25 魔法バトル大会(ショー) 五幕目 閉幕 VSうどん侍
うどん侍:「Ontama Style, Battou.」
技名:温玉流、抜刀
効果:温玉流派の抜刀技である。スピードは優に音速を超える
な...なんだと!?あの体勢、空中に居たというのに、意図も容易くこの距離を詰めてきやがっ...
プリック:おい!ウェント倒れたぞ!しかも、右手、左足切られた状態で!まさか、死んだりしてないよな...
やばい、これは流石にやばすぎる...空中からっていうのに、これは避けられない...速すぎる...不可避の一撃だった...避けきれなかった...こんなの...ダメだろ...ギリだが...
ウェント:「模倣、───」
ウェントは声にならない声で詠唱し、魔法を発動させることに成功させた。
うどん侍:「What? You could avoid it in that split second?」
こいつは...最後...何を言ったんだ...まさか...大切なこととか...言ってないよな...
プリック:「ウェントぉぉぉぉぉ!」
───────────────────(ここからはプリックの心の声)
いや、いやいやいや、本当に言ってるのか?
ポーク:「ウェントが...ウェントが死んだ...!」
プリック:「ウェント...ウェント!ウェントぉぉぉぉ!」
せめて...せめて最後に話すのが楽しい話が良かった...まだまだ話がしたい!
ウェント、今そっちに行くからな、安心しろよ!
見張りの人:「おい!戦場には入るな!」
くそ!せっかく、一人だった旅が面白い仲間ができて、楽しくもなると思ったのに...しょっぱなから一人脱落って...そんなの...そんなの!
いや、いつまで悲観してたって変わらない。切り換えていこう。
...ただ、あんなの忘れられない。少しの時間だったのに、もう虜になっていた。
いや、だめだ。どうせ、たまたまその辺で会った知らない人。切り換えろ、今度こそ。
ふぅ、ただ、あのうどん侍ってやつは規格外の魔法使い...いや剣士だ。勇者パーティーにいてもあの強さなら違和感無いんじゃないのか?
そんなうどん野郎の分析は今しても意味は無い。次の事を考えるんだ、次の事。
私は今11位、今回決まる最低順位は13位、かなりの崖っぷちに居る。
ただ、最終的には1位まで決まることになっているから、正直15位以内であればあとは死なないようにすればワンチャン魔法使いになる、10位以内には入れる(第九話に詳細)...が、そんな勝ち方、魅せられるだろうか?否、そんなの【最高のショー】にはならないだろう。
実際、おそらくは次の試合を降参して誰か死ぬのを待てば、生きて終われるし、基本合格にもなるだろう。
しかしだ、見てる側はそんなショーは面白みの欠片もない。野球で申告敬遠ばかりしている試合を見ていても、面白みはない。それと同じだ。そんなの、楽しくはない。
ウェントの弔いのためにも、ここは順位を片手で数えるほどまでにしてやる!あばよくば、うどん野郎を...
ポーク:「うぇーん」
泣き方子供かよ。
プリック:「おいポーク、流石にもうそろそろ泣き止もう。いつまでも引きづってたって、変わらんよ。」
ポーク:「ただ、ウェントが殺されたんだよ?さすがに泣いてしまうよ...」
プリック:「でも、こんなに長く泣くってのもすごいと思うけどな。」
僕も、そんなに泣けたら良かったのにな
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僕の名前は????。
ここ、インヴェルノに産まれた、世界一の魔法使いと、この町一番の剣士の息子です。
尚、温玉流は作った人がうどんに温玉をのせるのが好きだったから。
別に、最後の~の後がプリック(?)の心の声ではないとは言ってない。




