24 魔法バトル大会(ショー) 五幕目 中幕 VSうどん侍
いや、何あれ!剣が変形してムチみたいに変わってる!?
というか違う、あれムチじゃなくてうどんだ!そこでうどん侍のうどん要素ついてくるの!?
しかも、あのうどん本当にムチだと勘違いするほど硬度が高い!うどんか怪しいけどあの色とか、若干匂いも、うどんな感じなんだよな。
ウェント:「それ、どういう原理なの!?」
うどん侍:「...」
でしょうね!答えは沈黙だと思ったよ。
つて、それどころじゃない!このムチの猛攻が凄すぎるー!
ここは左から、右から、これなんか上からも!?さらにはこのムチ当たったらもちろん痛いし...
駄目だ、このムチ、隙が無さすぎる...
そしてそのムチをまた剣に戻すことも出来るんですか、そうですか!...無理じゃない?これに勝つのは。
まずい!剣にされた状態で近づかれたらぶったぎられる!
...いや、この状況を逆手に取る!つまりは、近づいたタイミングに合わせて今まで見た中でも一番強そうな蹴り技をお見舞いすればいける!せめて、怯みでもさせる!
ウェント:「鏡、カンフー映画の師匠の蹴り!」
よし、タイミングは完璧。そしてダメージもでかいはず!
ウェント:「どりゃぁぁぁぁぁ!」
よし、入っ...いや、違う!
こいつの手に持っているもの、これは剣ではない、ムチだ!
しかも、そのムチは今、俺のもう片方の足をがっしり掴んでやがる!
...いや、ただ関係ない!ムチが掴んでいようと流石にここからこいつがムチを使って俺を転ばせるより先に、俺の足の方が先に当たる!
よし、今度こそ当たった!
...って、こいつだけじゃなくて俺まで蹴りで飛んでる!?
力が強すぎて自分もこのムチを伝って動かしてるのか。
ただ位置関係的にこいつの方が先に壁にぶち当たる。
結局な所、作戦やらなんやらではそっちの方がもし上だったとしても、運は俺の勝ちのようだな!
あれー!?壁の方向にあいつ居なくなってるー!
いや、上にいたー!まさか、あの蹴られた後の体勢から無理くりあんな高度まで大ジャンプしたの!?そんなバカなことある!?最後見たときとか体ぐるぐる回ってましたよ?
いやいや、そんな事よりこの状況、どうする?
今まであいつが目の前に居たから何もしてこなかったが、やばいぞ、こうなると。
俺のある選択肢としては、
①あいつと同じように大ジャンプ
②シンプルに諦めて壁に激突
③何らかの方法で体を動かしよける
そして、最終的に残る選択肢は③のみだろう。それ以外の選択肢とか、考える間もなくごみ捨て場行きやろ。
どうやって避ける?
やっぱり、下に強く、何かしらを突く?その何かしらは持ってないわ。
激突覚悟で、衝撃をなんとか緩和する?これはありだが、失敗しそうだし、他の策のバックアップとして考えとこう。
そうだ!フェアズンウォールを使えばいいんだ!子供が逆から滑り台を昇るように、滑らかに、ループするように岩で丸い円をつくれば、そこで最終的には止まれるはず!
そして、ずりずり擦られるがために車輪的な、衝撃吸収の何かが欲しい。しかさ、軟体は使えない(理由は後書きに)。だから、足についてるうどんを使う!
正直強度に不安を感じはするが、こんくらいしか頭は回んなかったし、これで行く!
せめて、うどんが耐えきれなかったらハブーブの暴風を模倣しよう。これで少しは遠心力にも耐えれる...はず。
よし、この作戦、実行だ!
まずは、フェアズンウォールで丸い円をつくる!
よし、よく見えはしないけど多分出来たはず。
その次!うどんを背中に持ってくる!届かない分は頑張って伸ばすしかない。
そして、足の方からこの岩の丸い円のなかに入る!これが案外難しいと思ってたが...よし、成功!
あとは、願うしかない。ちゃんと止まってくれることを!
...お!止まった...のか...おぇ。なんか吐き出しそうなんだけど...
って!間髪入れずn...
うどん侍:「Ontama Style, ─── 」
補足
壁に衝突する際軟体を使ったら、周辺に体の破片が飛び散って、助からんよ。
軟体の能力は、スライムのように体を変化させることで、剣や矢を受け流す。だから、攻撃されたら本当に少しだけ体の破片...というかスライムの液体(?)が押し出されたりしてはいる。
別に切られてる訳ではない。




