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転生皇女はヤンデレ達と遊びたい  作者: 池田ショコラ
第1章 ここは私の楽しい異世界
19/84

間話 レイ・クレバンスの日記2

ーレイ・クレバンスの日記2ー


本日の姫様


・7歳308日

・身長111.8cm

・体重20.4kg

・体温36.8℃

・魔力量:紫

・排泄:8回


・朝食

サラダ

白パン

人参ポタージュ

・昼食

ピザ

マカロニサラダ

・夕食

ほうれん草のソテー

鶏肉のレモン煮

エッグタルト


すでに侍女長及び姫様に不要な者は排除済みです。

侍女の分際で姫様を名前でお呼びするとは、やはり不要です。これでようやく姫様のお髪を整え、結うことが出来るようになりました。

……お着替えは姫様が開発した瞬間着替え魔法により不可能となり、私は服を選ぶのみとなってしまいましたが、盗聴魔具は髪飾りに偽装できるので問題はありません。

 

・ドミニク・オブロン侯爵子息

アークリガリットの魔具師であることが判明。

新しい片眼鏡をいただき、頭痛が治る。

私が用意できる賄賂では買収不可。

姫様に正体不明の魔具を装着させた疑いあり。

政治的影響は計り知れず、排除は姫様に不利となる。


・ハンス・レガリウス辺境伯。

姫様と計2回の接触あり。

1回目はエレナ・レビュート侍女長の手記より発覚。

2回目は阻止できず。

姫様は1回目の接触に気づいておらず。

彼が姫様に与える影響は未知数。

排除は不可能……。


 ♢

 

 私が姫様に仕える2年前。ハンス様が辺境伯となり初めてクレバンス伯爵邸にいらした時、あまりの魂の暗さに気圧されてしまいました。

 まるで獲物を探すような視線が私の魔眼を捉えると、途端に笑顔になられ、その日からハンス様による実技指導が始まりました。


「レイ君はその魔眼のせいで魔力量が劣っていますね。であれば、強化魔法を極めてください」

「強化魔法、ですか?」

「ええ。面での制圧には期待できませんので、ただ1点のみを貫いて下さい。この様に」


 その時ハンス様の右手が持つ銃から放たれた弾丸は、ハンス様の左手を――幾重にも重なる魔力層を弾丸が貫く――のを、私の魔眼が捉えました。

 

「1点のみ……」


 ハンス様の左手を貫いた弾丸は林の木を何本かを貫き、止まりました。

 すぐにハンス様の左手の穴は塞がり、何ごともなかったように微笑まれました。

 

 その後幾度か模擬戦を行い、ハンス様は去って行きました。


 あの時見た魔力層を貫く弾丸が今も忘れられません。

 彼は一体何者なのでしょうか……?


 

 ハンス様の幼少期は不詳。

 当時レガリウス帝国だけがクランツェフトへの併合を拒み続け、3ヶ国連合部隊に侵攻された後、レガリウス帝国皇子である当時0歳のハンス様は行方不明となりました。


 表舞台に顔を出した時にはすでに辺境伯の地位に着いており、現在は旧レガリウス帝国領を魔物の侵略から守っている傍ら、才能のある若者の家庭教師をしているそうです。


 ハンス様の家庭教師はとても人気があり、授業を受けたら必ず出世すると言われております。そのため大小様々な貴族達が是非我が子を、とおっしゃっているようですが、何しろ気まぐれな方なので、なかなか受けることは難しいようです。


 しかし噂では、ハンス様の弟子や教え子はなぜか不審な死を遂げている、と言われております。

 そのような人物に姫様は目をつけられてしまっている。

 その事実が恐ろしくもありますが、姫様なら……もしやあの暗き魂に、切先が届きうるのではないだろうか、と思わずにはいられません。

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