表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/33

9 ゆっくり空を飛びたいな。

 ゆっくり空を飛びたいな。


 相手機は新型機だった。この間相手にした機体の個人的にカスタムをした機体のようだ。カラーリングは黒。ハラは敵機に弾丸を叩き込んだ。

 新型機の機銃は一門。でもその性能は高い。落とした。ハラは直感する。でも相手機はハラの弾丸をかわした。ハラは驚く。そしてそのまま相手機の横を通るようにして嵐の中ですれ違う。

 当たらなかった。こいつ。私よりも飛行機乗りとしての腕が上なの?

 ハラは飛行機を上昇させる。速くて自分の思い描いた通りに飛行機は動く。飛行機の性能がハラの飛行機乗りとしての腕にちゃんと追いついている証拠だった。

 ハラは相手機の後ろをとる。新型機じゃなかったらたぶん私は今日ここで死んでいた。でもこの飛行機なら勝てるかもしれない。飛行機乗りの腕は負けていても、飛行機の性能ではたぶんこちらが勝っている。

 ハラは弾丸を撃つ。しかし相手機はまるで後ろにも目があるようにハラの弾丸をかわした。相手機は動きを変えて嵐の雷雲の中に身を隠そうとする。それをハラは阻止しようとするが止められない。すごい。こんな飛行機乗りがいるんだ。世界は広いな。ハラは思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ