21日目
私はそろそろこの日記に一つの終わりを告げようと思う。
ねえ、そこの君。
たまたま私の日記を見つけたんでしょ?
良くここまで読んだね。しんどかったんじゃない?
終わりのない地獄。
私はそれを書きたかった。
確かに私は地獄にいたのだという形が欲しかった。
その形は、誰かに見られるだろう。それが確かに存在する以上は。
今まで書いたことは、何一つ嘘じゃなく、これを読んでいる君の世界で起きたことだよ。
空想じゃないんだよ。
これを読んだ君は、人を傷付けたことがあるかな?
「無い」って思った君は、考えを改めた方がいい。そういう奴に限って人に迷惑をかけたり、無意識に人を傷付けまくっている。
私も然り、君も然り……
傷付けられた痛みを理解すべきだと思う。
それが理解出来たら、大事な人の心の傷を多少なりとも軽減できるかもしれない。
これ以上誰かを傷付けることが無いのかもしれない。
人は心を持った存在だから。
道具でもなければ、玩具でもない。
硝子の様に繊細で、その中の気泡の様に儚い。
人の心は美しいとは思わない。
だけど、捨てられないものだから仕方ない。
人間に宿る21gの価値を見いだせれるとも思えない。
私は明るい話をすることはできない。
私は暗い人間だ。
暗い人生を歩んできたから、どうしてもそうなる。
それでも、まだ希望は見出せる。
ギリギリを生きていられる可能性がある。
何とかして、私は幸せを感じてみたい。
どうにかして、一度でも、「生きたい」って思ってみたい。
罰を受けることにはもう慣れた。
幾らでも、罰を受けてもいいから、幸せになる権利なんて無くてもいいから。
私に「普通」を教えてほしい。感じさせてほしい。
これを見た君は、今の私を見てどう思ったのかな。
10年後に私は自殺をしていないかどうか、賭けてみよう。
10年後に答え合わせ。それまでに死ぬとか止めてくれ。つまらない。
負けたら……ん-、ジュースの奢りでいっか。
正直言って、私以外は誰も死んでほしくないんだ。
私が死ぬことによって少しでも死に近付かせてしまうなら………私は死ねないな。
じゃあ、またね。10年後に会おう。
それまで、頑張って日記を書き続けないといけないじゃん、めんどくせえ………




