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37 火力とスピードの理不尽 其の六

うどん侍の、「Ehh.」(hが長いのも同様)は、擬音語で、わかりやすく日本語のオノマトペで表したら、おりゃー、とか、うおおお、とかそういう感じだと思ってて。


ちゃんと日本語で話すと、力むときの声って感じでよろしく。

ひとまずは(わたし)(てき)にはあの技を使ってきてもらいたいのだが...まぁそう狙いどおりにはいかないだろう。

無理くりに人の行動を変えることはできないのだから。

でも、その行動を誘うことはできる。

さっきの状況やらなんやらに合わせるんだ。


確かあの時は...


①間合いを取っていた

②牽制をしあっていた...?

③うどん侍が何もしてこない


てな感じだった。

③のことに関しては、まぁ正直運ゲーな気はするが、だいたいはこの状況に合わせるように行動をとっていけばもしや...って気はする。

ただ、あからさまじゃだめだ。

あからさまな行動をしたら、完全にばれて、うどん侍なんかじゃ、流れを握っているかと思いきや、握り返されてるなんて事態も重々ありうる。


要するに、バレず、①,②の状況に合わせたら勝機はあるってことだ。

ハハッ、うどん侍相手にかなりの攻めた作戦だな。

しかも、この作戦は攻撃を誘うためっていう...なんなんだこの作戦。

ちなみに今から使えるランダムウェザーの回数は...はぁ!?あと一回!?

チャンスは一回か。

しかも誘ってるときは使えないと...


...ふぅ

だめだな、転生前から無理だと思う程のことをやろうとしたら深いため息をつく癖がある。

まぁ今は別に良い。その癖の話なんて。

…よし、行くぞ!



うどん侍:「Tsukimi Style, Iai.」


初手から技使ってくるのね!?

でも、居合なら別に避けるのは容易い(たやすい)!抜刀なら別だがな。


うどん侍:「Ehh.」


まじかよ!

居合後、すぐに上に刀を振り上げて追撃に来た!

居合の後モーション、もっと長かったでしょ!

って、後モーションとか、なんかゲームみたいだな。

ゲームじゃない、現実なんだぞ、これは。いやまぁ現実とは考えられないけど。

というかこれアニメの中だと思われる世界なんだった!忘れてたわ。

いやいや!今考えることじゃない!

今はこの戦闘に集中!


うどん侍:「Tsukimi Style, Gekkou Katate Duki.」

技名:月光片手突き

効果:月光諸手突きに比べ、火力は下がったものの、前後の隙が短くなり、全体的にスピードも上がった、そして射程が長くなる。また、月光諸手突きは両手で刀を持つが、月光片手突きは片手で刀を持つ。そのため、射程が長くなった


おいおい嘘だろ!

振り上げたすぐ後だぞ!?流石に隙が無さすぎる!

そして今言ったのは、片手突きだと!?

諸手突きの次は片手突きですか、そうですか!

しかもあの諸手突きよりものすごい速い。

一応は抜刀よりは遅いけど、そこと比べても良いレベルだ。


プリック:「ウィンディン!」


何とか避けることはできた...

この技の短所は、一直線にしか動けないことだな。多分。

一回しか受けてないからわからんが、今の感じを見ていたら、一直線にしか動けない感じだった。

ばちばちに子鮫に食われながらまっすぐ突っ切ってきた。

だから横にすっと動けばかなり簡単に避けれるな。OK、覚えておこう。


うどん侍:「Tsukimi Style, Moon Drop.」


また間髪入れずに次の技かよ!

ノリに乗ってんねぇ、うどん侍。バフでもかけられたんじゃないの?


まぁとりあえずこの技はたしか、全力疾走で適当な方向にでも移動すればいい。

もしかしたら、【魔力爆発(ファーストバースト)】を放たれるかもしれないから、それの爆風の向き注意ってところか。

...いけるな。


...妄想上は、ねぇー!

なんか、本当に何となくだけど、少しずつ吸い込まれていく感じがする、月の攻撃(ムーンドロップ)の中心部に!

まさか、今ノリに乗っちゃってるからか!?

くそぉ、何そのノリ、私も乗りたいわ!


プリック:「ウィンディン!そして、その大回転中のムチの中に、雲の手(クラウドムーブ)!これで、ムチがどうにかなってくれるんじゃないの!?」


どう効いてくるか、機転を利かせた急な雲の手(クラウドムーブ)

やりようによって、うどん侍自体を掴むってのと、ムチをなんか...変な感じにする、二つの結果がある。

この二択を迫ることによって、うどん侍はどういうことをしてくるのか...

まじか、そのままムチを大回転か!

しかもどちらかといえば...雲の手(クラウドムーブ)によって作られた雲の手のほうが搔き消されてない!?


...いや、まぁそうか。

普通に考えたら雲が掻き消されるに決まってるわなぁ。

これに関してはただただバカだったな。私が。


プリック:「でも、ちょっとは効果があったみたいだな、うどん侍。」


多分コイツのおかげで、何とか吸い込まれてもあんま影響ないところまでは逃げれた。

さぁこっから、どうやって、どのくらいの間をとるか...

これは大切だ。もしかしたらこれでバレるかもしれないし、バレなくてもシンプルほかの攻撃を使ってくる可能性も高い。

...まぁこんくらいか。


よし、来いうどん侍、最高のショー、幕開けをしようか。






うむ、キャストは揃ったようだ。


うどん侍:「Tsukimi Style, Gekkou Moroteduki.」


よしよし、台本通り、ちゃんとやってくれている。いやまぁ、台本じゃなくて想像通り、妄想通り、そんな感じか。

...!

足を後退させた。もう来そうだな。


...よし、そして当たる直前、当たる直前、当たる直前!

チキるな、チキるな...当たる直前、そこで私はウィンディンも使用して大ジャンプをする。

なぜ当たる直前かというと、おそらくこっちは自由に動けるからだ。

子鮫をうまく避けてこっちまで辿り着けていたからだ。

そして、ウィンディンとジャンプ掛け合わせによる大ジャンプの試験運用は一応した。そこで、できた。なので今回のこの作戦で使う。


............ここ!


プリック:「ウィンディン!」


そして、ジャンプも掛け合わせて......よし!大ジャンプ成功!

そしたらここからは、ランダムウェザーによる運ゲータイム、今回は実に()()()()の確立だ。

上手く出てくれよ、五分の二!


プリック:「ランダムウェザー!やった!霹靂!ぶち込め、うどん侍の脳に、霹靂を!」


ドンガラガッシャーン!


おそらくは...やった...いや、『やったか』とかは絶対に言わない、フラグが立つからな...って、なぜ目の前にうどん侍が......!


うどん侍:「Tsukimi Style, Iai.」

効果:()()()()()()()()()()()()()()()()()


まさか...こんな至近距離で言われたら!

しかも、今は空中、もう避けられない......!

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