて『いき過ぎることはあるかも』だから、そんな気はない...と受け取っていいんだよな...いやそう思いたい。

そうじゃないと怖気づいてガンガン攻めれなくなりそうだ。

...いや、私は今まで、どんな戦闘を繰り広げてきた。全部、完全に勝つ、ひいては拡張して殺すとまで思っていたであろう相手と戦ってきたんだ。それで生き延びたからって過信もよくない。良くないが、そんな世界で生き延びた。

そんな中、この相手は、殺す()()、殺す気は一応ない。倒せるまでなくても、死ぬこともないはず!


よっしゃ行こう。気合い入れて、勇気を出して!


水造:「行くぞ。よーい...始め!」





一旦は、私の手札を確認していこう。

①霰

②雹

③大雨

④子鮫

⑤霹靂

五月晴れ(プラムインサン)


こんなもんだろう。

そして私の魔法(ランダムウェザー)は、トランプに例えるとすれば、この六つが五枚ずつ用意されており、シャッフルされて五枚出される。しかも抜き取る順番もランダム...的なことだ。

いろいろ意味とかを理解すればかなり単純、しかし使いこなすのは至難の業。ランダムってところがミソだ。来てほしい技が来てくれないことが度々ある。

しかしだ。私は戦っている最中に、とあることに気づいた。


いっちゃん最初なら基本何来てもよくないか


ということに。

全部いっちゃん最初なら使えるのだ。無能がいない。


松下:「ランダムウェザー!」


正直、最初となると、大雨、子鮫、雹あたりの、継続的に効果があるやつが一番好ましい。雹は使い物になるのかは別として。


松下:「霰!となると、ウィンディン!くらえ、霰バースト!」


水造:「おぉ、あの頃だと考えられないスピード。短い期間で進化がすごいな。フェアズンウォール。」


うーん、かなり速い攻撃だし、ワンチャン...って思ったんだけどな。


お、でも今回は師匠イモらないんだな。ちょっとは難易度下がるか。

...いや、違う!なんならその逆だ!

前回はどうやってるのかわからなかったが、直視で行動じゃなかった。しかし、今回は直視。攻撃の精度が0と100くらい違う!

今回は、いかに頭を使ってどうこうってわけではなく、シンプルに、()()()の訓練!さらにはこれからに向けての格上への実践経験、そして自分の成長の確認のためだ。そのための訓練だ、おそらくこれは。


つまり、だ。今回の師匠はおそらく、全力とまでいかなくても、贔屓や手加減は無し、ってことだろうな。完全な私の訓練、確認。本気で行くぞ!

──────────────────────────

一方そのころ、ポークのほうでは―


寛三:「まず、なぜポーピーク殿に剣術を教えようかというとじゃな...」


ポーク:「すみません、ポークでいいですよ。」


寛三:「いや、ポーピーク殿で呼ばせてもらうじゃ。」


寛三がポークの話を聞かずに『ポーピーク殿』呼びで話を進めていましたとさ。


寛三:「剣術を教える理由は、2つあるのじゃ。まず一つ目が、シンプルな戦力アップじゃ。一人の修業の待ちを作るのは時間の無駄じゃろ?さらに、世界には魔法無効等の厄介な魔物もいるのじゃ。そういう時に、剣術の使える戦士がおれば大活躍じゃ。」


ポーク:「ふむふむ...」


ポークは意外にもまじめに寛三大先生からの授業を受けていた。


寛三:「二つ目が、帯属剣の存在じゃ。例えば...」


寛三大先生の講義はまだまだ続く...

──────────────────────────

とりあえず、一発、ランダムウェザーを発動させた。さっきの霰バーストでな。つまりあと使えるランダムウェザーは4回。それ以上を発動させて成功した覚えはない。


そして今の間合い、途中には何の障害物もなし、横に、距離を置いて師匠が立っている。

物理で、真っ向で殴る、蹴るなどで攻撃するにしても、距離が空きすぎている。とはいえ、近づきに行くと、そこを狙って下からフェアズンで上に上げられ...だ。

つまりは結局なところランダムウェザーで運ゲーを仕掛けるしかない...!確実に当てれる場所、状況で!


水造:「なんだ?速く仕掛けてこないと、こっちから攻撃し始めるぞ?」


松下:「いいですよ、どうせ避けれるんで。」


水造:「いったな?」


松下:「はい、言いましたよ。」


水造:「ならば全力で...!フェアズンウォール!」


どうせ、フェアズンウォールなんてたかが知れてる...はぁぁぁぁ!?

ナニコレナニコレ、チョットシラナイマホウカモ。

上からまるで落ちてくるかのような...いや、落ちてきている、この岩!しかもかなりのでかさで!

まるで隕石...これを避けるにはどうしたらいいかと。


このサイズ的に、横方向への避けは...無理だろうな。

下へも行けないし...

かといって、もちろんのこと直撃は死ぬだろうし。

...あぁ、そういうことか!これは、タイムリミットってことか!

これが落ちてくるまでに師匠を負けさせればこの隕石はなくしてくれるし、耐えれる。

しかし、倒すことができなかったら、最悪死ぬ可能性だってある、そんなタイムリミット!


...いいじゃないか、この隕石が落ちてくるまでに倒してやる!

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