21 魔法バトル大会(ショー) 四幕目 開幕 VSヘヴィ
楽屋にて
次戦う選手はたしか、ヘヴィンパクトさんだったっけ?
ていうか、多分女性の受験者って少なかったよね?その珍しい一人と戦えるとは。
プリック:「すみません、ヘヴィンパクトさん。」
ヘヴィ:「ヘヴィで良いよ。何?」
プリック:「あのー...いや、何でもないや。」
ヘヴィ:「なんだそれ。まぁいいや。速く行こう。」
いやー、なんか自分から行ってる感ありますね、ヘヴィさん。
にしても、想像は出来てるんだけどなー。雷の魔法の想像。あとは上手く脳内のものを再現するだけ。それが難しいんだけど。
というか、めっちゃデカイ剣持ってるなぁ。
実況:[それでは、第三幕目、第一回戦開幕です!]
よし、まずはランダムウェザーを...
は!?体が動かない!しかも、体が地面に押し付けられている!?何が起きているんだ!?
ヘヴィ:「何が起きているんだって顔だな。まぁ顔も上手く作られてねぇが。」
プリック:「なんだよ、バカにしてんのか?」
ヘヴィ:「バカにしてねぇよ。それと、一応解説してやろう。
俺の適正{重量}は、物の重さ軽さを変えることができる。際限なくだ。
そしてそれがどうしてお前を押し付ける原因になるかを教えてやろう。それは、周りの空気を重くしてるからだ。もちろん空気だって際限なく重量を変更できる。速攻で押し潰すことだってできるんだ。ただ、気づいたんだ。」
プリック:「何を?」
ヘヴィ:「そんなことしたら貰えるポイントが減るからだよ。だから俺はこんなに順位が低いんだよ。」
いや、気づけよ元からそんくらい。
ただ、即死じゃなくて助かった。ここで雷のそれをだせば!
プリック:「ランダムウェザー!」
ヘヴィ:「お?お?まだやるのか?このやろー。」
ここで雷を出せれば!って思ったけど、これ違うな。多分、
プリック:「雹...か。」
うーん、雷じゃないのかー。ただ、霰とか変なのにならなかっただけまだまし。
ヘヴィ:「え、俺に有利な場面を作ってくれたの?ありがとー。」
プリック:「何でだ?私の雹の攻撃は統一して攻撃されるから少しはあっても言う程ないはずだぞ?」
ヘヴィ:「まだ気づかないのか。俺の適正は物の重量を変化させる。それによって、お前に当たる雹だけ重く、俺に当たるのは超軽くすれば、必然的に有利になるんだ。」
確かに...くそっ、こんなことにも気づけないなんて。
今、運に頼らず攻撃できる技は、ロ・チ・マだけかよ。ただあれはあの状況のように、攻撃されない又は、攻撃されにくいから打てただけであって、今はおそらく打てない。
結局運に身を任せて打ってみるしかないのか。
プリック:「ランダムウェザー!大雨!」
またはずれかよ!
...いや、もしかしたらこの大雨、使えるかもしれん!
あとは、大量の雨にぶつければ良いんだが...
って、ヘヴィ、剣で攻撃してきてるー!そんなデカイ剣なのに、何でそんな速いの!?まずいかもこれは逃げられない!
...いや、ここは、迎撃する。
プリック:「ウィンディン!修行で風力が強くなったんだぞ!流石に耐えれまい!」
いや、少し怯んではいるけど、びくとも動きやしないやん。これはもう...無理?
いや、あと三回だとしても、ランダムウェザーを打つ!
出なかったとしても、あと二回は倒れずに打てる。
プリック:「ランダムウェザー!霹靂!」
技名:霹靂
効果:指定した物、人、位置に雷を落とすことができる。しかし、一度指定した場所は変更できず、自動追尾でもないため避けることも可能
よし!雷を落とす魔法、霹靂、作成完了だ!
ヘヴィ:「ふぅ、ギリ間に合ったー!」
あれ?ヘヴィの大剣がないぞ?どこに...まさか、上!?
ヘヴィ:「お前の頭上に俺の大剣を投げた。もちろんそう簡単に投げれるわけではない。重いからだ。なら、軽くすれば良い。そして、お前の頭上にきた瞬間にめっちゃ重くすれば、お前の頭はかち割れる!」
それならば、修行でまた新しく習得した魔法、
プリック:「雲の手、そしてウィンディン!これで遮れる、お前の大剣も!」
技名:雲の手
効果:雲を自在に操る魔法。発生させることも、天空にある雲を操ることもできる。
これで大剣を掴む。しかし、ちょいと雲ってのが不安だから、ウィンディンで下から援護。
これによって...よし、無事ヘヴィの大剣を掴むことに成功!
あとは、霹靂が落ちてくれればおそらくヘヴィも死ぬだろうし、攻略成功かな。
ヘヴィ:「いやー、危ない危ない。初めてだよ、俺の適正の能力をこうやって使ったのは。」
なんで...生きてる!?




