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幼馴染にフラれた俺は女子高の王子に癒される  作者: おおあし


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第24話①

茉白の衝撃的な告白は、3日目になっても冷める事はなかった。

学校中の生徒が、変人が聖人になったと騒いでいる。

その表現は如何なものかと思うが、実際茉白は別人のようだった。

今の茉白なら、きっと誰とでも仲良くなれるだろう。

今も、クラスメイトと楽しそうに談笑している。

そんな茉白の姿を、心愛は遠くから眺めていた。



 (あれが、茉白と鷹辻君の秘密だったのね)



真っ白な髪、千紘と茉白が隠していた秘密で、2人の確固たる繋がり。



 (茉白は覚悟を見せてくれた。なら、今度は私だ)



 「委員長ー!時間だよー」



青葉に呼ばれて、心愛は体育館に入る。

この劇で何が起こるのか、心愛だけが知っている。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



文化祭3日目の昼、ここからは体育館で2年生による劇が連続で行われる。

今年の文化祭の全てを持っていったと言っても過言では無い茉白は、学校に来ていなかったからか、劇には出ないようだ。


千紘は、舞台裏で衣装のマントを附けたり、道具の確認などをしている。

舞台上ではちょうど、杉人のクラスの劇が行われている。

コメディ要素が強い劇のようで、笑い声が聞こえてくる。



 「うわ〜、盛り上がってるな〜……」



その光景を見て、王子役の青葉が少し萎縮しているのが分かる。

千紘も、セリフがないとはいえ、舞台の上に立つ事など慣れていないため、鼓動が早い。

そんな中、一人静かに瞑想をする心愛が居た。



 「結構落ち着いてるんだな」


 

千紘がそう話しかけると、心愛は笑顔で言う。



 「今更緊張しても何も変わらないもの。練習してきた事を、しっかり出し切るだけ」



さすが生徒会と言うべきか、舞台の上に立つ事に慣れているようだ。



 「そうやって言えるのはすげーな。俺なんて、手が震えてるぜ」



そう言って、千紘は緊張で小刻みに震えている手を見せる。

すると、



 「え!?ちょっ!?」



心愛は突然、千紘の手をギュッと握る。

まさかの行動に、千紘は動揺する。



 「大丈夫。鷹辻君にセリフはないでしょ?」


 「そ、そうだけど……って、そうじゃなくて!」


 「大丈夫、きっと成功するから」



心愛は手を離し、千紘から1歩離れる。



 「どう?震えは止まったでしょ?」


 「あ、ああ……」



心愛は、ニコッと笑う。

そんないつもと違う様子の心愛に、千紘は首を傾げる。



 『これより、15分の休憩を取ります。休憩の後は、2年1組による、シンデレラです』



そうこうしているうちに、千紘達のクラス出番がやってくる。



 「よーし!みんな!絶対成功させるぞー!」


 「「おー!」」



青葉の掛け声で、クラス全員で声を上げる。

千紘が困惑する中、劇 シンデレラが開演する。

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