18 魔法バトル大会(ショー) 幕引き 2 サンボルVSハブ
確かあれは、ちょうど折り返しの時の試合で、次で一旦休みだーって時にあった試合である。
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実況:[それでは、二巡目の第二十五回戦、スタートです!]
その試合で戦っていた人は、サンボルト選手とハブーブ選手だった。
サンボルト:「こっちから行かせてもらうぜ!雷獣!」
雷獣という魔法を使うと、近くに雷のような黄色の大きい狼のような獣が3匹出てきた。
そして、サンボルト選手は3匹の雷獣に指示を出し、動き始めた。
また、ハブーブ選手は先手を取られながらも、冷静に状況を判断し、
ハブーブ:「暴風。」
そうやって軽ーく技を出して、強い風を吹き出した。
その暴風には耐えることができず、雷獣とサンボルト選手は、1匹を除いて全てハブーブ選手とは反対側の壁に飛んでいった。1匹を除いて。
その1匹は、すでにハブーブの背後までたどり着いていたのだ。そして、噛みつくと、同時に魔法がおそらく無詠唱で発動した。
その技は、一瞬で視界が白くなって消え、何も音が聞こえなくなるほど強い攻撃だった。おそらくその音によって分かった魔法の内容は、雷を落とす。そんな内容だと予想ができた。音が大きすぎて定かではないが。
しかし、ハブーブはこれを避けていた。おそらく。見えなかったから確実ではない。ただ、あんなすごい攻撃を受けてなお、ハブーブには雷獣に噛まれたあとしかなかった。
ハブーブ:「刃風」
そう言うと、ハブーブ選手から斬撃のような風が吹いていった。
なぜ斬撃のようだと分かったかというと、サンボルト選手のお腹の方の体に斬撃のような傷ができたからだ。
そして、サンボルト選手は絶対絶命の中、最後に雷の魔法を使った。
サンボルト:「───」
その魔法は、声は小さかったから良く聞こえなかったが、再び雷系の魔法を使ったことは確かだった。
その攻撃は、しっかりとハブーブ選手に命中した。
そして、ハブーブ選手は焼かれて炭になり敗北、サンボルト選手は魔力切れか体力が少なくなったかで倒れ、沈黙の戦場となった。
しかし、観客席からでは、
観衆:〖あんな傷がすごい中で勝ったぞ!〗〖すげぇ!〗
と、うぉー!という雰囲気で、活気溢れる、ただハブーブ選手を応援に来た人はしょんぼりという、なんとも面白い観客席となっていた。
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話は戻し、あの雷を落とす魔法が、もしかしたら真似できるかもしれないってことだ。
もちろん、まるまるパクって適当な真似の魔法は私にはできない。
しかし、天候に関わる魔法だったし、ワンチャンアレンジしたりなんなりしたら使えるんじゃね?ってことだ。
ということで、一度外に出て試してみよう!って訳にもいかず止められましたとさ。一人練習はできずだから、実戦で決めるしかないな。
これがもし実現したら、かなりのダメージソースになってくれるし、死ぬ気で、ぶっ倒れる気で創造しなくては。この雷魔法、───を。
実況:[次は、ウェントブルド選手とポーピーク選手の勝負です。お二人は───]
プリック:「頑張れよウェント!」
ウェント:「おう!頑張ってくる!」
とりあえず、ここはウェントの応援をしておこう。
────────────────────(ここからはウェントの心の声)
さぁ、一戦目はかなりのギリギリで勝てたけど、こっから勝てなくなったりするかもしれんな―、俺。
ポーピーク:「すみません、ウェントさん。」
ウェント:「ん?どうした?」
ポーピーク:「ウェントさんって、ポークとビーフ、どっちが好きですか?」
なんじゃこのデブ。あぁいい間違えた。ふくよかな人。なんで急にポークとビーフの好き嫌い聞かれるの?
ウェント:「サックドホッドだったら、ビーフ...かな?」
ポーピーク:「分かりました、全力で殺しにかかりますね。」
ミスった―...!ポークって言えばよかった!
案内人:「すみません、移動お願いします。」
ポーピーク:「流石に嘘ですよ。人の好き嫌いで殺しはしません。」
ウェント:「よかったー、安心。」
ポーピーク:「まぁ、負けてあげるとはいってませんけど。」
ウェント:「いいや、俺が勝つね。勝ってあげるよ。」
実況:[フェイスオフもその辺りにしていただいて、二巡目の第四十六回戦目、開幕です!]
補足というか、余談というか...タイム
サックドホッドってのは、食パンを肉で挟み、ライスペーパーを使って持って食べる朝食に人気のご飯。野菜を挟むと栄養が良く取れるため、そのトッピングも人気。




