19 魔法バトル大会(ショー) 三幕目 VSポーピーク
ポーピーク:「魔力爆発!」
技名:魔力爆発
効果:魔力を爆発させる魔法。大量の魔力を一点に集めて爆発させるマジク方式と少量の魔力を圧縮して爆発させるアリトメ方式がある。
この吹き飛ばされる際の威力...多分ポーピークはマジク方式を採用しているな。
ウェント:「正直言ってマジク方式使ってる人って魔力無限にあんの?って毎回思うんだよね。」
ポーピーク:「マジク方式の方がコスパがいいんだよ、威力と魔力の。」
え、そうだったの?知らなかったんだけど。ま、所詮1年くらいだし。魔法の練習したの。
ウェント:「ただ、マジク方式よりもダメージ高いバーストがあるんだよ、知ってる?」
ポーピーク:「いや、知らないかも?」
ウェント:「じゃあ教えてあげる。そのなも、水しぶきっていうんだよ!模倣、水しぶき!」
よし、この距離だとせめて1弾くらいは当たるだろ。
ポーピーク:「なるほど、ウェントの適正は{水}なんだね?」
これもたまたまだけどなんか良いな。こういう戦略もありか。違う適正のようにして騙すみたいな。
ポーピーク:「こういう散弾系の技は、驕れる人がやられるから、しっかりとガードを張っていくと。魔力の壁!」
技名:魔力の壁
効果:魔力で壁を作る魔法。強度や、サイズに場所、形状まで選べることができる。
うーん、多分これは適正を見せないように、っていう時と、適正無しっていう2パターンがあるなぁ。
どちらにせよ、一旦ポーピークは基本魔法系の人だな。
実はこれが一番強かったりする。
例えば、火炎系魔法を使われたら水系魔法を使えば対策できる。こんな感じの、確実ではないが常識的に考えたらっていう弱点があるのが属性魔法。
反対に、基本魔法をつかったら対策できる属性魔法はとてもレアであまり使われない。これにより最終的に基本魔法は最強という理論が誕生してしまう。
しかし、それはそのアンチ基本魔法の属性魔法がレアだからであって、相手がそれを使えるんだったら魔力消費の激しいだけの魔法に変わる。
そして、この試験にいた!アンチ基本魔法の属性魔法を使う者が!
ウェント:「おら!このへんの石でもくらえ!」
なに?このへんの石でもくらえって石投げて、狂ったのかって?違う違う。これも敵をがっつり攻撃するためだよ。
ポーピーク:「なにそれ...!ただ、雰囲気がまずいと言ってる。ここは、避ける!」
しかしそれは、ブラフ!本命は...こっち!
上手く引っ掛かってくれて助かるなぁ。しかも、避ける方向まで同じだ。
そう、ウェントは空高くその魔法を練り込んだ石を投げていたのだ。その石が落ちる場所こそ、奇跡的にポーピークが避けたところであった。
ポーピーク:「なんで、こっちに...ファーストウォール!」
焦ってファーストウォールで防いだな。しかし、流石に分かるだろう。その石に練り込まれた魔法が、アンチ基本魔法の属性魔法、凶悪魔法であることが!
ウェント:「大丈夫か?少しずつファーストウォールにめり込んでいってるぞ?」
ポーピーク:おそらくこの石に練り込まれているのは凶悪魔法の神経破壊だろう。もし凶悪魔法の魔法だったら正直我に勝ち目はない。
ポーピーク:「待った!」
えー、それ避けられるのなら最初から避ければよかったのに。なにしてんの?
ポーピーク:「降参する!これは勝てない。そして、ウェントさん、ウェントさんの仲間になっても良いだろうか。」
実況:[ポーピーク選手、降参しました!]
え?急に仲間になる?
ウェント:「ちょっ、ちょっとまった。」
ポーピーク:「何ですか?」
ウェント:「本当に、忠誠を誓うのか?もしや裏切ったりしないよな?」
ポーピーク:「はい。誓いますし、裏切りもしません。」
そ、そう?どうしよう。
ポーピーク:「実は、我らの村では負けたものには忠誠を誓い仲間になれ。的な掟があるんです。我はそれを遂行しようと言った所存です。」
ほーう、そういう村の掟なのか。俺もここに来るまでにいくつかそういう村見たな。
ウェント:「俺も助かるし、一応お願いしとくよ。仲間になってくれ。」
ポーピーク:「なってくれるんですか!?ありがとうございます!」
ウェント:「じゃ、動くか。ポーピーク。」
ポーピーク:「...!はい!」
なんか元よりも心なしか元気になったな。
速く動けと圧もかけられてるし、さっさと楽屋にでも戻るかな。
そして、ウェントの頭の上の数字が更新された。
ウェントブルド選手
155pt




