31 魔法バトル大会(ショー) 六幕目 閉幕 VSアーケ
なんだ?ドシュッってオノマトペは。正直もうそれオノマトペでもないでしょ。いや別にこれを使う人を否定するわけではないけど。
意味は、ドは分からんけど、シュッに関してはスピードを速くするシュッだろうから、攻撃は速いんだろう。
なっ、なにこれ!?ドゴッよりもはるかに速い打撃...
あ、これ【ドゴッ】と【シュッ】を合わせたやつっぽいな。そりゃ打撃も速いし強そうなんだ。
しかし、それよりも何故それを冷静に観察することが出来てるんだ?やっぱりループが何か強くしたり弱くしたりしてるのか?
ただまぁこれは好都合。
この間に作戦を考えよう。とは言っても時間はない。急がなくては。
まずは...って、なんだ?
お、おい!なんだ!?なんで...
なんで勝手に手が動いてるんだ!?
まさか、何者かに操られている!?アーケさんも何か言ってたようには見えなかったし...
えぇ?お前なんでポケットに手を突っ込んで...なんだ!?これは!
ポケットに何か入れたっけか?否、何か入れた覚えはない。
!?いや、何か入ってる!何か...何かがあるぞ!
お前...出せ!それ出せ!
これは...ナイフ?
しかし、なぜこれがあるって知っていた?しかも自分は入れた覚えはないのに...
いや、ただこれは使えそうだ。
ほらやっぱり、手を動かしてる本人もそういう思考だそうだな。
このナイフをどうする気だ?手を動かしている犯人は。
額の前に持ってきた?
しかも刃を私の左側に持ってきている。
まさか、私を手助けしているということか?
ならば、ループの犯人とも同一犯なのか?
結局は何が狙いなんだ?この犯人Xは。
まさかオジーの誰かがやってくれていたりするのか?
うーん...違う違う!今そんなこと考えたって関係ない!
今は、この戦闘に集中しよう。
さっきもこのくだりやったぞ?
とりあえず、このナイフで迎撃するってことでXとは意志疎通できたってことで良いだろう。
そのために、少しでもダメージを上げたいから、勇気を出してウィンディンでアーケさんからしたら追い風になる風を出す。
そして、ランダムウェザーでできれば霰を出して、少しでもダメージを稼ぐ。ここでは霹靂が出てきても及第点。
そして最終的に思うのが、おそらく攻撃された後の衝撃の方が強いはず。直接は当たらんからな。
ただまぁそれは...所詮ショボ爆発のみだし行けるか。
よしそれじゃあ、作戦実行かな。
ひとまずは、律儀に左側からパンチをしてくれるように願う。
よっしゃ、ちゃんと左側からパンチをしてくれた。
これであとは持ち前のスーパースピードでパンチをこのナイフに向かって放ってくれ!
アーケ:「うわっあっ!」
よくやった、アーケさん。
これで作戦の第一関門はクリアしましたと。
そしたら第二関門はウィンディンでさらにナイフに食い込ませる!
うぉらー!少しずつナイフに食い込んできた!
そして、
プリック:「ランダムウェザー!霹靂!」
まぁ一応は及第点だが...即効性がないというか、すぐに放てないからな...それまでに耐えないといけないぞ。
バンッ バンッ
待て待て待て!今まさか爆発するつもりか!?
少しバンッバンッいってはいるんだけど...
まさか、大ダメージがあるなんてことないよな?
いや、大丈夫だ。今までの信頼がある。大丈夫。安心しろ、私。
いやー、めっちゃ大ダメージー!普通に痛い!熱い!
しかも、吹っ飛ばされてぐるぐるまわってるし今空中だけど、このまま落ちたらかなりまずいかもしれない!
あ、そうだった!話は変わるけど、霹靂をさっき発動できたから、それを避けることを考えず、しっかり今アーケさんがいる場所に雷を落とそう。
多分ナイフがぶっ刺さってるから一反木綿状態にはなれないはず。一反木綿とか紙でしょ?切れるから。
アーケ:「今来るってマジ!?シュルシュルシュル!いや、ナイフ邪魔すぎ!動けないじゃん!」
よし、考えどおり、一反木綿にはなっても逃げることはできずに直撃だな。
地面にも倒れたし、倒しただろう。
それはそうと、こっちもどうにかしないと!
まずい!もう壁にぶつかる!
なにか...もうなにもないのか?X!
いや、そうだ...今までやったことはないけど、出来そうな技というか、技術があるな...
プリック:「魔法全消費で、ウィンディン!流石に体を止めてくれ!」
お願いだ!
止まれ!止まれ!止まれー!
...ふぅ。
なんとか耐えたー...
ギリギリだったな...
そうだ!アーケさんはどうなった!
よかった...もう倒れてくれてるな。
紙は電気を通さないから聞かないかと思ったけど、絶命までしなくても、気絶はしてくれてるからいいや。
ってことは...流石にそうなるよな?
実況:[プリック選手、まるでこの戦闘の内容からアーケ選手の情報まで知っていたかのような作戦勝ちです!]
ふふっ、そのとおりなんですけどね。
観衆:〖〖うぉー!〗〗
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?1:「ふぅ。満足いく映像が取れたわ。」
?2:「よかったじゃーん。後でそれ見せて。」
?1:「いいぞー。」
?3:「その前に、私。私の魔法でその映像取れたって言っても過言ではないよ?」
?1:「まぁそうだな。???からな。」
?2:「ま、今日はこの事書こうかな。」
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結局、ループといい勝手に体が動いたことといい、誰が何の狙いなんだ?
それっぽい人も思いあたる節はないし。
ポーク:「流石だね、勝てたじゃん。敵超スピード速かったくない?」
プリック:「本当に速かったよ。なんでかついていけたけど。」
アーケ:「ごめん、話し中に失礼していい?」
プリック:「えぇ!?やっぱ生きてたの?」
本当に生きてたとなるとちょっとびっくりしたな。
アーケ:「あ、あのさ...プリック...後で来てくれる?」
プリック:「いいけど、なんで?」
アーケ:「いや、その...」
プリック:「言いたくないなら良いよ。後でどこ行けばいい?」
アーケ:「後でって言っても、試験が終わってからでいいよ。忙しいだろうし...出てすぐのどっかの柱の近くに来てね!それじゃ!」
...行ってしまった。
っていうか、出てすぐの柱とかめっちゃあるのに...時間かかりそうだなー。
しかも、なんで呼び出すんだ?
こっちも、ループの件もちょっと謎なんだよな。




